月別記事一覧2020年12月

小紋と帯の素敵なコーディネート

2020年12月24日 15時27分

きものスタイリスト:コバヤシクミさんに京都wabitasにて販売中の小紋反物と帯をコーディネートして頂きました。

京都wabitasでの小紋探しの参考に、お手持ちのお着物のコーディネートの参考に、ぜひご覧ください。

 

■ 正絹丹後紋意匠小紋 ≪京友禅:モダンな波文様≫

■ 八寸名古屋帯(未仕立て)米沢織 ≪波のしらべ≫

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全体に大柄の波模様が描かれた小紋と、シンプルな格子の八寸名古屋帯です。

■ 紬の着物【重ね染小紋】 ≪ドット菱扇【黒に渋ワイン】≫

■ 西陣織九寸なごや帯 ≪唐花模様(仕立て代込)≫

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ドットで菱扇模様を染めた粋な模様の小紋とモダンな紫の花模様の西陣織九寸帯です。

 

■ 置賜紬伝統:長井綾織 ≪グラデーション【グレー】≫

■ 博多織九寸名古屋帯(仕立て込み) ≪シックなグラデーション≫

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長井綾織の着尺と博多織の帯の組み合わせは、シンプルながらも全身がかっこよく決まるコーディネートです。

 

■ アンティーク柄の小紋 ≪ダイヤにハート【黒と焦茶】≫

■ 八寸名古屋帯(未仕立て)米沢織:全通柄 ≪みちのく格子チャコールブラック≫

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■ アンティーク柄の小紋 ≪ダイヤにハート【グレーとブルー】≫

■ 八寸名古屋帯(未仕立て)米沢織:全通柄 ≪みちのく格子:生成りにカラシ≫

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ダイヤのアンティーク柄小紋とチェックの帯のカジュアルなコーディネートはブラックとブルーで色違いになっています。

 

■ アンティーク柄の小紋 ≪破れ麻の葉【ワインレッドにブラック】≫

■ 仕立て上がり西陣袋帯 ≪斜め重ね模様「即お使い頂けます」≫

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シックなワインレッドの小紋と、銀糸がキラキラと輝く袋帯です。

派手すぎず、ゴージャス感の溢れるコーディネートです。

 

■ 正絹丹後紋意匠小紋 ≪京友禅:横段草花文様≫

■ 仕立て上がり染なごや帯(開き仕立て)小千谷紬 ≪更紗調の茶色花模様≫

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ブラウンにベージュで草花模様を描いた小紋に、帯もベージュ系の物を合わせています。

小紋も帯も、ブルーのカラーがアクセントとして入っているのがオシャレです。

 

■ 丹後洗練紋意匠ぼかし染め ≪タッサー&バンブー【グレー】≫

■ 仕立て上がり染なごや帯(開き仕立て) ≪モダンな花の幾何学模様≫

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きもの雑誌七緒にも掲載されたことのあるぼかし染めの小紋反物と、 アジアンテイストな雰囲気のある花模様を染めた名古屋帯です。

 

■ 正絹丹後紋意匠小紋 ≪京友禅:白にアラベスク≫

■ 西陣織九寸なごや帯 ≪葡萄:ターコイズブルー(仕立て代込)≫

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アラベスク模様の小紋と、鮮やかなターコイズブルーが目をひく九寸帯です。

 

 

 

たくさん紹介させていただきましたが、どのコーディネートも素敵に、コバヤシクミさんがコーディネートしてくださいました。

着物も帯も組み合わせ次第でかなり違った雰囲気が楽しめます。

 

京都wabitasの小紋・帯コーナーでは今回紹介している以外にも厳選された商品を販売しています。

ぜひサイトをご覧ください。

着物通販サイト京都wabitas

袴コーナーからお知らせ

2020年12月21日 15時30分

2020年最後に男物からのお知らせです。

着物通販サイト京都wabitasでは、これまで男着物商品全般において、着尺、角帯、袴、長襦袢、裏地類まで全て高級品質の商品を揃えてきました。2021年では更に男性物の品揃えには力を入れていく予定で、米沢を中心にして各種高級織物を発注しているところです。

