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新作男着物:左志め織物五百機小紋「男着物展で展示」のお知らせ

2023年8月31日 12時17分

9月15日(金)15時オープンの京都wabitas男着物展:東京南青山(表参道)決算セールでは、これまでお知らせしてきたように、この展示会には沢山の男物商品を用意していますが、先日ご紹介した栄時袴など新しく新商品として扱う商品も多数あります。今回ご紹介する着尺もその一つです。

米沢織物のメーカー左志め織物さんの逸品「五百機小紋」を、この展示会から扱うことになりました。

ご存じの方も多いと思いますが、左志め織物さんは元々米沢織雨コート地のメーカー(機屋さん)ですが、雨コート地の材料(糸)及び織機を活かして、今では雨コートだけでなく着尺や帯など様々な織物を作っておられる米沢を代表する織物メーカーさんです。

全てハイクオリティな商品ばかりなのですが、そんな左志めさんの扱われている商品の中で、この度の男着物展にあわせて、五百機小紋の男物用織物着尺を新しく揃えることにしました。

選んだのは青海鮫や万筋にお召十など格調ある柄のタイプをそれぞれ揃えました。

特に凄いと思ったのが、細かな万筋の江戸小紋着尺を織で作っていることです。

※万筋の織物男着尺:五百機小紋

凄く粋で、凄く繊細で、凄くいい質感に驚くばかりの作品です

普通の糸使いの織機で織ると、こんなに綺麗な反物に仕上がりませんので、丹後の機屋さんなどに頼むと、殆どの機屋さんが嫌な顔をされて、受けてもらえないので、はじめてこの反物を見せてもらった時に、凄く感激してしまいました。

