単衣にもお薦めできる、高級呉服店の別誂え正絹長襦袢
2016年3月28日 16時17分今年の3月は、寒くなったり、暖かくなったりして、不安定な気候に合わせる体調管理が難しいです。
コート無しで出かけたら、
「朝は暖かいのに夜は寒い」
そんなことが度々あり、困ったもんです。
衣替えは6月ですがしかし、、毎年そんなこと言ってられないくらいに5月は暑く、「単衣でないと出かけられない」そんな状況が、近年の当たり前になりました。
5月に単衣着物が必要なら、3月遅くとも4月に作らないと間に合いません。
着物通販の京都wabitasでは、単衣の着物はモチロン、単衣にお薦めできる上質な正絹の長襦袢を、この時期にご用意させていただいてます。
そんな単衣用の長襦袢ですが、単衣に仕立てるにあたって必要条件として、丈夫な素材で、肌触感がサラッとしている、そんな生地を求められます。
着物専門店の呉服屋さんは、昔は自社用に誂えた素材を機屋さんに発注して、烏帽子や楊柳のような生地に凹凸のある縮緬素材を創っておられました。
特別に誂えられた高級素材だけに、贅沢な織になっていて、小売価格も高価で、価値の高い品でした。
そんな高級素材を扱う呉服店がどんどん無くなり、それを期待していた専属の機屋さんも品物を納めることが出来ずに、生地で在庫が残っていたりします。
先日、丹後の機屋さんに行ったら、まさに説明した商品があり、機屋さんもどうにもできずに困っておられました。
生地は楊柳で、素晴らしく良い生地です。
普通の楊柳は、地模様を織り上げる紋楊柳が主ですが、そこにあったのは地模様の無い無地楊柳で、実にしっかりとした生地で、凹凸があるシボが高級感溢れる素晴らしい生地でした。
話を聞くと、どうも扱われていたお店が無くなり、生地メーカーも引き取らず、どうしようもない、ということでした。
それなら、「全て買い取りましょうか」と持ち掛けたら、大変喜ばれて分けていただくことが出来ました。
白のままでもよかったのですが、今回は色物に染めてしまうことにして、京都の染工場で優しい色のぼかし染で染め上げました。
染付きがとっても良く、幻想的な遠山の重ねボカシ染にしてみたのですが、とても綺麗に染め上がりました。
そんな正絹で織った、高級丹後楊柳の別誂え長襦袢を、ワビタス限定のリーズナブルなお値打ち価格でサイトにアップさせていただきました。
今ならと思い、「単衣にもオススメ」というかたちで発表しています。
こんなクラスの生地を一から織ったら、驚くくらいに高くなると思います。
用尺は13.5mあり、単衣でなくても、袷用に仕立てることも出来ます。
上品な色に染め上がりましたので、訪問着・付け下げ・色無地・小紋などの柔らかモノ着物の下に着る長襦袢として、最高の商品が出来ました。
■ 別誂え丹後楊柳長襦袢【単衣にお薦め高級品】 ≪山ぼかし重ね染クリーム「現品限り」≫
良い色のボカシ染友禅です、染付きがいいので綺麗に染色できました。
シボのある生地をご覧ください。
地模様が無いので、紋楊柳よりも打ち込みがしっかりとした、最高の生地です。
この凹凸あるシボが、風通しをよくするので、単衣に向くのです。
他4色も上品で素敵な色に染め上がりました。
■ 別誂え丹後楊柳長襦袢【単衣にお薦め高級品】 ≪山ぼかし重ね染薄ピンク「現品限り」≫
■ 別誂え丹後楊柳長襦袢【単衣にお薦め高級品】 ≪山ぼかし重ね染薄ブルー「現品限り」≫
■ 別誂え丹後楊柳長襦袢【単衣にお薦め高級品】 ≪山ぼかし重ね染ヒワ色「現品限りのお値打ち品」≫
■ 別誂え丹後楊柳長襦袢【単衣にお薦め高級品】 ≪山ぼかし重ね染パープル「現品限り」≫
以上の5色に細かく染めてみました。
若い方から中年配やご年配の方まで、全ての着物愛好家の皆さんにお薦めできる、素晴らしい商材の正絹丹後ちりめん長襦袢です。
お茶会や華道などの着物の下にも素敵な上品な長襦袢です。
この長襦袢の反物は、着物通販サイト京都wabitasの長襦袢:略礼装ぼかしコーナーからお求めいただくことができます。
何度も着こなしていくうちに、着物よりも先に傷んでしまう長襦袢は、着物を着こなしていくうえで無くてはならない必需品です。
1着2着と持っていると、より安心です。