2020年もお陰様でコロナ禍の中でも男物は昨年以上の販売点数を伸ばすことができました。これもひとえにユーザーの皆様のお陰と心より感謝申し上げます。

そんな男物アイテムの中で来年には高級仕舞平の縞袴を本格的に揃える予定をしています。男性にとっては第一礼装になる黒紋付羽織袴の仕舞平袴です。

既に品物を手配中なのですが、入ってくるまでに既存の袴コーナーにある在庫を2020年の感謝の気持ちを込めてユーザーの皆様に、価値ある価格でご提供させて頂くことに致しました。

その価値ある価格はサイトをご覧頂いて確認して頂ければわかって頂けます。

訳あり品を中心に通常でも凄くリーズナブルな高級男袴地が、殆どの反物に仕立てまで付いて2020年感謝価格にさせて頂いております。

(一部の品でメーカー様のブランド低下に影響する品もあるため、通常のままの品もございます)

こちらの品々です。

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殆どが茶道にも使える訪問袴地ばかりなので、茶道をされている方に大変価値ある商品ばかりです。

この他に縞袴なども最安値でございます。

袴というとレンタルが多くなっているようですが、京都wabitasは本格的な正絹の袴をこれからも推奨していきたいと思います。

仕舞平の在庫で、女性の方用の無地も訳あり品が2点だけございます。モチロンこれも感謝セール価格となっています。

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2020年感謝込めて着物ユーザーの皆様全てにいい品をご提供できればと思います。

着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)

正絹の着物お誂えセット:Yahoo!ショッピングからのお知らせ

15時25分

着物通販サイト京都wabitasのYahoo!ショッピングから「正絹きもの(袷)お誂えセット」として正絹小紋を全部で8点ご用意させて頂きましたことをお知らせ致します。

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全て【正絹小紋の反物】にフルオーダーサイズで仕立てるお誂え【国内ハイテク仕立て】が付いた出来上がり特別価格のお値打ちなセット企画品です。(価格はYahoo!ショッピングでご確認ください。)

仕立てに準ずるものとして【撥水ガード加工】、裏地は全て正絹【胴裏】+【八掛】が付く袷着物セットになります。

この企画の発端は、在庫に残った八掛を消化したいことから、八掛に合わせた色の着物(小紋)をフルオーダーで誂えることができて、新品を一から誂えるのに凄くリーズナブルでお値打ちということです。

品物は新駒無地の高級小紋、光沢ある国産紋意匠の小紋、丹後ちりめんの江戸小紋タイプ、インポートの生地を染めた小紋など全8点ですが、様々な種類の小紋がございます。

〈ご注文から出来上がりまでの流れ〉

ご注文⇒反物など現品確認のため一度送る⇒確認して返送⇒仕立て開始⇒出来上がり後に発送~お届け

格子が綺麗な丹後紋意匠ちりめんを染めた、鹿の子疋田の雪輪小紋

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レトロ感溢れる鹿の子疋田で雪輪を描いたおしゃれな小紋です

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格子を織った生地の光沢が鮮やかで高級感溢れる染上がりです。下記の画像に写っている八掛が付きます。

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丹後ちりめんを染めた江戸小紋柄の大小霰を染めた小紋が3色

黒(SOLD OUT

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抹茶

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ワイン

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それぞれ色に合わせた八掛になります

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そして高級新駒無地の生地を使ったハイグレードな小紋が1点です

新駒無地の唐草模様琳派風小紋

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凄く高価な高級小紋をこの1反だけ税込みで10万以内にしてフルオーダーでお求め頂けます。(通常では絶対にできない設定です)

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八掛もピッタリの色が付きます。

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そしてモダンな柄を染めたカジュアルな京友禅小紋もフルオーダーで格安設定で1セット限り

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そして生地はインポート(海外:中国の正絹紋意匠)を使った小紋が2点

