Archive for the '紬' Category

粋な格子を織った薄物の小千谷紬染着尺

2021年7月29日 16時47分

男物の薄物羽織や夏着物に粋な、高級紬を染めた薄物染着尺が新しく出来上がりました。

■ 小千谷の薄物紬染着尺 ≪ぼかし染:紺にグレー≫

越後小千谷で元は女性用の生地を、誂えで幅を広くして織った格子紬の粋な透け透けの生地です。

この色は両サイドを濃紺にして濃淡に色が変化して、中央をグレーにしてあります。

ぼかし染:紫に墨グレー

三色ある中で、最もレトロな配色で染め上がったタイプになります。

羽織として誂えると、下に着るお着物(長着)が、黒っぽい色だと、羽織もシックな色にみえます。逆に明るめな色の長着の上に羽織れば、透け感が効いておしゃれで、どちらも粋なコーディネートが出来上がります。

何種類もの異なる糸を使い織られた薄物紬地ならではで、格子の浮かび上がり方が粋なのと、幻想的なボカシ染が上手くコラボレーションして、完璧な仕上がりになっています。

次のモノトーンカラーも粋です

ぼかし染:墨黒にグレー

墨黒とグレーの濃淡な色の変化に間違いはありません。

凄く粋ですね

本品は男物の夏物コーナーでご覧頂けますが、男性だけでなく女性の方にも誂えて頂きたい、それだけ素敵な作品となりました。

織り上がった白生地は42cm幅だったのですが、いい質の糸を使った織物なので、染色後には40.8cm幅になっています。

秋にも羽織れる羽織として一押しの品です。

今後は、薄物も含めて袷用の商品など秋に向けて商品を増やしていきます。

着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)

男物訳ありコーナーに着尺6点追加

2021年7月21日 16時00分

男着物の取扱量一番店を目指す着物通販サイト京都wabitasですが、夏物、秋物ともに常に上質な男着尺が品揃え豊富になっています。

定期的に産地から品物が入ってきますが、機屋さんやメーカーを巡り歩いている中で、B反品など納めることが出来ずに困っておられるような品は、殆ど買い取ってあげるようにしてきました。

そんな訳ありB反品を入荷したらスグに「訳あり品」コーナーから出すようにしています。

今回も米沢織の個性的で上質な品々のB反品を6点追加させて頂きましたので、お知らせ致します。

まだ夏真っ盛りということもあり、羽織や単衣着物におススメの薄物着尺も含めた6点になります。

■ 薄物羽織用正絹先染無地 ≪シルクモール:ブラック「少々難あり」B反品≫

格子を織った粋な薄物は、生糸とシルクモールという絹の紡績糸を使って織った面白い逸品です。

生糸で縦ストライプとヨコのボーダーストライプをドビー織機で薄く透かしを入れて織ってあるのですが、シルクモールをヨコ段のボーダーに入れることにより、細かな格子模様になるのと、質感に凹凸ができて面白い生地質になっています。

色はシックな黒ですが、少し茶色掛かったチャコールブラックともいえます。

そんな織物着尺ですが、途中に生糸のボーダーストライプが1本抜けて、格子の間隔が広くなって見える箇所があるため、「少々難ありB反」になりました。

羽織用としての対象商品なので、羽織に仕立てる分の用尺は、難のあるヵ所を取り除いても十分仕立てられます。

ということなので、B反品でも大変価値ある商品なのです。

用途は、4月~10月までのシーズンを通して羽織れる薄物単衣羽織としてお使い頂けます。

今や薄物羽織は袷と同じくらい着用頻度が多くなっているので、着物を着る方にとっては必需品となります。

本品は1点しか無い現品限りの商品になります。貴重な商品なのでおすすめです。

■ 薄物羽織用正絹先染無地(幅41cm) ≪シルクオーガンジーグリーン「少々難あり」B反品≫

これは薄物羽織用の超軽量な男物羽織用着尺です。(長着には仕立てられません)

