月別記事一覧2025年5月

6月の仕立て期間についてお知らせ

2025年5月29日 16時24分

ここ近年は、毎年4月末~7月にかけて、夏の和服用の仕立てを中心に、仕立てが大変混みあいます。

京都wabitasが出している仕立て屋さんも、5月末の現在は既に2ヵ月待ちという状況になっています。

ただ、知っている仕立て屋さん一軒一軒聞いてみたところ、京都にある仕立て学院を運営されている仕立て屋さんは、6月中旬までは今のところ仕立て期間1ヵ月以内で仕上げることが可能です。

京都wabitasの麻着物コーナーにある反物を、7月に着用したいというご希望の方は、手縫い仕立てなら今からでも間に合います

ただ、和裁士さんが限られた人数しかおられませんので、その仕立て屋さんも急に仕事が増えたら一気に混んでしまい、納期遅れになるかもしれません。

麻着物を7月着用で誂えをお考えの方は、一日でも早くお申込み下さい。

【只今の仕立て屋さんの込み具合及び、納期状況】

■国内手縫い仕立て(京都)⇒今なら仕立て開始から1ヵ月以内の仕上がり

■国内ハイテク仕立て(ミシン)⇒既に混み合っており現在は納期2ヵ月待ち

8月以降は1ヵ月以内の仕立て納期になると思います。

今から誂えて、7月に着用を希望される方は、国内手縫い仕立てをご利用下さい。

京都wabitasの麻着物コーナーでは、先染で織った本麻近江ちぢみの反物を仕立て付セットでお申込みできるように、ご用意しております。

反物+国内手縫い仕立て+水通し加工+麻衿裏が入った手縫い仕立てセット「1ヵ月以内の仕上がり」

反物+国内ハイテク仕立て+水通し加工+麻衿裏が入ったハイテク仕立てセット「仕立て期間約2ヵ月」を、それぞれに用意しております。

当然ですが、仕立てにかかる費用は手縫い仕立ての方が特急料金ではありませんが、今まで通りハイテクよりも高価になります。

その分、縫い目などの仕事も丁寧ですし、1ヵ月以上早く仕上がります

モチロン手縫い仕立ての方がハイテク仕立てで誂えたものより、長持ちするのも事実です。

費用は少し高いですが、メリットは沢山ありますので、是非この機会に手縫い仕立てをご利用下さい。

ただ、申し訳ありませんがお持ちの浴衣や着物地などの反物を持ち込んでの仕立ては受けられませんので、予めご了承下さい。

以上、6月に向けての仕立ての状況について、手縫いならまだ間に合うというお知らせでした。

着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)

苧坂(からむし)織の帯八寸入荷のお知らせ

14時56分

着物通販サイト京都ワビタスでは、自然布の織物を中心に今年もいろいろな夏帯を揃えております。

今年は新しく苧坂の麻八寸手織りの帯を加えました。

1点は100%苧坂(からむし)の糸で織った無地の八寸で、もう1点は黒染した捩りタイプの黒の帯です。

特に無地のからむし織は、自然布の色合いそのままに織りあがってる逸品モノです。

山形県置賜地方の長井にある機屋/長岡織物さんで手織りされた、「からむし100%」の全通無地の素晴らしい帯です。

古代布ならではの素晴らしい自然布の帯です。

ザックリとしてシャリ感があり、涼し気で夏帯として相応しい品です。

自然布そのままの糸を、伝統工芸士の長岡正幸氏が手織りで丁寧に仕上げた作品になっています。

上布など麻着物や夏紬などの夏着物にコーディネートする夏帯として相応しい逸品の帯なんです。

からむしの原麻を手積み(撚り繋ぎ)して、1本の糸に撚りをかけて、丁寧に織り上げたのが本品です。

苧坂の帯を探しておられる方に必見の、長岡正幸氏謹製からむし織八寸の帯です。

もう1本の帯も、からむしの帯ですが、これは黒に染めてから捩り織している黒色の八寸帯です。

手織工藝:繭屋清十郎謹製「からむしの帯」【黒】

最初にご紹介した長岡正幸氏製織のからむし織は、手積みした糸をそのままに手織りしていますが、この帯は黒に染めている染物なので柔らかく、長岡さんの無地に比べると質感及び風合いが全然違います。