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モチロン今回の8点の中では一番低価格帯のセットになります。

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もう1点カジュアルなストライプの小紋

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オシャレ着として気軽に着こなせる着物になります。

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以上の8点の小紋をYahoo!ショッピングから限定バリューセット価格でお求め頂くことができます。

もう一度セット内容を説明しますが

■正絹小紋

■仕立て(オーダーメードお誂え)国内ハイテク仕立て

■撥水ガード加工

■正絹羽二重の胴裏

■正絹精華の八掛

以上が入ったフルオーダー袷着物セットになります。

価格は大変お値打ちな出来上がり価格になっております。Yahoo!ショッピングでご確認ください。

八掛の色変更は出来ませんので、予めご了承ください。

Yahoo!ショッピングだけの価値ある正絹袷きものセットをご紹介させて頂きました。

着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)

丹後ちりめんの正絹セミフォーマル長襦袢

2020年12月18日 13時34分

毎年新年を迎えるとホテルなどでは新年のパーティー、茶道会館では初釜式など新年ならではの改まった式典があります。

その時ばかりは着物姿が普段見るカジュアルな光景ではなく、訪問着や附下に色無地といったセミフォーマルな着物を目にします。

着物通販サイト京都wabitasでは、そんな高級フォーマルの下に着る用に上質な生地を使った高級長襦袢を揃えるようにしています。

今回ご紹介するのは、長襦袢用に織った一越の丹後ちりめんを使った特選の創作逸品長襦袢です。

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それともう一つは、八丁撚糸を織り込んだ変わり織の綸子の定番長襦袢です。

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どちらの長襦袢も丹後の機で織られた高品質の長襦袢で、高級訪問着の下に着る長襦袢としてふさわしい商品です。

今回は丹後の長襦袢を基にした丹後の織物情勢の説明も含めて商品紹介させて頂きたいと思います。

ワビタスで扱う正絹略礼装長襦袢の国産品は今回ご紹介する丹後で織った品と、石川県小松で織った綸子の長襦袢があります。

小松と丹後の違いを分かりやすく言うと、丹後の場合は「丹後ちりめん」が代表例ですが、1反物を織る小幅織機なのに対して、小松の場合は主に2反を一度に織る二幅織機で生産されます。

小幅ジャガード織機と二幅ジャガード織機では、耳もしっかりとしているのと、反物自体の打ち込みも小幅の方が少ししっかりしています。

小松は殆どの機が長襦袢を織り産地なのですが、丹後は逆で主に表地(着物地)を織るのが主な産地です。

長襦袢は表地と違い細い21中の糸を使うため、大量に織らないと機屋さんの採算が合わないことから、ここ5年ほどで長襦袢を織る丹後の機屋さんは激減してしまいました。今では探してもないくらいほんのわずかの機屋さんしか長襦袢が織られていないのが実情です。

「もっと長襦袢を織ってほしい」と頼むと、機屋さんの意見としては、長襦袢を織るのも表地や帯を織るのも同じ工程で労力も同じなので、「表地と同じ価格で織っていいのなら織る」というのが、現在残っている丹後の機屋さんの声です。

それで以前は長襦袢も織っていた機屋さんが、帯や表地へとシフトチェンジしたり、もう一つは廃業されているケースが後を経ちません。

それだけに以前は普通にあった丹後製織の正絹長襦袢は、現代では凄く貴重な商品になってしまいました。

それは着物がフォーマルからカジュアルに変化していってるのも絡んでいます。

しかしながら、そんな状況でも京都wabitasでは質に拘って国産の長襦袢を扱うように継続してきました。

本日ご紹介する丹後縮緬の長襦袢を含め、良質な高級正絹長襦袢をリーズナブルな設定で揃えていきたいと思います。

■ 特選丹後ちりめん長襦袢(一越ちりめん580g) ≪薄黄と若草の遠山重ね≫

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着物地ならば720g~780gで織る一越の縮緬を、長襦袢用に580g規格で織ったハイクオリティーな生地の長襦袢です。