鮮やかなグリーンも透け透けの生地なので、癖なくいい色合いに見えます。

途中に緯糸が無くなったのか、段のように筋ができているので、B反品になりました。

この羽織をお持ちの方は結構おられるのですが、この色でしかもB反のお値打ち品となると貴重です。

とにかく軽いので、お持ちでない方や、グリーンが好きな方にはお勧めです。

■ 単衣用薄物織着尺【幅広】「織キズ難あり」B反品 ≪縞格子:臙脂パープル≫

ここまでご紹介してきた品、そして本品に、このあとご紹介する品、6点全て米沢の織物メーカー東匠猪俣謹製です。

この薄物着尺は、定番ブランド「清彩」の織り方で、薄物を織った新商品です。

特駒撚糸を使って織っているので、柔軟性があり丈夫なので、着心地には定評があります。

下の画像をご覧頂きたいのですが、反物の10m程の所から2m程、織の組織が変わってヨコ縞の段になっているため、B反になりました。

長着に誂えるなら、下前の見えない部分に持ってくるなど工夫すれば、着姿には全く問題なく仕上がります。

羽織にされるのであれば、それこそ仕立に問題なく誂えて頂けます。

次は同じ清彩でも、薄物でなく本来の生地のタイプで、凄く上品ないい色に織り上がった生地です。

■ 男着物:特駒平織【反物】「織筋の難あり」B反品 ≪米沢織猪俣謹製清彩:生成りグレー≫

光沢がありエレガントで粋な縞格子の高級特駒撚糸綾織り着尺です。

特駒撚糸を使っているので、「お召し」と言っても間違いでない着尺です。

長着にも羽織にも、袷にも単衣にもおすすめな、猪俣さんの定番ブランド品です。

そんな定番着尺ですが、他と同じように織筋があるためB反になりましたが、光沢ある生地なので、仕立てすると何処に難があるのか分からなくなってしまうような、織難です。

更に「清彩」の新柄で、ボーダーのグラデーション模様に織られた着尺が、1ヵ所だけ織りキズがあるためB反になった品です。

■ 男着物:米沢織(反物)「少々難あり」B反処分品 ≪米沢織猪俣謹製清彩:グレートーン≫

小紋のようなボーダー模様に見えるので、無地のタイプとは全く異なりますが、織の組織は同じです。ヨコ糸の色を変えているだけのような感じです。

横段模様に見えるので、織キズが分かりずらかったのですが、下の画像のようなキズが1ヵ所だけあります。

この位置で、模様に合わせたようなヨコの傷なので、仕立てしても分かりずらいでしょうか、裁ち合わせしたり、見えない部分に持っていったりできるので、これも仕立てには影響なさそうです。

本日ご紹介する最後の1点は、真綿紬の逸品男着尺の「訳あり品」です。

■ 米沢織男着尺:真綿紬「少々訳アリ」B反品 ≪グレー濃淡(43cm幅)

結城紬でお馴染みの真綿紬を、平織りで打ち込みよく織った男の紬着尺です。

画像では分かりにくいのですが、光沢というか艶のある生地になっています。

上下の画像を見て分かるように、平織り特有の筋というか段が気になるということで、呉服屋さんが扱ってくれないということで、B反扱いとなった訳あり着尺です。

真綿のような不規則な紬糸を織れば、これは当然のことなのですが、今はこれが通用しないようです。

紬の象徴のような感じなので、味があって粋なのですが、ダメなようです。

ということで、大変価値ある訳ありのB反としてご用意致しました。

こちらは羽織よりも、袷の長着としてお誂え頂きたいです。

真綿紬は温もりあることから、袷向きです。

全体に紬のネップ(節糸)ならではのカジュアル感が溢れた、着尺に織り上がっています。

着心地いいキモノになること間違いナシなので、カジュアル着物が好きな方には、一押しの価値ある商品です。

以上、今回見つけた価値ある米沢織のB反品をご紹介させて頂きました。

これら全て着物通販サイト京都wabitasの男着物訳あり品コーナーからご覧頂けます。

この他にも多数の男物着尺がございます。

ウェブサイト及び京都wabitasショールームでもお求め頂くことができます。

ショールームで「現品を見定めてみたい」という方は、事前にご予約をお願い致します。

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小千谷夏紬の帯:サンプル品特価

2021年6月27日 16時22分

着物通販サイト京都wabitasでは、着尺や帯に高級小千谷の紬地を使った品を扱ってきました。

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小千谷紬でも生紬(白紬)の生地を扱っておられた大新織物さん謹製の高級紬地に拘って使ってきました。

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手紡糸の高級糸を中心に、真綿、壁糸、赤城糸、野蚕糸にリング糸など、様々な紬糸を巧みに使い、高級ブランドとしても扱われてきました。

今回ご紹介する商品も、大新織物さんの生地を使った九寸の夏帯です。

ご存じの方も多いと思われますが、大新織物さんは既に廃業されており、品物自体は大変貴重な扱いになっています。

数年前に大新織物さんに行ったら、商談室には驚くほど沢山の生地サンプルが、テキスタイルではなく丸巻きの反物になって現物で積まれていたのを思い出します。

サンプルといっても、普通に生地として売っておられたので、製品と同じでした。

今回そのサンプルの現品の中から、夏帯用に厳選した逸品物の帯地を4本仕入れて、京都の染色工房で無地に染めました。

出来上がってきた夏の染帯をご覧ください。

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ヨコ縞、タテ縞、格子など、1本1本それぞれに特徴がある拘りの織りになった九寸の夏紬です。

見て分かるように、高級感漂う帯地ですが、貴重ではありますが、サンプル用に残されていた生地を使っているということもあるので、生地サンプル処分特価でご提供させて頂くことにさせて頂きました。