シックで上品に粋な高級織物男着尺です

万筋は全て黒経糸ですが、緯糸の色を変えて3色ほどあります。

※青海鮫の織物男着尺:五百機小紋

こんな細かい模様をジャガード織機(紋織)で綺麗に織るなんて凄すぎます。

粋です

※四菱になった菱菊の織物男着尺:五百機小紋

万筋や青海鮫は経糸が黒でしたが、このタイプは白っぽい生成りの経糸で織ってるタイプを選びました。

裃文様の格調ある柄を織って光沢感が出ている男着尺ですが、男性だけでなく女性にもおすすめできる上品で格式ある織物着尺です。

※お召十文様の織物男着尺:五百機小紋

【黒の経糸】

そして【生成り経糸】

そして

【ベージュ系の経糸】

細かな地模様が光沢と相まってハイクオリティな織物に仕上がつています。

同じ模様ですが、経糸や緯糸が変わるだけで、それぞれ別ものになって、それぞれに良さを感じます。

裃文様は江戸小紋同様に格もあり、細かま小紋ならではの良さがあり人気です。

男性はモチロン、女性の方も好まれるタイプです。

※網代文様の織物男着尺:五百機小紋

最もカジュアル感ある小紋柄ですが、これだけ上品に仕上がるとセミフォーマルにも扱えそうです。

模様がくっきりしている分、光沢が綺麗ですね。

この網代模様は、焦げ茶もありますので、東京の展示会にお持ち致します。

主な柄はこの4柄で、東京の男着物展でお披露目させて頂きます。

機の専門的なことを詳しく述べると凄く長くなるので、商品が素晴らしいと感じたことや、特徴を簡単にご説明致します。

見た目の素晴らしさはモチロンなのですが、持った時に他の機場の織物と全く違う感じがしました。

しっかりした打ち込み(織)なのに、しなやかで柔らかく、何よりも軽いです。

軽いと言っても薄物のような軽さではなく、適度な重さと思って下さい。

それは、冒頭で述べたように、左志め織物さんが元々は雨コートだけを織っていた機屋さんだからです。

和装の雨コート地は、21中の上質の細糸で織るため、まるで羽二重のようなツルっとした艶のある織物です。

左志めさんの織物は、この男着尺も含め細い糸で織っているので、持った時の質感が凄く優しいのと、凄く丈夫なのに1反の重さが軽く、正に軽くて丈夫なんです。

確か説明では21中の糸を3本で織っているというように説明を受けたと思うのですが、その辺は省かせて頂きます。

【八丁撚糸を緯糸に使用】

そして、この男着尺は緯糸に八丁撚糸を織ってあります。

八丁撚糸というと、水をかけながら撚りを掛ける撚糸のことで、白鷹お召のようにシボのある御召に使われたり、縮緬に使われたりする強撚糸です。

鬼シボの縮緬や、白鷹お召など強撚糸を織った織物は、織り上がって湯もみをすることで、強撚糸の縮もうとする力で、独特の凹凸のシボが生まれるのですが、この五百機小紋も八丁撚糸を織っているのに全く凹凸のシボがないのです。紬のような無地織物のように表面にシボがなく絹の温もりを肌で感じられるような質感なのです。

何故かというと、五百機小紋に使用している緯糸(八丁撚糸)は、糸の段階で先に湯もみ(湯通し)して、織る前に糸を既に縮ませてあるのです。

鬼シボ縮緬などによくある特徴で、織り上がった後で生地が元の幅よりも縮んでしまうというデメリットがあるのですが、この五百機小紋は糸の段階で縮んでいるので、織り上がった後に縮むことがなのです。

しかも、八丁撚糸を使っているので、丈夫でしなやかな生地で、無地感なのにシワになりにくいという、正に上質でハイクオリティな織物なのです。

男性は活動することが多いので、丈夫で軽くシワになりにくいというワードが揃っているこの着尺は、正に男着物にうってつけなのです。

八丁撚糸を使った織物なので、いうなれば御召なのですが、御召独特のシボがなく、小紋柄を織っていることから、敢えてお召とは言わずに、五百機小紋と呼ばせて頂きます。

京都wabitasには沢山の男性ユーザー様がおられるので、全ての方におすすめしたい逸品です。

そんなハイクオリティな逸品を、まずは東京開催の男着物展で発表します。その後(10月~)は皆様に見て頂けるように、京都のショールームに常設していきますので、是非見に来て下さい。

以上、東京の男着物展で展示する米沢の左志め織物謹製男着尺:五百機小紋のご紹介でした。

男着物展のご来店お待ちしてます。

着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)

男着物展【東京】9/15~9/17開催

2023年8月18日 12時01分

先日よりお伝えしてきたように、9月15日(金)15時開場~17日(日)14時閉館の三日間の日程で、着物通販サイト京都wabitasが東京で男着物展を開催します。

男着物を広める目的で、これまで京都wabitasでは、御召を中心に高級織物着尺など数々の男物商品を揃えてご提供してきました。

今回初となる男物商品だけの展示会ということで、ワビタスの定番商品はモチロン、この秋に向けて仕入れた超特価紬など含めて、多数の商品を東京に持ち込み展示させて頂きます。

お召、紬、染物、袴地、袴、角帯、羽織紐、羽織裏地、着物裏地、男長襦袢、訳ありB反品

営業時間は下記の通りです

9月15日(金)は15時オープンで18時閉店

9月16日(土)は10時オープンで17時閉店

9月17日(日)は10時オープンで14時閉店

予約制ではありませんので、ご都合の良い時間にお越し頂いて、自由に商品をご覧頂けるフリーマーケット形式になります。

【事前予約特典について】

予約制ではありませんが、事前に「行きます」というご予約を頂いた方には、お得な割引クーポンをご用意させて頂きます。

「〇日の○○時に行きます」という予約でなくても「三日間のうちに行きます」というようなご予約でも結構です。

お申し込み方法及び予約について】

お申し込みは簡単です。

京都wabitasのwebサイト【お問い合わせフォーム】をクリックして、住所など詳細を入力して「東京の男着物展に行きます」と打ち込んでお申し込みいただくだけです。

お申込み頂けましたら、案内状及び入場券+割引クーポン券をお送り致します。

ウエブからは難しいという方は、お電話でも受付させて頂きます。

TEL075-342-2088(平日9時~17時)※9/16・9/17は電話対応不可

9/16・9/17の期間中の連絡先は下記↓にお願いいたします
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
LINE(※チャット対応のみ:通常は平日9時~17時)
ウェブサイトのお問い合わせフォーム