ざっくりと隙間を多くしてあるので、柔らかくても通気性は凄くいいです

捩り帯なので、ポイントには下の画像のように格子取りで繋ぎ模様を織ってあります。

後ろの太鼓には、ポイントで模様が出るようにしてあります。

レトロに幻の古代布感をそのままに出した全通無地の苧坂の帯と

シックに粋な黒の苧坂捩り織の帯

見た目、質感、織など、それぞれ全く異なる2本の苧坂の帯をご紹介すると共に、入荷のお知らせでした。

この品々は、ウェブサイト「夏帯コーナー」と、京都のショールームでもご覧頂くことができます。

京都へ来られる機会があれば、是非お立ち寄りください。

着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)

新作の麻着物/近江ちぢみぼかし染麻着尺

2025年5月9日 11時24分

麻着物の新商品のお知らせです。

京都wabitasは毎年夏の着物用に本麻の近江ちぢみを創作して揃えています。

これまでは先染糸で織った織物着尺を沢山作ってきましたが、今回ご紹介する品は白で織った麻100%の近江ちぢみの生地を、京都の染め工房に持ち込み染色した後染による染物着尺です。

浴衣染のスクリーン捺染の染色工場で、ぼかしを友禅染してもらいました。

こちらです

■ 麻着物:本麻近江ちぢみ【染の反物】 ≪マリンブルーぼかし染≫

凹凸のある生地の表面の上に捺染しているので、染料が生地の特性そのままに表現されており、絞り染のような感じで、レトロ感溢れ味わいある仕上がりになっています。

なぜ本麻近江ちぢみを染物を作ったのかというと、後染は先染織物と違ったお洒落感を魅せることができるからです。

織物でこれくらい幻想的で透明感あるグラデーションを出そうと思うと、経糸だけでも色数を多くして手間が大幅に増えるのと、販売価格が何倍も高くなってしまうのに対して、後染ならお洒落に仕上がって比較的リーズナブルな価格設定が可能になるからです。

夏着物の需要が年々増加している昨今において、麻着物のおける重要性を感じて、浴衣ではなくお洒落キモノとして、麻の染キモノ用に創作させて頂きました。

只今全7色を作り、取り扱いを広げています。

■ 麻着物:本麻近江ちぢみ【染の反物】 ≪藍色ぼかし≫

■ 麻着物:本麻近江ちぢみ【染の反物】 ≪藍紫色ぼかし≫

■ 麻着物:本麻近江ちぢみ【染の反物】 ≪茶系紫色ぼかし≫

■ 麻着物:本麻近江ちぢみ【染の反物】 ≪モスグリーンぼかし≫

このように、両サイドを濃くして中になるに連れて薄くした濃淡ぼかしが5色

そして、左右色彩をを変えた染め分けボカシが2色で展開中です。

■ 麻着物:本麻近江ちぢみ【染の反物】 ≪エメラルドブルーぼかし≫

左右の色を明るい色とダークな色に分けた「昼夜ぼかし」にしています。

着物に仕立てた着姿はグラデーションになり、お洒落な夏着物が完成します。

■ 麻着物:本麻近江ちぢみ【染の反物】 ≪藤&鼠染め分けぼかし≫

ラベンダー系のライトカラーに、グレーのダークな色との組み合わせが斬新でお洒落です。

《デメリット表記について》

本品は生地表をなでるように染色しているスクリーン(手捺染)で染色しているため、裏まで綺麗には染まっていません。

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上下の画像を見て分かるように、裏側は白く染まってない部分が浮かび上がります。表から見えることは無いので着姿に問題はありません。