■ 特選夏の九寸名古屋帯【生地サンプル処分特価】

 ≪本場越後小千谷夏紬モスグリーン(仕立て込)≫

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見て頂いて分かるように、元はタッサーシルクのような金色に輝く糸をヨコに入れて、隙間を出して織った帯地です。

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紬らしくざっくりとして、それでいて軽くて丈夫な生地です。

様々な糸が使われていて、紬の帯らしくカジュアル感が全体にでた織です。

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それをレトロなモスグリーンカラーに無地染して仕上がったのが本品です。

この色を含め全4色は、着物スタイリストさんに素材に合った色を、厳選して頂きました。

■ 特選夏の九寸名古屋帯【生地サンプル処分特価】 

≪本場越後小千谷夏紬ライトカラー若竹色≫

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タテヨコの織組織を上手く活かして、横長になった格子縞を隙間を出して織ってあります。

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明るく綺麗な青竹グリーンが生地に溶け込み、素材感を引き出した夏帯らしい作品になっています。

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シャリ感ある紬の薄物ならではの、上質な帯地です。

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■ブルーグレーの縞

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涼し気な織りに透明感あるグレーの色がぴったりマッチしています。さすがは着物スタイリストといいたくなる、色の厳選です。

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タテにネップ(節)が入って光沢が出て素敵なのですが、何本かは輪になったリング糸も使われているように思われます。

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最後は綺麗なレモンカラーで、不規則なギンガムチェックのように見える帯です。

■ 特選夏の九寸名古屋帯【生地サンプル処分特価】

 ≪本場越後小千谷夏紬ギンガムチェック:レモン(仕立て込)≫

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一番つるっとした滑りの良い質感の帯地です。

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タテヨコ異なる糸を巧みに使ってあり、一番拘りが強い織り方になっています。

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何よりも爽やかなレモンカラーが映えて見える、オシャレで可愛い帯になりそうです。

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すべての染は、引き染による無地染です。

シンプルに無地染にしたことにより、それぞれ織の特徴が出たように思われます。

全て九寸の丸巻き状態なので、お求め頂いてから仕立てに出します。

長さや、仕立て型でご要望があれば、遠慮なくスタッフにお申し付けください。

ご指示が無い場合は、標準寸法にした名古屋仕立ての帯に仕立てます。

帯芯は夏仕様で依頼しますが、単衣の帯としても使えるので、帯芯も何かご要望あれば、お申し付けください。

高級小千谷紬の魅力溢れる素敵な無地の夏帯を、サンプル品企画として価値ある価格でご提供させて頂きます。

「現品を直に見てから決めたい」「見に行きたい」という方は、京都のショールームへお越し下さい。

全て1点限りの現品セールとなります。お取り置きも出来ませんので、予めご了承下さい。

夏の帯コーナーより、小千谷夏紬の九寸染帯サンプルセールのお知らせでした。

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薄物単衣の羽織に特選小千谷の紬上布(黒)

2021年6月20日 13時58分

着物通販サイト京都wabitasでは、高級正絹素材で織った薄物着尺で「薄物コートや単衣の羽織」をご提案しています。

今回ご紹介する商品は、高級小千谷紬を織った正絹の上布を染めた、黒の羽織地です。

小千谷ちぢみ、小千谷紬など高級織物の産地でもある新潟県越後小千谷で織った、正絹生紬の生地を使いました。

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薄物上布の生紬地を、小千谷ちぢみと同じ加工製法でシワを出して凹凸のシボを持った、「正絹小千谷ちぢみ」の白生地です。

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船桶に水を溜めて生地を浸けこみ、手でも見込みます。そして水から出した生地を、支えとなる棒に生地を巻くように挟み込み、ぎゅっと絞って水を切ります。そうすることにより、小千谷ちぢみならではの凹凸のシボがあるシワが生まれ、風通しのいい生地質に仕上がります。

本品は正にその製法で完成た、最高級な薄物紬の白生地なのです。

そんなシボのある、軽くて丈夫な生地を京都の無地染工房に持ち込み、黒に無地染して出来上がったのが本品です。

■ 小千谷ちぢみ正絹薄物着尺「薄物羽織用特選品」 ≪擦れ縞の紬上布:黒≫

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夏の着物としても誂えて頂けるほどの、破けない丈夫な薄物の生地の割に、持ったらフワッとして軽く、正に最高級な生地といえる仕上がりです。

軽くて透け感ある生地なので、羽織モノにも適した素材といえます。

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染めたら一旦縮むので、幅を整えるために、ゆのしをするように機械で整理加工を施します。幅を39cmにするのに生地を張るので、白生地の時のようなシボは少し無くなり、逆に滑りの良いサラリとした紗の生地のように仕上がっています。

正に羽織モノに向く質感といえます。

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それでも、絞り込んで出来たシワは適度に残り、見た目にレトロ感ある商品になりました。