染めも手描きを含めて全て手仕事の友禅染になります。上品な配色で落ち着きある仕上がりになっています。

■ 特選丹後ちりめん長襦袢(一越ちりめん580g) ≪ピンクにクリームの流水≫

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もう1色グレーにクリーム

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■ 特選丹後ちりめん長襦袢(一越ちりめん580g) ≪グレーとベージュの霞≫

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■ 特選丹後ちりめん長襦袢(一越ちりめん580g) ≪薄黄とサーモンの遠山重ね≫

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経糸・緯糸共にランクの高い生糸を使っているので、触っただけで着やすいのが分かります。特に縮緬なので緯糸には八丁撚糸を用いてあるので、上品にシボのある特選長襦袢地です。

そしてもう1タイプの丹後の正絹長襦袢は、今では定番生地となった五重織り丹後紋綸子変わり織を染めたボカシ染長襦袢です。

■ 国産丹後五重織長襦袢(八丁撚糸使用) ≪梅詰め彩りぼかし水色≫

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変わり織の紋綸子という高級感に加え、緯糸に八丁撚糸を使いシボがあり少しヨコに伸縮性が生まれ、綸子なのに丈夫な生地に織り上がっています。

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色は全4色

■ 国産丹後五重織長襦袢(八丁撚糸使用) ≪梅詰め彩りぼかし藤色≫

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■ 国産丹後五重織長襦袢(八丁撚糸使用) ≪梅詰め彩りぼかし桃色≫

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■ 国産丹後五重織長襦袢(八丁撚糸使用) ≪梅詰め彩ぼかしクリーム≫

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全ての染は明るく綺麗で上品な色を枠場の手ボカシで染められています。生地の地模様だけでもグラデーションが効いて素敵なのですが、それを引き立てるように全部の色が濃淡に彩り綺麗な配色のミックスぼかしになっています。

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一越ちりめんの長襦袢も、変わり織紋綸子の五重織り長襦袢も、今となっては非常に貴重な長襦袢となりましたが、京都wabitasでは今後も丹後の国産長襦袢を切らさないように揃えて、取り扱っていきたいと思います。

着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)

加賀友禅の附下:新しく宝尽くしを追加

11時09分

訪問着・附下コーナーに先日に引き続き加賀友禅作家謹製の素晴らしい附下着尺が新しく加わりました。

■ 加賀友禅附下特選着尺【加賀友禅作家謹製】 ≪柳美ちりめん:宝尽くし≫

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この生地も最上級な縮緬「柳美ちりめん」を使っています。

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加賀友禅作家の奥田勝将氏に染めて頂いてる本加賀友禅です。

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お馴染みの宝尽くしの模様をそれぞれのパーツに染めてあります。

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柔らかな色、はんなりとした色彩

加賀友禅ならではの魅力溢れる逸品を新しく追加させて頂きました。

本品も京都のショールームに常設してありますので、京都へお越しの際には気軽に見に来て頂ければと思います。

着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)

なごや帯【2020最終セール】

2020年12月16日 15時01分

2020年の最終に価値ある在庫処分品のご紹介です。

西陣織:九寸の帯が4本、クリスマス模様を織った西陣織の名古屋仕立ての帯3本、そして琉球織の逸品「本場琉球南風原花織」1本の8本です。

常日ごろからリーズナブルなお求めやすい設定を、在庫処分で更にお求め安い設定価格でご提供させて頂きます。

全て扱いやすいタイプばかりで、正絹キモノ初心者の方にもおすすめです。

紬や小紋などおしゃれな着物にコーディネートして頂ける個性的でカジュアルな名古屋帯です。

正確な価格はサイトでご確認下さい

■ 西陣織九寸なごや帯 「在庫処分」花菱格子

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■ 西陣織九寸なごや帯「在庫処分」変わり麻の葉

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この2本はお稽古や街着などのお出かけ用に気軽に使える帯になります。次の2本は少々遊び心溢れる模様をポイント柄で織った九寸なごや帯になります。共に3西陣織メーカーの謹製品になります。