気軽にお申し込み下さい。

【見るだけでもOK】

「京都wabitasのことは知らない」という方は「行くと、買わないと帰れない」と不安に思われたり、お気遣いされる方もあると思いますが、全くそんなことはありません。

初めての方は、「どんな商品があるのか、見るだけ見てみたい」ということでも全くOKです。

買わないと帰れないということはありませんので、その点ではご安心下さい。

フリーマーケット形式なので、じっくり時間をかけて、品物を自由に触ってご覧頂くことができます。

呉服屋さんや百貨店の呉服売り場で品物を見るより、リラックスして品物をご覧いただけることをお約束します。

【事前予約の割引クーポンについて】

ご予約頂いた方にはお得な割引クーポンをお送りします。

その内容は仕立て料金¥6,600割引券、撥水ガード加工無料券、商品代金¥5,500分の割引券です

決算セール

今回は年に2回ある決算セールの時期にあたりますので全てではありませんが、決算セール価格の商品や在庫処分品、産地のアウトレットセールなどお値打ち品を多数ご用意しています。

若い方や、着物初心者の方用に、超お手頃価格の紬のアンサンブル(羽織&着物地2反分)大処分¥19,800もございます。

【商品内容】

≪御召・紬≫(着尺:反物)

「2本かみ織」特選かすみ御召(ワビタス謹製)

牛首紬の男着尺

牛首紬は白生地もお持ちします

加藤手織りつむぎ謹製のキングサイズ幅の牛首紬に、ろうけつ染でお洒落に染めた逸品です

牛首紬は白生地もお持ちします

紬は他に安価な反物も多数ご用意します。

白たかお召(小松織物工房)、長井綾織(長岡織物)、万筋やお召十文様など五百機小紋(左志め織物)

長岡織物綾織り着尺

左志め織物謹製御召小紋

その他、米沢お召(東匠猪俣)、丹後お召、西陣お召など様々な御召着尺がズラリと揃い、ご覧頂けます。

丹後お召(男着尺)

西陣お召:鳥居良謹製蓬莱

≪単衣モノ≫

浜縮緬や小千谷紬などの薄物染着尺や、薄物羽織地染羽尺などの夏単衣用反物

≪袴≫

西陣織袴地、米沢織B反や処分品の袴地などの反物になった袴地を仕立て込価格でお求め頂けます。

西陣織仙台平(仕舞平)鳥居良謹製茶㐂千筋袴

また、この男着物展では栄時袴という、スーツ地で誂える素晴らしい袴も発表します。

栄時袴

既にご存じの方も多いかもしれませんが、誰でも簡単にズボンを履くように、サッと履ける袴もご覧頂けます。

当日は私も着用するので、是非お見せしたいと思います。

袴の結び、「締め方が難しい」「覚えるのが面倒」という方や、カジュアルに袴を履きたい、ビジネスで海外に行く際、「スーツでなく着物を着たい、袴をカッコよく履きたい」という方には、必見のスーツ地袴です。

サッと履いて、ベルトを締めるだけで着姿完成の、画期的な袴です。

この袴を見に来るだけでも価値ありです。

【訳あり品、処分品】

大好評の「少々難アリ」B反品もお値打ちですが、他にB反では無いのに半端品や産地の見切り品などを処分超特価でご用意します。

カジュアルな真綿縞紬の着尺反物が¥27,500~や、元は10万以上で販売していた染物着尺を決算処分特価など、B反品よりもむしろそっちの方がお値打ちかもしれません。

初心者向けなら、紬のアンサンブルが疋物(上下2反分)で2万円以内の1万円台でご提供できる商品もございます。

その他、新作なのにアウトレットセールな反物など、多数の男着尺(反物)が揃います。

【角帯】

逸品モノの高級角帯~超お手頃価格の角帯まで、沢山の角帯をお持ち致します。

モチロン全て天然繊維の商品で、ポリエステルの帯はございません。

【裏地】

長着の裏地は正絹羽二重の通し裏地

羽織の裏地は、手描き友禅で絵を描いた額裏地や、カジュアルな京友禅染小紋柄の羽裏をお持ちします。

【長襦袢】

正絹反物を中心に、おしゃれな丸巻き友禅の長襦袢になります。

東京染小紋(金田染工)の粋な江戸小紋柄の長襦袢に、京友禅の老舗岡重の長襦袢などご覧いただけます。

上は岡重友禅の龍虎、下も岡重の長襦袢

東京染江戸小紋長襦袢(当日は写真とは異なる色が揃います)