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生地の質感も本品の特徴ではありますが、ご覧頂いて分かるように、縞になるようにタテにネップ(紬の節)を入れてあります。リング糸を使っているかのように、擦れた縞が浮かび上がります。黒に染めたことにより、透け感のある生地に、細い黒線の縞が入ったように見えて素敵です。

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ただの棒縞ではなく、紬のネップ(節)が入っているので、線の太さに自然な変化があり、擦れているようにも見えて素敵です。

このおしゃれな黒の薄物羽織をキモノの上に羽織った状態を想像すると、おしゃれな透け感のあるコーディネートが完成すること間違いナシです。

自動織機を使い「織っては止めて」、「止めては織る」を繰り返ししながら織ることにより、殆ど手織りのような着尺になっています。

春~夏~秋のスリーシーズン対応で使える羽織や、道中着コートなどにおすすめできる高級薄物紬の染着尺です。

本品は着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)のみの取り扱い商品です。

wabitasのウェブサイト及び、京都のショールームでお求め頂くことができます。

実際の反物を触って確かめたいという方は、京都のショールームへお越し下さい。

土曜日・祝日以外のご都合のいい日時をご予約下さい。

ウェブサイトでは、【薄物コート・羽織コーナー】で、ご覧頂けます。

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小千谷で織った正絹の夏上布

2021年4月11日 14時52分

紬の絹織物や、麻織物の産地でもある新潟県越後小千谷で織った、高級夏上布の正絹紗紬染着尺(反物)の価値ある品が、【正絹夏着物コーナー】と【塵除けコート・単衣の羽織コーナー】から現品1点モノとして出させて頂きました。

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シャリ感あり夏に相応しい質感で、麻織物の産地だけあって絹も素晴らしい質感です。

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通気性がいいのは見ただけで分かって頂けると思いますが、凄いのは横への伸縮性です。

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ストレッチ素材ではなく、撚糸の特徴を活かしてると思われる伸縮性があり、長着に誂えて頂いても、安心して着こなせると思います。

縦に紬糸を入れてシャリ感を出し、ヨコには柔らかさがあるので、長着にも羽織モノにも、どちらに誂えて頂いても着心地がいい和服になります。

そんな高級小千谷の絹上布の染着尺ですが、それぞれ生地の段階で、B反やAB反「訳あり品」という事で、本来よりも大変お求めやすい設定でご提供させて頂くことができます。

塵除けコート・単衣の羽織コーナーからこちら1点モノで

■ 小千谷紬の薄物染着尺「少々難ありB反処分」 ≪紗のタテ紬ぼかし(紫) 正絹夏上布≫

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軽くて丈夫、しなやかに柔らかい質感は、羽織モノに最適です。

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シックなパープルの濃淡で、ぼかしに引き染ました。

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薄モノを平織りで織っているので、平織りによくある織り段が原因かと思われるのですが、それ以外は特別ひどい織りキズなどはありません。

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この生地は、機屋さん(小千谷の大新織物さん)が、織サンプルのために残してあった生地で、機屋さんは昨年に活動を終えられましたので、最後の生地だということです。

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あと2点の絹上布は【正絹夏着物コーナー】から出しています。

■ 小千谷の正絹夏紬上布「AB反お値打ち処分品」  ≪藤グレーのタテボカシ染【1点モノ】≫

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淡彩で涼し気な色をボカシ染してあります。無地ではなく単色濃淡なので、仕立て上げると幻想的で涼し気な透明感ある色彩に仕上がります。

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AB反なので、特別目立つような問題はありませんでした。しいていうと、紬糸の絡みが一部大きくなっているヵ所がある程度で、着姿には影響くありません。

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もう1色

■ 小千谷の正絹夏紬上布「AB反お値打ち処分品」 ≪薄浅葱色のタテボカシ染【1点モノ】≫

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涼し気で爽やかな染め上がりとなっています。

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これもAB反ということだったので、中を検品したところ、織汚れが反物の最後の方の部分にありました。

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仕立てに何の影響もないため、AB反扱いになったようです。

夏のオシャレ着に上品で涼し気な高級感溢れる小千谷の薄物染着尺です。

長着にされるのもヨシ、羽織にされるのもヨシの上質な価値ある訳あり品です。

ウェブサイトにはそれぞれのコーナーからご覧頂けますが、質感を見てみたいという方は、一度ご注文頂くか、京都のショールームへお越しいただくかの何れかで、現品を触って頂けます。

ウェブサイトからご注文頂いた場合は、品物が届いて想いと違った場合はキャンセルが出来ます。「ショールームに行って確認してみたい」という方は、祝日や土曜日以外のご都合のいい日時をご予約下さい。

ショールームの営業日⇒日曜・月曜・火曜・水曜・木曜・金曜
(土曜日及び祝日は休業)