あと、お伝えしているように生地は「ちぢみ加工」を施して楊柳のように凹凸のシボがあるため、所々に生地白が残っています。

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これも「近江ちぢみ」を染めている証として、わざと残しております。染難ではありませんので、予めご了承下さい。

また、デメリット表記として、本染は浴衣と同じで最初洗う際に少し色が落ちることがあります。

色落ちしない反応染料で染色しているので、基本的に染料自体の色落ちはしないのですが、上からなでて染め付けているので、余分な染料糊が洗い流され、洗濯水が少し変化して色落ちのようになる場合があります。

なので、洗濯の際には必ず手洗いで、他の衣類と一緒に洗わないようにしてください。

念のため弊社では、水通し加工を施してからお届けさせて頂きます。

《先染織物と後染品の違い》

ご紹介してきたように、京都wabitasの麻着物/着尺は全て本麻(麻100%)の近江ちぢみです。

これまで扱ってきたのは先染による「織物」の本麻近江ちぢみで、今回新しく作ったぼかし染着尺は「後染」の本麻近江ちぢみです。

違いは正絹と同じで、先染は糸から染めて糊付けしているので、後染に比べてシャキッとしてシャリ感がある生地質に対して、後染の反物は白生地を染色して蒸し水洗の工程を通しているため、柔かな生地質の「柔らか物」になります。

使っている麻はラミー(苧麻)で乾いた繊維のため、柔らか物と言えども、綿や同じ麻でもリネン(亜麻)に比べると、シャリ感があります。

本品はウェブサイトで最近出したところですが、既にワビタスのpopupイベント表参道きものフェスタや、大阪めーかんえぽっく、東京キモノショーで既に沢山の販売実績があり、大好評でした。

只今、ウェブサイト京都のショールームで取り扱い中です。

日本の蒸し扱く厳しい夏を、少しでも快適に過ごせる和服として、本麻近江ちぢみの着物を、更にお洒落に着こなして頂けるように、先染はモチロンご紹介した後染共に取り扱っていきます。

以上、新作の麻着物/後染の本麻近江ちぢみ完成のお知らせでした。

着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)

「超軽量、冷感、丈夫」麻の薄羽織/shuwari(シュワリ)新色のお知らせ

2025年5月8日 15時25分

着物通販サイト京都wabitasオリジナル約220gの超軽量薄羽織「shuwari(シュワリ)」ですが、昨年の東京キモノショーを皮切りに大好評で、沢山のユーザー様にご愛用頂くことができました。

グリーン、ネイビー、グレー、ブラウンに白の5色を扱ってきました。

総重量約220gは、正に羽織っているのを忘れるくらいの軽さで、しかもしわ加工を施していることにより、凹凸のシボがあり風通しがよく、接触冷感のある生地は、薄いのに凄く丈夫です。

正絹でこれくらいの薄い生地は、引っ掛けに注意が必要ですが、シュワリはサラリとした平織の生地なので、そこまで引っ掛けに注意する必要がありません。

撥水加工も施してあるので、急な雨が降ってきても、少々の雨なら弾いてくれます。

そして、価格も仕立て上がり3万円台とリーズナブルなのが嬉しいところです。

そんな麻の薄羽織に、新しい色が4色完成しました。

墨黒・パープル・カーキ・薄い水色の4色をwebサイト/Yahoo!ショッピングに加えました。

麻&ナイロン超軽量薄羽織/shuwari(シュワリ)/墨黒

麻&ナイロン超軽量薄羽織/shuwari(シュワリ)/パープル(紫)

