男着物の品揃えに力を入れている着物通販の京都wabitasから、新しく男の単衣・夏用お召し着尺が出ました。
正にこれからの単衣や夏の時期に相応しい逸品で、薄物ですが丈夫な織で透け感を抑えるように創作してあるので、少し早めの単衣着物として4月からでも着こなせます。
織はモチロン先染による織物で、生地幅42cmあるので手の長い男性向けに、長着(きもの)はモチロン、羽織にも誂えて頂ける創作逸品物の薄物着尺です。
本御召しではありませんが、特駒の糸を使っていることから、敢て「御召し」というカテゴリに当てはめて取り扱わせて頂きます。
このお召しを創作した主な目的は、一番が「いい品を創ること」です。そして、これに繋がりますが、以前にお取り扱いさせて頂いておりました「鈴源織物謹製のカスミお召し」と同格か、それ以上のお召しを創りたい、そんな想いから産地の方々と力を合わせて、2年越しで取り組んで、ようやく出来上がった第一弾作品なのです。
(鈴源織物は米沢織の中でも最高品質の品を織る男物や袴地の機元メーカーでしたが、今は会社が無くなって生産もされてません)
お召しの制作なので、袷用のお召し着尺を創る目的で始めたのですが、機屋さんの思い付きで、これからは単衣と夏を通して着れる織り物が必要になるということから、薄物も同時進行で試作しながら、出来上がってきました。袷用もモチロン出来上がってきますが、時期的に先に単衣・夏用着尺として発表させて頂きます。
全部で5色の予定ですが、先行して三色が出来上がりました。下に着る長襦袢を時期にあわせて替えて頂ければ、春単衣(4月中旬~6月)~初夏(7月)~盛夏(8月)~秋単衣(9月~10月中旬)までの長期間にご利用頂ける、持っていると重宝すること間違いナシの着物として広めたいと思います。
そんな夏御召しの三色が、こちらになります。
単衣に相応しいグレー系の落ち着いた色で織り上がっています。
更に落ち着きあるシルバーグレーの、「これぞカスミ御召し」と言える、いい色です。
少し明るめな有色ですが、寒色系の色にかわりなく、夏場にも相応しい涼しげな色ですし、グレーもそうですが上品な色なので、女性の方でも着こなせる色でもあります。
この上記三色が先行で出来上がり、ワビタスのサイト内の【男の着物コーナー】の夏物でお求めができます。
透け感ですが、長襦袢の上に着た状態ですと、紗の着物や絽の着物のように透け透けになるということはありません。通気性を良くするために本御召しに比べると透かして織っていますので、ほんのりと透けている感じです。
透かした織りといっても使っている糸の質を高品質にしているので、丈夫な織になっています。(丹後製お召しなどに使われる「特駒」という駒糸を使ってます)
かすみ模様に見えるように織ってありますので、ちりめんや梨地織の生地や絽に比べるとカジュアルな織物ですが、紬糸は一切使用しておりませんので、紬ではなく先染の無地織り物です。
茶道の着物としてもお召し頂ければと思いますが、お茶会を主宰される方によって考え方が異なりますので、主催者の方(先生)に一度ご相談されることを、おすすめ致します。
本品も高品質の男性キモノとして拘りを持って創作した、渾身の逸品です。是非ご利用頂きたくご紹介させて頂きました。
京都のショールームにお越し頂けましたら、実際の現品を触ってみて頂くことができます。ご来店希望の方はご希望日を決めて、ご予約下さい。
男の高級着物の取り扱いで一番を目指すと共に、日本一お役にたてる着物店を目指して、良品廉価:いい品を常にリーズナブルをモットーにこれからも取り組んでいきたいと思います。
着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)