■ 西陣織の九寸名古屋帯「在庫処分」ローマの休日

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 ■ 西陣織の九寸名古屋帯「在庫処分」 チャップリン

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ヨーロピアン模様を織ったオシャレな九寸が大変お求めやすくなっているので、是非この機会にご利用頂ければと思います。

そして、誰もが欲しい琉球の南風原花織の素敵な9寸も1本だけですが、大変お値打ちな価格となっています。

■ 本場琉球南風原花織 九寸名古屋帯(未仕立て品) ≪手織り逸品(仕立て代込) 「売り尽くし特価」≫

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ここまでが九寸の帯です。

次の帯は三本のクリスマス模様の正に今が旬になる帯です。名古屋仕立てに仕立て上がっているので、ご注文頂けましたら即送って翌日以降のお届けになるので、クリスマスまでにお使い頂くことができます。

■ クリスマスXmasなごや帯【2020最終セール】 ≪ツリーにサンタクロースとトナカイ≫

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■ クリスマスXmasなごや帯【2020最終セール】 ≪黒地にホワイトクリスマス≫

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■ クリスマスXmasなごや帯【2020最終セール】 ≪煌めくクリスマスツリー≫

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柄がクリスマス仕様ということもあり着用期間が少ない帯ですが、クリスマスの雰囲気を楽しめるアイテムとして、1本持って頂ければこれから先もず~っと毎年12月に使える帯として価値がある商品です。

これらセール商品ですが、九寸の帯5本は【九寸の帯コーナー】、クリスマスの帯3本は【仕立て上がり帯コーナー】でお求め頂けます。

ショールームでも商品はご覧いただけますが、年内は12月25日までの受付となります。

着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)

帯〆・帯揚げ:国産しゃれ物「売り尽くし」

2020年12月14日 16時05分

帯〆・帯揚げコーナーで、只今サイトにある帯〆(シャレ物)5点と、帯揚げ(シャレ物)2点と夏物1点を商品入れ替え時期のため、「特別価格」でご提供させて頂きます。

今後は主に帯〆は「ゆるぎ紐」、帯揚げは「無地」で色を揃えるように切り替えていくため、現品限りの売り尽くしセールになります。

全て国産の上質でハイセンスな商品ばかりなので、大変価値のあるお知らせとなります。

メーカー小売り希望価格¥14,300(税込み)の帯〆が、大幅ダウンの特別売り尽くし価格であったり、わずかですがお値打ち品ばかりです。

〈帯〆〉

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帯〆はもう1本

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〈NEXT帯揚げ〉

帯揚げはオシャレな高級友禅タイプが2枚、夏物のぼかしが1枚の3枚です。

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メーカー小売り希望価格¥16,500(税込み)の高級帯揚げですが、ワビタスのサイトのみ売り尽くし特別価格となります。

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帯〆・帯揚げ合わせて全部で8点だけですが、どれもハイセンスな品なのでイチオシ品ばかりです。

ご紹介した商品は着物通販サイト京都wabitasの帯揚げ・帯〆/帯留コーナーでお求め頂けます。

現品あるうちの今が大変お得なので、お見逃しなく。

着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)

 

 

加賀友禅の附下を最上質な縮緬で誂えました

2020年12月11日 17時17分

加賀友禅を誂えた附下の新作をご紹介させて頂きます。

着物通販を展開する京都wabitasでは、セミフォーマル着物は色無地と附下と一部だけ訪問着を揃えています。

その中で附下は京染ではなく、主に加賀友禅で創作しています。

今回も加賀友禅の素晴らしい附下が出来上がりましたので、ご紹介させて頂きます。

まず先に使っている生地についてご説明させていただきます。染色しなくてもこの生地だけでも十分逸品物として扱える最上質な縮緬を使っているからです。

既にワビタスのサイトでも取り扱っている人気の「柳美ちりめん」を使用しています。

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浜縮緬のような鬼シボ縮緬とは全くことなる質感で、着心地は間違いないと言える逸品です。

