苧坂(からむし)織の帯八寸入荷のお知らせ

2025年5月29日 14時56分

着物通販サイト京都ワビタスでは、自然布の織物を中心に今年もいろいろな夏帯を揃えております。

今年は新しく苧坂の麻八寸手織りの帯を加えました。

1点は100%苧坂(からむし)の糸で織った無地の八寸で、もう1点は黒染した捩りタイプの黒の帯です。

特に無地のからむし織は、自然布の色合いそのままに織りあがってる逸品モノです。

山形県置賜地方の長井にある機屋/長岡織物さんで手織りされた、「からむし100%」の全通無地の素晴らしい帯です。

古代布ならではの素晴らしい自然布の帯です。

ザックリとしてシャリ感があり、涼し気で夏帯として相応しい品です。

自然布そのままの糸を、伝統工芸士の長岡正幸氏が手織りで丁寧に仕上げた作品になっています。

上布など麻着物や夏紬などの夏着物にコーディネートする夏帯として相応しい逸品の帯なんです。

からむしの原麻を手積み(撚り繋ぎ)して、1本の糸に撚りをかけて、丁寧に織り上げたのが本品です。

苧坂の帯を探しておられる方に必見の、長岡正幸氏謹製からむし織八寸の帯です。

もう1本の帯も、からむしの帯ですが、これは黒に染めてから捩り織している黒色の八寸帯です。

手織工藝:繭屋清十郎謹製「からむしの帯」【黒】

最初にご紹介した長岡正幸氏製織のからむし織は、手積みした糸をそのままに手織りしていますが、この帯は黒に染めている染物なので柔らかく、長岡さんの無地に比べると質感及び風合いが全然違います。

ざっくりと隙間を多くしてあるので、柔らかくても通気性は凄くいいです

捩り帯なので、ポイントには下の画像のように格子取りで繋ぎ模様を織ってあります。

後ろの太鼓には、ポイントで模様が出るようにしてあります。

レトロに幻の古代布感をそのままに出した全通無地の苧坂の帯と

シックに粋な黒の苧坂捩り織の帯

見た目、質感、織など、それぞれ全く異なる2本の苧坂の帯をご紹介すると共に、入荷のお知らせでした。

この品々は、ウェブサイト「夏帯コーナー」と、京都のショールームでもご覧頂くことができます。

京都へ来られる機会があれば、是非お立ち寄りください。

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