夏の和装肌着も麻が一番
2019年7月26日 10時05分盛夏の時期は気温も連日30度超えが当たり前、日中に至っては34℃以上の猛暑や35度以上の酷暑となり、自然と汗が噴き出てきます。
そんな夏場でも、茶道をはじめお稽古事に、仕事で和服を着なければならないという方がおられます。
Tシャツ1枚でも暑いのに、何枚も重ね着しなければならない和服なら、尚更つらいこと間違いナシです。
和服の肌着は一般的に安価なのがガーゼ類の繊維で、ポリエステル、綿が一般的に多いのですが、これら繊維は洗えるて安い代わりに汗の吸収が悪く、不快感を覚えます。
着物通販の京都wabitasでは、夏の和服の下着及び肌着類は本麻の繊維で作ったものを定番的に扱っています。
肌着に関しては麻の産地と共同で製作した汗取り肌着をMサイトLサイズでそれぞれ揃えています。
■ 本麻リネン汗取り肌着
タイトル通り肌着に使っている麻はリネンです。
麻の中で最も柔らかな肌触感があるので、女性の肌にも優しくチクチク感が無い麻繊維で、今ではアパレル業界でも人気の繊維です。
この肌着には既にご存知の方が多いと思いますが、両胸(両上前)、背中から腰に掛けて、両脇に麻綿(あさわた)が入った汗取り布が付いてます。
麻は吸水性、放出性、速乾性などに優れた天然の植物繊維です。綿や絹にウールなどの天然繊維の中で接触冷感が一番あります。触った時にヒンヤリ感があるので、夏に最も適した繊維なのです。汗取りを付けた箇所は、実際に和服を常に着ておられる方からご要望をお聞きして付けました。
一人は茶道を主宰されているお茶会の先生です。夏場のお茶会は正に着物の下は汗だくだそうです。これまではアシベ織の汗取りを着ておられたのですが、アシベは生地が分厚いので汗が着物にはつかない代わりに重たいので、体に負担が掛かるのが辛いと言われました。
そんな茶道の先生のご要望で作った完成品を、今度は京都の老舗料亭の女将さんに使って頂いたところ大好評で、今でも追加をいただいてます。
今年の夏は天候不順で気温の上昇が遅れましたが、祇園祭が終わったくらいから気温がぐんぐん上がってきているので、これから麻の肌着の出番が増えてきそうです。
また、もう一つ人気アイテムがあります。それがステテコ式の下ばき麻のキュロットです。
■ 本麻リネンのキュロット (婦人用和装下ばき)
汗取り肌着と一緒でリネンの生地を使っているので、肌に優しくサラリとしたステテコという感じです。
更に、このリネンシリーズでは半襦袢も創って昨年から取り扱っています。
■ 本麻リネン汗取り半襦袢(麻絽の半衿付き)
この半襦袢は、汗取り肌着をお買い求めいただいたユーザー様からご要望を頂いて創った襦袢です。
「肌着を着ずに、襦袢だけで着物が着れるような襦袢があればいいのに」というようなご要望でした。
襦袢本体の生地はリネンで、肌着と同じように汗取り効果のある麻綿を付けてあります。
別襟で半衿を付けてありますが、モチロン麻で織った絽の半衿を付けてあります。
裄は着物から出ないように、通常の長襦袢よりも短めにしてあります。
最近では浴衣も襟を出して着物のように着る方が増えているので、この半襦袢は重宝されると思います。
暑い夏対策として、天然のエアコン繊維:麻をふんだんに使ったワビタスの肌着類を是非ご利用下さい。