現に丹後はモチロン、全国の白生地の展示会で賞を総なめしています。

平織組織でありながら高級糸6Aを使い独自の水撚り技術を駆使した八丁撚糸を織り込み、しわにならず優しいシボ立ちを持っています。

そんな柳美ちりめんの生地を金沢の加賀友禅作家の先生の所に送って、

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出来上がってきた作品がこちらです。

■ 加賀友禅附下特選着尺【加賀友禅作家謹製】 ≪柳美ちりめん:さえずり≫

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若草黄緑色と藤色の裾ボカシに描かれた柄は、

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鳥と実をつけた枝葉を加賀ならではの色彩で綺麗に、そして上品に描いてあります。

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柳美ちりめんの高級感溢れる凹凸のシボに、上品で綺麗な色彩で柄を描いてあります。

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袖にもポイントで柄が入っています。

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裾ボカシの藤色に合わせるように、柄の色彩も変えてあります。

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正に加賀友禅ならではの、柄と色彩が堪能できる附下着尺です。

友禅作家さんの配慮で、着尺(丸巻き)ですが柄付けは訪問着と一緒のように柄付けされています。

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■ 加賀友禅附下特選着尺【加賀友禅作家謹製】 ≪柳美ちりめん:更紗≫

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加賀風に更紗の柄を上品に染め付けた、加賀友禅附下です。

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更紗というと癖の強い模様のイメージが強いのですが、本品に描かれている模様はシンプルで凄く上品で可愛らしい模様です。裾bぼかしも綺麗に仕上げてあり、うっとりしそうです。

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シックで透明感あるクリームに薄ピンクの配色でボカシをしています

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下の裾はピンクとベージュのボカシです

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シンプルで小柄ですが、本当に上品で見惚れる加賀の魅力が詰まった作品です。

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袖にもポイント柄が付いています。

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柔らかモノの白生地の中で最高の縮緬を使い、最高に上品で素敵な染色を施した加賀友禅作家謹製の附下着尺は、京都wabitasの訪問着・附下コーナーでご覧いただけます。

京都のショールームへお越し頂ければ、現品を触って見て確かめて頂くことが出来ますので、気軽にご予約下さい

今回は加賀友禅を染めた新作の附下着尺をご紹介させて頂きました。

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男の羽織裏逸品物:美人画の手描き友禅

15時41分

男着物を扱う着物通販の京都wabitasでは、表地の反物はモチロンですが正絹を染色した高級裏地も沢山扱っています。

今回ご紹介するのも手描き友禅で描き上げた高級額裏地です。

■ 男額裏(正絹羽織裏) ≪手描き友禅:色紙に花魁≫

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色紙に描かれたそれぞれの花魁を見事に描き上げた逸品です。

(秀峰という名前及び判は、実際に描かれた職人さんの作者名ではなく、あくまで原画の写しです)

京都におられる熟練の手描き友禅職人さんにお願いして描いて頂いてる素晴らしい作品です。

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型を使った摺り友禅も素敵ですが、本品のように全て手描きで描き上げた作品は、出来上がりを見て分かるように感無量の出来栄えです。

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この作品を描いて頂いてる職人さん(作家)は、80近い年齢の女性の手描き職人さんです。男の額裏地を描けるのは京都でも極わずかしかおられません。それだけに現在サイトで取り扱っている全ての手描き額裏地は、非常に貴重な作品ばかりなのです。

羽織を脱いで、衣紋掛けに掛けた時に、この素晴らしい浮世絵美人画が見えたら、全ての人の注目の的になること間違いないと思います。

手描き職人さんの想いがこもった創作逸品物の正絹男額裏地は、京都ワビタスの男着物コーナーの中の男羽織裏地コーナーでご覧頂くことができます。

この他の作品を含め、サイトの全ての商品は、京都のショールームに常設してあります。

直接触って確かめてみたいという方は、是非一度ショールームにお越し頂ければと思います。

気軽に品物をご覧いただけますので、遠慮なくご予約してください。

以上、手描き友禅の逸品物:男物羽織裏地のご紹介でした。

着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)