高級小千谷の絹上布を使った染着尺のお知らせでした。

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単衣着物におすすめ生紬の小紋「見切り特価」

2021年3月14日 10時59分

着物通販サイト京都wabitasの小紋には、紬を染めた小紋を集めたの紬の小紋コーナーがあります。

主に牛首紬と、小千谷紬の白紬を染めていますが、今回ご紹介する小紋は丹後のジャガード織機(紋織)を使って織られた、紋織の生紬の生地を染めた、単衣におススメできる上質の紬小紋です。

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レトロ感溢れる生紬ですが、ジャガード織機(紋織)を使っているので、地紋の華唐草の文様がシルエットのように光沢で薄っすらと浮かび上がる、紋織紬です。

紬ならではのシャリ感があるので、単衣向きの生地といえます。

【紋生紬】
“きつむぎ”または”なまつむぎ”と呼ばれる生紬は、玉糸からとった生糸を経糸に用い、糸自体のざっくりとした風合いを生かして織り上げた、野趣にとんだ優雅で素朴な逸品です。爽やかな感触にも人気があります。(ナップと呼ばれる節は、この生地特有の自然な風合いとしてお楽しみ下さい。)

【見切り販売】

今までは10万以上で扱わなければならない商品なのですが、今回メーカーさんが商品入れ替えのため、見切り価格でご提供下さるということでしたので、色柄を厳選して三点お値打ちに入荷することが出来ました。

ということでウェブサイトでの発表価格も、そのままお値打ち価格で販売させて頂くことにさせて頂きました。

そんな三点の生紬の小紋がこちらです。

■ 生紬の小紋【見切り処分】反物 ≪草花模様:ブルー(紋織)「単衣着物におすすめ」≫

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生地の素材感を活かすため、色数少なくシンプルにブルーの濃淡配色で染めた、おしゃれな京友禅小紋です。

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糸目のような細いタッチの小紋ですが、滲んでいるようにブルーの濃淡で染めている素敵な小紋です。

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あと1点はモダンに更紗模様を染めたのですが、レトロ感ある色彩が素敵な紬らしい小紋に仕上がっています。

■ 生紬の小紋【見切り処分】反物 ≪更紗柄:グリーン(紋織)「単衣におすすめ」≫

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更紗模様ならではの色の変化を濃淡にしたことで、レトロ感溢れる小紋になっています。クリーム系の生成りにグリーン使いの濃淡がカジュアル感を引き出しています。

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地色と上柄の色とのバランスがピッタリで、素敵な小紋になっています。

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琳派でいう「たらしこみ」(滲んでいるように見える染技法)に見えるような、グリーンの濃淡と模様の擦れ具合が上手く絡み合った、ハイクオリティーな小紋です。

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シャリ感があり乾いた感じの生地質ですが、適度に柔らかく着やすい素材といえます。

単衣着物というと「6月と9月にしか着れない」という風に思われている方がおられるかもしれませんが、現代の異常気象による気候状況は、4月の末頃には初夏に近い暖かくなっています。なので今の単衣着物の着用期間は、4月末~6月、9月~10月末までと、昔に比べると長い期間で着こなして頂くことが出来ると共に、和服を着る方にとっては、単衣の着物は必要アイテムとなっています。

今回ご紹介している大変お値打ちな生紬小紋も、単衣着物としておススメしたい、凄く価値のある品です。

単衣着物を持っておられない方、単衣の普段着キモノをお探しの方などに是非ご利用頂きたい、お値打ち商品です。

着物通販サイト京都wabitasでは、この他にも単衣着物に向く上質な反物を揃えています。

ウェブサイトはモチロン、京都のショールームでもお求め頂くことができます。

素材感のある反物なので、現品を直に触って見てみたいという方は、是非ショールームに見に来て下さい。

ウェブサイトの現品は全てショールームに置いております。ショールームは日曜日~金曜日までの6日間営業しています。ショールームに行きたいという方は、気軽にご予約してください。

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新作の織物は、まるで黄八丈

2021年2月5日 17時03分

黄八丈のようにカジュアルな着物として、そして男の着物として新しく織から創作したオリジナルの創作逸品物の織物着尺が織り上がってきました。

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一見すると正に黄八丈と間違えそうな織り上がりです。見た目だけでなく質感や風合いもハイクオリティーな織物着尺です。

今回は女性の方だけでなく、男性の方も含め全ての方に誂えて頂きたく、反物の幅を41cmと広めに織って頂きました。

なのでウェブサイトの方は、【男の着物コーナー】と女性向けの【紬・綾織りコーナー】のそれぞれに同じ商品を出すようにさせて頂きました。

■ 男着物コーナー【長井織物着尺】 ≪茶に黒の縞ストライプ≫

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紬コーナー■ 置賜紬伝統:長井綾織 ≪黒に金茶の縞ストライプ≫

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茶色に墨黒と、黒に金茶の2色を織って見たところ、出来上がりがほぼ黄八丈に似てしまったのに驚いてます。決して黄八丈をコピーしたわけではありません、出来上がりが似てしまうほどハイクオリティーな織物着尺だと思って頂けると嬉しいです。