【その他】

反物など以外に、雪駄や羽織紐、半衿など和装小物もお持ち致します。

仕立て・誂え

モチロン、この催事期間中は商品販売をすると共に、仕立ても承ります。

京都wabitasでは、国内手縫い仕立てと、国内ハイテク仕立ての二つの国内縫製で、完全お誂えのフルオーダーによるオーダーメード仕立てを承っております。

お持ちの反物を期間中に持ち込んで、裏地を選んで仕立てを申し込むということもOKです。

割引クーポンを使えば、お得に誂えられますよ。

【お支払い決済方法】

決済方法は各種クレジットカード(1回払い)、後日振込による銀行振込、現金払い、代金引換などの決済方法に加え、PayPayなどのQRコード決済も可能です。

【ご購入頂いた商品について】

ご購入頂いた商品は、お持ち帰りもできますが、中身など再検品するため一度京都へ持ち帰り、発送~お届けになります。

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恐らく、これだけ男物が揃ってご覧頂くことができる展示会は、そんなに無いと思います。

しかも決算セールも絡み、価値ある展示会になること間違いナシです。

一人でも多くの男性の方に男着物を着て頂きたいという、男着物を広めたい想いで開催させて頂きます。

東京を中心に、関東在住の男性きものユーザーの皆様はモチロン、
ご主人様と着物を着て一緒にお出掛けしてみたいという着物ユーザーの奥様方も、是非ご主人様と一緒にご来店頂ければと思います。

沢山の方々からのお申し込みをお待ちしております。

以上、東京で開催する男着物展についてのお知らせでした。

着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)

新ブランド小紋「和浪漫」

2023年8月9日 15時23分

7月の祇園祭り催事で発表した着物通販サイト京都wabitasだけの新ブランド小紋は「和浪漫」というブランド名で、ウェブサイト及び京都のショールームでお求め頂けるようになりました。

夢二のような大正浪漫的な、レトロでアンティークに、それでいてシンプルにおしゃれな着物

をイメージして作った小紋です。

「和浪漫」というブランド名も、そこから関連したイメージから決めました。

色は全8色あります。

■ 小紋「和浪漫」モノクロ:グレー 

小紋「和浪漫」ターコイズグリーン

和浪漫:正絹小紋エメラルドブルー

ワインレッド

モスグリーン

マスタードイエロー

マロンブラウン

ワイン

大きさの異なる市松格子が詰まった、東京染風の柄を染めた無地感の小紋です。

カラフルなカラーとシックなカラーがバランスよく、どの色も素敵な小紋に仕上がっています。

【少し手の長い女性に嬉しい40cm幅】

生地は丹後ちりめん変わり三越の40cm幅を選び、少々手が長い女性の方にも仕立てが対応できるように心がけました。(裄≒1尺9寸8分:75cmまで対応)

普段のお出掛け、カジュアルパーティー、お食事会、観劇などに着こなして頂ける着物として、また大正浪漫風なので、羽織にもおすすめです。

京都wabitas創作オリジナル小紋「和浪漫」は、秋に向けて一押しの商品です。

ウェブサイト京都のショールーム、また10月13日~15日には東京で紬・小紋展を開催する際にも揃えて、出来る限り沢山の方にご覧頂けるように取り組んでいきたいと思いますので、宜しくお願い致します。

着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)