牛首紬:加藤改石謹製手織り紬の色無地

2020年12月10日 17時10分

紬のコーナーに牛首紬を染めた色無地着尺(反物)が新しく5色追加されました。加藤機業場の紬で、無形文化財指定:加藤改石謹製の正真正銘手織りの牛首紬を染めた、レトロ感溢れるおしゃれな紬の色無地です。

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色は全5色で、全ての色を着物スタイリストさんが厳選して出した色で、染め上がりはレトロ感溢れる紬らしい素敵な色に染まりました。

■ 牛首紬:加藤改石謹製 ≪アンティークボルドー≫

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玉繭から引いた玉糸は、節の出方も独特でカジュアル感ある紬になりました。

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スタイリストさんが選んだ色だけに、言葉では表現しにくい、魅力ある色です。

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次の色もレトロ感ありシックにカジュアルな色に染まっています。

■ 牛首紬:加藤改石謹製 ≪グレイッシュパープル≫

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グレーにも近く、それでいてパープル系のシックな色です。

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改石さんの素晴らしい紬を、スタイリストさんがおしゃれにアレンジしてくれました。

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次も素敵な色で、濃色のシックなグリーンの色無地です。

■ 牛首紬:加藤改石謹製 ≪ブリティッシュグリーン≫

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濃色は紬のレトロ感が最もでるので、この深みある緑も正にそれです。

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手織りの紬ならではの生地肌のムラ感がたまらなくオシャレですね。

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もう1色のグリーンは、黄緑系を渋くレトロにした独特なモスグリーンです。

■ 牛首紬:加藤改石謹製 ≪モスグリーン(渋い黄緑)≫

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中濃度な色合いの緑なので、玉繭の節にできる色溜まりと、生糸(単繭)の色に濃淡の違いが出て、紬感がハンパないです。

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レトロでアンティークな色なので、若い方~ご年配の方までオシャレに着こなせる色です。

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そして最後の色が最も紬らしさがあるベージュ系の色です

■ 牛首紬:加藤改石謹製 ≪ベージュブラウン≫

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生成りでもなく、金茶でもないベージュ系ブラウンなので、癖が無くシンプルに着こなせる色です。

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改めて加藤機業場の牛首紬について解説させて頂きます。

石川県南部の白山市の山間の村で生み出される牛首紬は、加藤機業場さんと西山産業さんの二つの機場で作られる紬で、白山紬とも言われます。

着物通販を展開する京都ワビタスの牛首紬は、全て加藤機業場さんが織られた手織りの紬を使用しています。

その特徴は、使っている糸、御年99歳の加藤改石さんが今も尚作業されるかせ練りという手作業の練り、牛首紬独特の「糸はたき」という工程など全て加藤さんでならではの工程により出来上がった生地は、よく「釘抜紬」などとも呼ばれるように丈夫な質感です。

【特徴1:糸】

その特徴の一つでもある糸ですが、緯糸には二頭の蚕が作った玉繭60個から直接手でひいた玉糸を使っています。玉繭は、単繭がが作った繭と比べて糸が複雑に絡み合い、うねりが強く独特の節が出るため、躍動的な紬ならではのカジュアル感を作り出します。まわたを紡ぐのではなく手で挽くことにより、絹糸独特の真珠のような光沢感が生まれます。玉繭は2頭の蚕が吐いた糸が不規則に重なり合っているため製糸工程で高度な技術を要します。加藤さんでは単繭を経糸に、玉繭を緯糸に使用されています。

〈右が玉繭、左が単繭〉

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【特徴2:織り上がりまでの工程】

1、製糸(のべびき)

繰糸釜の湯に繭を浮かべ、経糸は約単繭80個、緯糸は玉繭60個から1本の糸を挽き出します。

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糸の太さを揃える技能を要する仕事であり、それらは製糸の熟練工の経験から生まれる技術に任されています。

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加藤さんが使用されている製糸機は、明治初期に入ってきた形そのままの座繰り製糸機です。