麻&ナイロン超軽量薄羽織/shuwari(シュワリ)/カーキ

麻&ナイロン超軽量薄羽織/shuwari(シュワリ)/淡い水色

以上、濃色が2色、薄色2色の計4色になり、これで全9色になりました。

墨黒・パープルの濃色は、透け感もお洒落でいい色に仕上がっています。

カーキと淡い水色は、上品系や薄色がお好きな方におすすめの、涼しげで落ち着いた上品さがある色です

麻100%の本麻とは異なり、光沢があって滑りがよく軽いのは、ナイロン糸を使用しているからです。

ナイロン糸は、髪の毛よりも細い、超極細のナノ繊維のため、超軽量を実現することができました。

シワ加工をしたことにより、凹凸のシボがあるのですが、基本は無地なので着物とのコーディネートに悩むことなく、気軽に羽織って頂けます。

後ろからも透け感が涼しげでお洒落ですし、着流しで出かける際に、帯を見られたり、人目が気になる方にも丁度いい具合の透け感になっています。

サイズは各色M・Lの2サイズをご用意しています。

今年も早めに暖かくなり、夏に向かってどんどん汗ばむ気候になることは、間違いなさそうです。

京都wabitasでは、麻100%の本麻着物(着尺)や本麻長襦袢を常に沢山揃えており、夏の和服用に販売しております。

今回ご紹介してるオリジナルの薄羽織はモチロン、麻着物、麻長襦袢などをwebサイトだけでなく、自社の催事及び着物イベントでも発表していきます。

是非、新しく麻着物を誂えて、本日ご紹介した麻ナイロン薄羽織シュワリを着物の上に羽織って、夏のお出掛けをお洒落に、涼しくお楽しみください。

以上、薄羽織シュワリの新色完成のお知らせでした。

着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)

PORSCHE(ポルシェ)の展示ショーに京都wabitasが男着物&袴で出展

8時45分

男着物&袴の展示会についてのお知らせです。

5月25日(日曜日)に、ポルシェセンター京都が、Macan(フル電動)・911・Taycanホテルショー2025を開催されます。(車のポルシェの展示ショーです)

■日時

2025年5月25日(日)13:00~19:00

■会場

ハイアットリージェンシー京都/1階ザ・ボールルーム

(京都市東山区三十三間堂隣り)

■展示車

Macan(フル電動)・911・Taycan・カイエン・パナメーラを屋外展示

新たなラインナップとしてデビューしたフル電動Macanをメインに、911とTaycanを展示されます

■スペシャルトークショー

モータージャーナリスト今井優杏氏によるトークショーがスペシャルゲストを迎えてあります。

第1回が14時~スペシャルゲスト/ゴスペル歌手のTiA

第2回が17時~スペシャルゲスト/元阪神タイガースの糸井嘉男

そんなポルシェのホテルの展示ショーに着物通販の京都wabitasが、アートウィークエンド協賛企業ブースに「男着物」で出展致します。

【メンズ着物&袴】

大好評の誰でも簡単ワンツータッチで履ける「袴」「着物/上衣」を展示します。

他に出展されるブースのラインナップを見ると、凄い企業名ばかりですが、和装企業は京都ワビタスと扇子の老舗:宮脇賣扇庵だけです。

企業様の中にはカメラのLEICAさんや、メーカーズシャツ鎌倉さんなど有名な名もありますが、そんな中に京都wabitasも混ざって出ます。

《他の出展企業》

LEICA(ギャラリー京都)

メーカーズシャツ鎌倉

・オーダースーツDAVID LAYER

宮脇賣扇庵

・株式会社THREE-M

その他数社

和装/着物とは全く関係のない異業種/車/ポルシェの展示ショーに初めて出展することになりました。

ブースはテーブル1台分ほどなので、小さなブース出展になりますが、スーツ着物&ズボン袴を一人でも多くの男性に知っていただくいい機会と思い、出ることになりました。

スーツ着物/上衣とワンツータッチで簡単1分で履ける「」は、格好いい男の着物アイテムです

ファスナー式で両サイドにポケット付きで動きやすいので、正にズボンを履く感覚で簡単に履きこなせます。

車好き男性にとって憧れの車/PORSCHE(ポルシェ)と、最も日本人らしさを感じさせる男着物は、異業種ではありますが、格好いいという憧れで相通じるところがあります。

5月25日(日曜日)は、是非ハイアットリージェンシー京都へ足をお運び下さい。

ご来場お待ちしております。

男の着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)