リネン&ヘンプの着物「訳あり」

2023年8月7日 12時05分

着物通販サイト京都wabitasでは、麻素材を使って着物~羽織~長襦袢~肌着類まで、様々な商品を創作してウェブサイトで取り扱っています。

そんな麻を使った創作品の一つに、9月や10月にも着れる本麻素材の単衣着物:リネン&ヘンプの着物があります。

経にリネンの糸、緯にヘンプの糸を使って織った、一見デニム地のような生地を使った商品です。

アパレルのテキスタイルから探して、和装用に織って着物地として数年前から取り扱いはじめました。

最初は新しい取り組みということもあって、浸透するのに時間が掛かりましたが、じっくりと時間をかけていくうちに、徐々に浸透し始めて、今では注目商品の一つに成長しました。

数年前に発表した時のタイプは、格子チェックの彩りがオシャレな市松模様3色です。

こちら3色は今でも好評です。

デニム地に見えるのは、糸染をルポワン染という中を白く残す技法で染めたリネンに適した糸染で、織り上がるとカジュアルでオシャレな仕上がりになります。

そんなリネン&ヘンプの着物(着尺)ですが、今年(2023年)に新しいタイプが出来上がりました。

ストライプのタイプで、5色の色を厳選して織ったのですが、これもオシャレで素敵な色に仕上がって来ました。

まず最初の3色が完成して、その出来上がりに凄く満足いくものに仕上がってきました。

金茶

ターコイズ

カーキ

着姿を見ると、更に素敵です。

既に好評で、今年の秋に街で見かけることがあるかもしれません。

そして、遅れてあと2色が織り上がってきました。

色はワイン系とグレー系の今までに無い色を発注しましたが、

出来上がりを見て、「あれっ、オシャレだけど何かが違う」と感じました。

ワインカラーで選んだタイプがこちら

レトロでシックな色調で、凄く粋でオシャレな着尺です。しかし、色彩がこちらが発注したワインカラーではないのです。

スグに産地に問い合わせて調べてもらったら、経糸の色を違った色に染めているという、間違いが発覚しました。

ちょっと残念ではあったのですが、発注カラーとは違うものの、「不幸中の幸い」というか、凄くオシャレな無地感な仕上がりになって出来上がってきました。

茶系の色とパープルの組み合わせが絶妙で、織物ならではの色彩になっています。

粋ですね。

もう1色はグレー(モノトーン)

このタイプが一番デニム感が出ていて粋です。

着物にしたら着姿がどんな感じになるのか興味深いです。なのでそれぞれ長着に仕立てしてみました。

シックな帯と合わせたコーディネートの着姿です。

いいですね、大人っぽいというか癖が無くオシャレです。

 ウェブサイトは↓ ↓ ↓ ↓ ↓

■ デニムのような本麻着尺【反物】 リネン&ヘンプ単衣<赤紫>

角度を変えて見ても素敵です。

シックな帯を併せましたが、帯の色を変えるとまた違う趣になりました。

こちらもいいですね。

そしてグレー

■ デニムのような本麻着尺【反物】リネン&ヘンプ単衣<グレー>

モノトーンカラーの着物に黒とシルバーの半幅帯を併せてみたら

超シックにカジュアルな着物になりました。

本当にデニムのような感じで、凄く素敵です。

後ろ姿も粋です

ということで、只今リネン&ヘンプの着物及び着尺は、全8色(タイプ)になりました。

そこで、本日ご紹介している色間違いの2色ですが、色が違っているという理由を「訳あり」として産地と話し合った結果、赤紫とグレーこの2色だけ他の色より価格を下げてご提供させて頂くことにしました。

今年は特に気温の上昇が高く、猛暑や酷暑という言葉が頻繁に飛び交いそうな夏になりそうで、夏が終わってからの9月や10月も残暑が厳しそうで、夏が10月まで続くと思っていた方がよさそうです。

しかし、和服(きもの)は季節によって着こなしが変わり、暑いと言っても9月後半から10月に浴衣や小千谷ちぢみのような夏着物を着るのは人目を凄く気にします。

この単衣の時期には綿の着物を着る方が多いですが、お客様の声を聴いてますと、綿の着物は暑いということをお聞きします。

このリネン&ヘンプの着物は、見た目がデニム(綿)で、素材は夏向きの麻100%なので、9月、10月のお出掛け着物として、重宝すること間違いナシと思い創作した商品です。