細かな綾を織ってレトロ感ある色をカジュアルなストライプ模様に織っています。

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織元はこちら指定して山形県の長井まで行って、機屋さんに直接話をして糸から選んだので、誂え織のカジュアルな織物着尺です。

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太さが変わっていくことにより、グラデーションが掛かったようなオシャレな縞模様です。

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新しくワビタスが創作した置賜紬の織物「長井綾織り」の新作を全ての方におすすめ致します。

黄八丈のようにレトロで、黄八丈よりもリーズナブルな創作逸品織物完成のお知らせでした。

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黄八丈のような「まるまなこ」の紬

2021年1月15日 17時49分

置賜紬の名品がまたまた出来上がりましたので、お知らせ致します。

山形の長井織で一から誂えで織って頂いた素晴らしい黄八丈のような高級紬の織物です。

■ 置賜紬伝統:長井綾紬 ≪まるまなこ:チャコール≫

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黄八丈の代名詞でもある「まるまなこ」を紬のネップ(紬糸)をヨコ縞に入れたオシャレな綾織りの紬です。

今回はチャコールとシルバーグレーを織ってもらいました。

■ 置賜紬伝統:長井綾紬 ≪まるまなこ:銀鼠≫

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まるまなこの細かな綾を織りあげた上質の織物です。

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5ミリ間隔でヨコに縞を入れました

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ヨコの縞に節糸(紬糸)を入れてカジュアル感ある織上がりになっています。

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なんといっても、このまるまなこの綾織りは着やすさでは普通の紬と比較になりません。黄八丈と並べておいても見劣り全くしません、それだけ価値ある織物だと確信しています。

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チャコールはレトロでシックな見事な織物に出来上がりました。

シルバーグレーは上品な中に節がレトロ感とカジュアル感を演出してくれています。

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真綿紬のようにまとわりつくことなく、柔らかでシャリ感あるので、単衣の着物にするのもいいです。

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「まるまなこ」の光沢が高級感を引き立て、紬糸がレトロ感とカジュアル感を演出したワビタスが創作したオリジナル紬の高級着尺です。

本品は京都ワビタスのウェブサイトと京都にあるショールームでご覧頂くことができます。

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加藤改石謹製牛首紬の色無地「新色追加」のお知らせ

17時16分

牛首紬の色無地に新色が染め上がりましたので、紬のコーナーに追加いたしました。

モチロン「釘抜紬」といわれた加藤機業場さんの加藤改石謹製手織り紬を使っています。

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新しく追加した色は7色で、現在ある在庫を含めたら全9色になりました。それでは新色からご覧ください。

■ 加藤改石謹製牛首紬の色無地 ≪ラセットブラウン(茶)≫

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渋い色を何度も地入れするなどして苦労して引き染で無地に染めました。

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節糸に染溜まりが出来て、レトロな色にカジュアル感ある仕上がりになっています。

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■ 牛首紬:加藤改石謹製 ≪レトロブラウン(焦茶)≫

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さらにシックでレトロな色を出して染めて頂きました。

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紬らしくオシャレで重厚な色に染め上がっています。

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この色を更に深みを出して少し紫掛かった感じが次の色です。

■ 牛首紬:加藤改石謹製 ≪チャコールパープル≫

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シックで粋ですね、それにレトロ感もありオシャレです。

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打ち込みの強い加藤改石謹製牛首紬の生地を、ここまで濃い色に染めるのは本当に一苦労なんです。

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「よくここまで綺麗に染めてくれた」と引き染職人さんに改めてお礼を言いたいです。

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ここまで茶系の3色をご紹介させて頂きました

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次はすこしづつ色が明るくなっていきますよ。

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■ 牛首紬:加藤改石謹製 ≪レトロパープル≫

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藤色と紫色の中間色といえるレトロでアンティークな色に仕上がりました。

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この着物に紅型染をはじめ帯の逸品物を合わせると素敵なコーディネートになること間違いなしですね。

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最大の特徴の節の色溜まりで、「これぞ紬」という感じに荒々しくカジュアル感溢れる仕上がりです。

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次もさらに明るくなりますよ、でもレトロ感は変わらずです

■ 牛首紬:加藤改石謹製 ≪アンティークグレー≫

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淡いシルバーグレーを染めてみたところ、想っていた以上に上品に、それでいてカジュアルに粋な染め上がりになってくれました。

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加藤機業場の牛首紬を染めると、原色より何割かは色が薄く染まります。しかし、節にたまる色溜まりは原色のままで、地色は淡く節が濃くという感じで、いい感じに濃淡が生まれて最高の染め上がりとなりました。

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グレーというと中年配向きと思われそうですが、この紬なら若い方でも、中年の方でも、ご年配の方でも着こなして頂けると思います。

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グレーの次はブルーです

■ 牛首紬:加藤改石謹製 ≪レトロなスカイブルー≫

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良い感じにブルーグレーが綺麗に染まりました。アンティーク調のスカイブルーで素敵な色です。