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2、管巻き

のべ枠から管に巻き取る工程で、昔は1本1本で巻き取っていましたが、現在は管巻器により、1度に12本巻き取る方法を取られています。昭和初期頃に動力に変わり、複数本とれるようになりました。

3、のべつむぎ

管から引き出した糸にゆるく「より」をかけながら大枠に巻き取り「かせ」をつくります。経糸2400m、緯糸3000mを1かせとし、枠を外してから乾燥したものを「がらがせ」と呼びます。

4、糸練り

生糸はタンパク質であるフィブロインとセリシンの2重構造になっています。精練はご存じのようにセリシンを取り除きフィブロインが絹の感触と光沢を生み出す作業のことです。石鹸と重曹を用いてセリシンを煮溶かしたあと、糸に残ったセリシンや石鹸をきれいに落とすために、水洗いし脱水します。今もされているかは分かりませんが、この糸練りの工程を加藤改石さんがされていました。今から約9年ほど前に見学に行かせてもらった時は、改石さんは90歳でしたが手作業で糸にお湯か水をかけながらセリシンを落とす「かせねり」という工程をされていました。

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5、糸はたき

牛首紬が「釘抜紬」といわれるくらい丈夫でしなやかなのは、この「糸はたき」という加藤さんならではの工程があるからかもしれません。糸を何度もしゃくるようにはたいて、1本1本の糸にさらなる空気を吹き込みます。

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この作業により蚕が糸を吐いた時のうねりを取り戻し配列を整えます。工程の間に何度も行うことにより真珠のような光沢の糸が更に輝きを増した独特の光沢と、ふんわりとした触り心地が生まれてきます。

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6、糊付け~管巻きまで

経糸は織機にかけた時「うわそ」と「したそ」に分けてかみ合います。その間を緯糸が通るので、滑らかにして通りやすくするため、経糸に糊付けをします。糊の原料になる米の粉を煮込み糊を作ります。そこに糸を浸して手でまんべんなく糊を付けていきます。

糊付けされた糸を「かせしぼり器」を用いて、まんべんなく糊を絞り取ります。そして「かせくり」(糸を巻き取る作業)した糸を「整経」(経糸を整えて巻き取り)と「管巻き」(織機にかけるため緯糸を小さな管に巻く作業)をして、機織りの用意が出来上がります。

7、機織

「へ」に通した経糸は両足交互の足踏みにより「うわそ」「したそ」に分かれて口が開き、その中を緯糸を巻いた管を差し込んだ「杼(ひ)」が1回飛ぶごとに、左手で握った「かまち」で打ち込みます。

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両手両足の力配分、タイミングが牛首紬の風合いを作り出します。

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伝統工芸士の織子さんがいったん織り出すと「ぱちん、ぱちん、ガコン、ガコン」とリズミカルに機を織る音が響き渡ります。それでも複雑なうねりのある玉糸を緯糸にしているので、スグに

機を止めて糸を整えて再び織り始める、それの繰り返しです。

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一日にほんの少ししか織れませんが、織り上がった生地は、「無形文化財指定、加藤改石謹製」という判と「牛首紬検査の証」という判が押されて出荷されていきます。

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そんな加藤改石謹製の牛首紬をシンプルに無地に染めて今回ご紹介している反物が出来上がりました。

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何度も申し上げますが、牛首紬は太くて節のある玉糸で織りあげるのが特徴で、節が多く白生地で見る時よりも染色した後のほうが、素朴でレトロ感とカジュアル感溢れる独特な優雅さが浮かび上がります。

加藤機業場で織られた牛首紬も、説明したように打ち込みが強いため、無地染とはいえ染めるのも難しく、一度から2度くらい地入れ(湯通し)して染付を少し良くしてから染めないと綺麗に染まりません。

今回は5色とも凄く完成度の高い染め上がりとなりました。

「着物は紬」という紬好きな方にはたまらないハイグレード・ハイクオリティーな紬のおしゃれな色無地着尺です。

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