麻素材の特徴でもある、通気性が良い、吸湿性に優れて熱を外に出す、乾きが速い、接触冷感があるなど、麻が持つ天然の機能性に加え、緯糸に使っているヘンプの機能:抗菌性が強くて紫外線から体を守るなどを併せ持った優れモノです。

実際に着用してみたのですが、軽くて熱が籠ることがなく、汗をかいても臭くならず、清潔感を保ってくれるという効果を体感できました。

リネンのルポワン染した糸を使っているので、打ち込みすぎると重たくなるため、通気性を出すため隙間を空けて、透かしのある生地に織ってあります。

なので仕立てをする際には、居敷当を付けることをおすすめします。

リネン&ヘンプの麻キモノ及び麻着尺は、着物通販サイト京都wabitasのウェブサイト並びに、Yahoo!ショッピングで取り扱っています。

京都にあるショールーム】にも現品があります。

現品を触ってみてみたい、着装してみたいという方は、ショールームへお越しください。

以上、リネン&ヘンプの麻キモノについてのお知らせでした。

着物通販の京都wabitas(ワビタス)

絣の技:必見、伝統工芸士謹製米琉絣手織り紬

2023年8月5日 7時18分

山形県の米沢・白鷹・長井周辺の地域を置賜といい、そこで創られる織物を「置賜紬」と言います。

京都ワビタスでも、白鷹お召や長井紬などの高級織物の逸品を定番品として扱っています。

今回ご紹介する新しい「紬」もその一つで、長井にある長岡織物さんのご主人でもあり、置賜紬の絣の技術を認められ、絣の伝統工芸士として活動されている、長岡正幸氏による「米琉絣」の手織りで織った総絣の逸品物の高級紬です。

全4タイプを織って頂くように発注して、1年以上かけて順番に織り上がってきています。

頼んでいたタイプで最後の4柄目が織り上がり、4タイプ全て揃いました。

■ 紬の逸品本場米琉【絣】 ≪長岡正幸謹製手織り絣紬≫

最新柄

これぞ誰が見ても絣を織っていると分かる、プレミアムな紬の着尺です。

2022年の5月頃に産地仕入れのため山形県の米沢へ出張した際、この絣の紬を発注することになりました。

其の経緯など説明させてもらいながら、商品をご紹介させて頂きます。

産地仕入れに行くときは、小売り店としてではなく、卸メーカーとして何軒かの機屋さんに行くのですが、白鷹の小松織物さん、長井の長岡織物さんには、必ず寄らせて頂くようにしています。

この時は、主に白鷹に用があったので小松織物さんにだけ行って帰るつもりでしたが、お供をして頂いてるメーカー問屋さんが、「長岡さんも寄ってあげて下さい」と、予定には入ってなかったのに急遽寄ることになりました。

長岡織物さんの商品はとても素晴らしいので、これまで何回も発注してきた分の在庫があることから、何も発注できない状況でした。(ウェブサイトにその商品がございます)

今までは主に綾織の着尺を定番にしてきたのですが、長岡さんは絣の伝統工芸士なので、今回は絣をお願いしてみてはどうか、そんな風に考え方を変えて見ました。

そこで、長岡さんに直接こう言いました。

「長岡さんで、一番難しく、一番高級で、一番絣らしい織物を見せて下さい」

そしたら長岡さんが、

「ここ何年もの間、そのような高難度な最高級の絣の織物を織っていない」と言われるのです。

ここ数年されている絣は、間隔を空けた飛びで入れたりしたものなど、比較的価格を抑えるための仕事ばかりで、「そんな重たい絣の仕事はしていません」ということです。

そして、しばらく考えられてから「ちょっと待って下さい」と言われて、奥から昔やったサンプルブックを出してきて下さいました。

これまでしてこられた沢山の作品の中から、昔はこんな「小絣」を「総柄でやってました」と言われ、見るからに凄そうな絣の作品を見せてくれました。

それは、小絣が反物全体に詰まった総絣の素晴らしいものでした。

着物通販サイト京都wabitasは、古典や伝統工芸を重んじた作品を扱い、リーズナブルな価格設定にして、高級着物を広めることを一つの目的としています。

なので、

この小絣のサンプルを見せて頂いた瞬間に

「これを扱いたい」という想いが沸き上がり、全4タイプを発注することになりました。

長岡さんも、「ここまでの大仕事をするのは、本当に何年ぶりかです」ということで、創っていただけることになりました。

その第一弾で織りあがってきたのが、この米琉絣の手織り紬です。

(第一弾ができたのが、10月末なので5ヶ月近くかかりました)