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この色もグレー同様に濃淡ができてオシャレです。

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ブルーに続いてはグリーン系です。若草系のグリーンも牛首に染めるとレトロな感じに仕上がります。

■ 牛首紬:加藤改石謹製 ≪レトロな若草グリーン≫

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シンプルな若草緑の中間色ですが、なんとも言えない魅力ある色ですね。

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節の出方もこれまたカジュアル感溢れる粋な仕上がりです。

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良い感じの着物になること間違いナシですね

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金茶の帯、白の帯、ベージュの帯、黒の帯など、なんでも合いそうなので、色々合わせてみたいですね。

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以上の7色が新しくワビタスのサイトに登場しました。

前回に5色発売して1ヶ月で3色が完売して在庫に2色残っているので、全部で9色です。

■ 牛首紬:加藤改石謹製 ≪モスグリーン(渋い黄緑)≫

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■ 牛首紬:加藤改石謹製 ≪アンティークボルドー≫

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そして、1番に売れてしまったのが次の緑色です

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やっぱりいい色です

色無地は柄が無い分シンプルなので、着物の素材感が最も活きてきます。牛首紬となったら尚更ですね。

着物通販の京都wabitasでは、ウェブサイト及びショールームで牛首紬を揃えています

この牛首やそれ以外の良質な紬なども含め、2月に京都で開催される着物メーカーファミリーセールでもご覧頂けます、お気軽にお越しください。

着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)

牛首紬:加藤改石謹製手織り紬の色無地

2020年12月10日 17時10分

紬のコーナーに牛首紬を染めた色無地着尺(反物)が新しく5色追加されました。加藤機業場の紬で、無形文化財指定:加藤改石謹製の正真正銘手織りの牛首紬を染めた、レトロ感溢れるおしゃれな紬の色無地です。

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色は全5色で、全ての色を着物スタイリストさんが厳選して出した色で、染め上がりはレトロ感溢れる紬らしい素敵な色に染まりました。

■ 牛首紬:加藤改石謹製 ≪アンティークボルドー≫

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玉繭から引いた玉糸は、節の出方も独特でカジュアル感ある紬になりました。

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スタイリストさんが選んだ色だけに、言葉では表現しにくい、魅力ある色です。

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次の色もレトロ感ありシックにカジュアルな色に染まっています。

■ 牛首紬:加藤改石謹製 ≪グレイッシュパープル≫

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グレーにも近く、それでいてパープル系のシックな色です。

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改石さんの素晴らしい紬を、スタイリストさんがおしゃれにアレンジしてくれました。

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次も素敵な色で、濃色のシックなグリーンの色無地です。

■ 牛首紬:加藤改石謹製 ≪ブリティッシュグリーン≫

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濃色は紬のレトロ感が最もでるので、この深みある緑も正にそれです。

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手織りの紬ならではの生地肌のムラ感がたまらなくオシャレですね。

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もう1色のグリーンは、黄緑系を渋くレトロにした独特なモスグリーンです。

■ 牛首紬:加藤改石謹製 ≪モスグリーン(渋い黄緑)≫

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中濃度な色合いの緑なので、玉繭の節にできる色溜まりと、生糸(単繭)の色に濃淡の違いが出て、紬感がハンパないです。

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レトロでアンティークな色なので、若い方~ご年配の方までオシャレに着こなせる色です。

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そして最後の色が最も紬らしさがあるベージュ系の色です

■ 牛首紬:加藤改石謹製 ≪ベージュブラウン≫

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生成りでもなく、金茶でもないベージュ系ブラウンなので、癖が無くシンプルに着こなせる色です。

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改めて加藤機業場の牛首紬について解説させて頂きます。

石川県南部の白山市の山間の村で生み出される牛首紬は、加藤機業場さんと西山産業さんの二つの機場で作られる紬で、白山紬とも言われます。

着物通販を展開する京都ワビタスの牛首紬は、全て加藤機業場さんが織られた手織りの紬を使用しています。

その特徴は、使っている糸、御年99歳の加藤改石さんが今も尚作業されるかせ練りという手作業の練り、牛首紬独特の「糸はたき」という工程など全て加藤さんでならではの工程により出来上がった生地は、よく「釘抜紬」などとも呼ばれるように丈夫な質感です。

【特徴1:糸】

その特徴の一つでもある糸ですが、緯糸には二頭の蚕が作った玉繭60個から直接手でひいた玉糸を使っています。玉繭は、単繭がが作った繭と比べて糸が複雑に絡み合い、うねりが強く独特の節が出るため、躍動的な紬ならではのカジュアル感を作り出します。まわたを紡ぐのではなく手で挽くことにより、絹糸独特の真珠のような光沢感が生まれます。玉繭は2頭の蚕が吐いた糸が不規則に重なり合っているため製糸工程で高度な技術を要します。加藤さんでは単繭を経糸に、玉繭を緯糸に使用されています。