■ 創作手織り特選絣紬「伝統工芸士の逸品」 ≪長岡正幸謹製:米琉絣≫

遠目に見ても、近くで見ても、絣の良さが伝わってくる作品になっています。

もう1タイプ焦げ茶の「これぞ絣織物」といえる逸品

この次に出来上がってきたのがこちら

藍色系の色彩が素敵な逸品は、これも超小絣の紬です

これだけの絣を斜めに均等に見せるように織るのは、至難の業ですね。

最後の柄が最も絣らしい十字絣紬です

これら全て正真正銘伝統工芸士謹製なので、経済産業大臣指定伝統的工芸品の証明シールも付いてます。

製作に入られた頃に「絣の現場を見させて欲しい」とお願いしてましたので、再度山形に行って現場を見させてもらいました。

絣の糸創りと、織の現場です。

【絣】

既に印付けは済んでますが、絣入れの現場を見させてもらいました。

糸をこのように張って、柄にあわせて印を付けていきます。

この絣糸で織れば、こんな素晴らしい織物になるのです

絣の多さというか、柄によってはこんな付け方も

絣の作業(手絣)

一本一本手で結んでいくこともできますが、今回のような小絣のように、多く入れる場合は大変なので、専用の機械を使います。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_5666-e1669680011445.jpg

これを染めて絣糸が出来上がります。

ここまでも手間が掛かり、凄く高度な技術と根気のいる作業なのですが、この絣糸を使って織っていくのが、大変なんです。

  ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

上下の絣の糸をあわせるのが、小絣(総柄の絣)は大変だそうです。

実際に見させてもらったら、正に凄く大変なのが分かります。

長岡織物さんの機は、高機や地機のような手織り用の機はなく、画像のように織機を使った手織りです。

表記は「手織り織機」になります。

ここまで総柄で多くの小絣でなかったら、ガシャコン、ガシャコンとリズムよく織れるのが、絣糸を一本一本あわせながらゆっくり織るので、ガシャン・・・・・・・ガシャン・・・・・・・という感じで、少しづつゆっくり慎重に織らなくてはなりません。

紬の糸は真綿なので、尚更大変なようです。

1反分が織り上がるのには、時間と手間が凄く掛かる、伝統的工芸織物とは、そういうモノなのだと、現場を見させて頂いて、凄く感じました。

正に正真正銘の伝統工芸士謹製の逸品ですね。

織り上がってきた反物は素晴らしく、「これぞ絣」

「これぞ紬」

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_6756-e1669786617198.jpg

と言える逸品です。

単色なのに小絣の模様が綺麗にも見えますね

着物(長着)に仕上がった時の着姿は、素敵なこと間違いなしです。

昔織った時の見本があったとはいうものの、全てこちらが発注して一から誂えで織って頂きました。

仕上がりはモチロン大満足で、多くの着物ファンの方々を魅了すること間違いなしの、プレミアムな作品です。

置賜紬絣の伝統工芸士:長岡正幸氏謹製「米琉絣の紬」は、京都wabitasの紬コーナーでご覧いただけます。

勿論ウェブサイトだけでなく、京都にあるショールームでも、ご来店頂ければ現品を手に取ってご覧いただくことができます。

関西の呉服屋さんでは、染め物の品揃えは多いようですが、このようにプレミアムな絣の織物があまり無いと聞きます。「紬は関東」というイメージですが、ワビタスのウェブサイト及びショールームには、長岡織物さんの長井紬や、白鷹の小松織物さんの白鷹お召など、山形の織物を多数取り扱っています。

どれも魅力あふれる織物ばかりですが、全てワビタスならではのリーズナブルな価格で揃えております。

着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)