〈右が玉繭、左が単繭〉

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【特徴2:織り上がりまでの工程】

1、製糸(のべびき)

繰糸釜の湯に繭を浮かべ、経糸は約単繭80個、緯糸は玉繭60個から1本の糸を挽き出します。

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糸の太さを揃える技能を要する仕事であり、それらは製糸の熟練工の経験から生まれる技術に任されています。

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加藤さんが使用されている製糸機は、明治初期に入ってきた形そのままの座繰り製糸機です。

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2、管巻き

のべ枠から管に巻き取る工程で、昔は1本1本で巻き取っていましたが、現在は管巻器により、1度に12本巻き取る方法を取られています。昭和初期頃に動力に変わり、複数本とれるようになりました。

3、のべつむぎ

管から引き出した糸にゆるく「より」をかけながら大枠に巻き取り「かせ」をつくります。経糸2400m、緯糸3000mを1かせとし、枠を外してから乾燥したものを「がらがせ」と呼びます。

4、糸練り

生糸はタンパク質であるフィブロインとセリシンの2重構造になっています。精練はご存じのようにセリシンを取り除きフィブロインが絹の感触と光沢を生み出す作業のことです。石鹸と重曹を用いてセリシンを煮溶かしたあと、糸に残ったセリシンや石鹸をきれいに落とすために、水洗いし脱水します。今もされているかは分かりませんが、この糸練りの工程を加藤改石さんがされていました。今から約9年ほど前に見学に行かせてもらった時は、改石さんは90歳でしたが手作業で糸にお湯か水をかけながらセリシンを落とす「かせねり」という工程をされていました。

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5、糸はたき

牛首紬が「釘抜紬」といわれるくらい丈夫でしなやかなのは、この「糸はたき」という加藤さんならではの工程があるからかもしれません。糸を何度もしゃくるようにはたいて、1本1本の糸にさらなる空気を吹き込みます。

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この作業により蚕が糸を吐いた時のうねりを取り戻し配列を整えます。工程の間に何度も行うことにより真珠のような光沢の糸が更に輝きを増した独特の光沢と、ふんわりとした触り心地が生まれてきます。

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6、糊付け~管巻きまで

経糸は織機にかけた時「うわそ」と「したそ」に分けてかみ合います。その間を緯糸が通るので、滑らかにして通りやすくするため、経糸に糊付けをします。糊の原料になる米の粉を煮込み糊を作ります。そこに糸を浸して手でまんべんなく糊を付けていきます。

糊付けされた糸を「かせしぼり器」を用いて、まんべんなく糊を絞り取ります。そして「かせくり」(糸を巻き取る作業)した糸を「整経」(経糸を整えて巻き取り)と「管巻き」(織機にかけるため緯糸を小さな管に巻く作業)をして、機織りの用意が出来上がります。

7、機織

「へ」に通した経糸は両足交互の足踏みにより「うわそ」「したそ」に分かれて口が開き、その中を緯糸を巻いた管を差し込んだ「杼(ひ)」が1回飛ぶごとに、左手で握った「かまち」で打ち込みます。

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両手両足の力配分、タイミングが牛首紬の風合いを作り出します。

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伝統工芸士の織子さんがいったん織り出すと「ぱちん、ぱちん、ガコン、ガコン」とリズミカルに機を織る音が響き渡ります。それでも複雑なうねりのある玉糸を緯糸にしているので、スグに

機を止めて糸を整えて再び織り始める、それの繰り返しです。

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一日にほんの少ししか織れませんが、織り上がった生地は、「無形文化財指定、加藤改石謹製」という判と「牛首紬検査の証」という判が押されて出荷されていきます。

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そんな加藤改石謹製の牛首紬をシンプルに無地に染めて今回ご紹介している反物が出来上がりました。

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何度も申し上げますが、牛首紬は太くて節のある玉糸で織りあげるのが特徴で、節が多く白生地で見る時よりも染色した後のほうが、素朴でレトロ感とカジュアル感溢れる独特な優雅さが浮かび上がります。

加藤機業場で織られた牛首紬も、説明したように打ち込みが強いため、無地染とはいえ染めるのも難しく、一度から2度くらい地入れ(湯通し)して染付を少し良くしてから染めないと綺麗に染まりません。

今回は5色とも凄く完成度の高い染め上がりとなりました。

「着物は紬」という紬好きな方にはたまらないハイグレード・ハイクオリティーな紬のおしゃれな色無地着尺です。

本品は、着物通販サイト京都wabitasの【紬・綾織りコーナー】に出させて頂いております。白鷹板締め絣お召しと並び高級紬がご覧頂くことができます。

京都三条にあるワビタスショールームでは、この牛首紬をはじめ高級紬着尺などサイトの商品を常設しております。現品を一度直に見てみたいという方は、気軽にご予約下さい。

着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)

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