単衣着物にご提案の正絹小紋:丹後市松紋意匠ドット友禅

2015年4月17日 10時05分

裏地を付けずに仕立てる単衣着物ですが、年々単衣着物を必要とされる方が増えてきているように感じます。

着物は秋冬だけという方は、気軽なカジュアル感感覚で着物を集めておられるようですが、単衣のキモノを揃える方に多いのがやはりお茶やお花などお稽古をされている方です。

モチロン普段着として単衣着物を着ておられる方も多いようですが、そういう方は木綿やウール、ポリエステルなどの洗える着物を着ておられるようです。

正絹着物で単衣モノを誂える方はの多くはお茶をされている方です。

改まったお茶会などには色無地などを単衣にされて着られているようですが、気軽なお茶会などには小紋が人気なようです。

特に単衣の着物となると裏面が気になるので、裏まで染まっている両面染の小紋や地色が裏まで染まっている小紋を厳選されます。

小紋の着物通販京都ワビタスではそんな単衣着物にもお薦めできるような小紋を意識して袷着物と選べるよう品揃えしてきました。

八掛を付けない単衣着物は袖口から覗いた時に見える生地の染まっていない部分があると意外と嫌なものです。

扱き染などで創った小紋は意外と裏に地色が浸透してないので、単衣着物には向かない時があります。

格安な値頃小紋などは海外素材で機械染して価格を抑えているので、裏まで染まっていないことが多いです。

別に単衣着物に出来ないことは無いのですが、嫌がる方がおられますので単衣着物にはあまり提案しません。

今回単衣のキモノとしてご提案する小紋は、引き染でしっかりと地色を染めています。

ピンクやクリームなどの暖色からグレーやヒワなどの寒色まで色を各色そめています。

生地は細かな市松文様を光沢で浮かび上がるよう織り上げた、丹後の機屋さんで織り上げた紋意匠の生地です。

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これを引き染で染めたら色無地の着物としても使えそうなくらい綺麗に光沢がでて色も良い感じに発色しています。

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この色が引き染しているので裏までしっかりと染まっています。

 

でも、色無地の着物にするには、ちょっと光沢が出すぎで光りすぎて着物として気になるところです。

なのでこの地色の上から細かなドットの柄を半分抜くような感じで白上げに小紋染めしたら、とても上品でオシャレな小紋に染まります。

こんな感じに地色も抑えられて絶妙な色の染着尺になりました。

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地模様の光沢とドットの友禅が重なり合うことにより、琉球織り物などにある花織のように地紋が面白い形に浮かび上がり、着物に仕立て上がるととても素敵です。

このようにこの小紋は色無地のような略礼装的な格のある着物ではありませんが、無地感覚で色を強調できるオシャレな着物になります。

オシャレといっても紬のような完全カジュアルということでは無く、締める帯によっては友人結婚式の披露宴によばれた時などに着る着物としても使えます。

丁度江戸小紋の次くらいに使えそうな感覚です。

特に6月や9月に着る単衣のキモノは季節に応じた色選びも重要になりますので、この小紋に使われている中間色なら、5月も6月も9月も10月も着こなせる落ち着いた色です。

着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)では、このドット友禅の小紋を単衣のキモノとしてご提案したいと思います。

モチロン裏を付けて袷の着物としても全然OKなので、一年を通していろんな着こなしが想像できる素敵な小紋の反物です。

■ 丹後市松紋意匠小紋 ≪ドット友禅:ピンク≫単衣きものにご提案小紋

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裏まで染まって無い小紋なら見えている裏の部分が生地白でかすれた感じになりますが、しっかりとサーモンピンクの色が引き染で丁寧に染めたことにより、上品な染付になっています。

 

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白上げの友禅は均等にドットが並んでいるだけでは無く、大小に変化がついてよく見ると大きな市松模様がシルエットのように浮かび上がります。くっきりした市松模様なら仕立てが難しくなりますが、このようなボカシのようにシルエットに浮かび上がるので、普通に仕立てることが出来てその方がオシャレな着姿になります。

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■ 丹後紋意匠市松小紋 ≪ドット友禅:シックな若草≫秋単衣にお薦めご提案小紋

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寒色なヒワ色ですが6月の単衣でも問題はないです。一応秋単衣のご提案としてますが(*^_^*)

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■ 丹後市松紋意匠小紋 ≪ドット友禅:ベージュ≫ちょっとしっかり目のベージュです

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年齢幅がもっとも幅ひろく使えるベージュは用途もいろいろ使えそうです。

 

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■ 丹後市松紋意匠小紋 ≪ドット友禅:グレー≫ 一番落ちつきあるグレーです

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ドットを染めなければ地味なグレーですが、白を上に置いてることにより明るさがでて上品な色になりました。

 

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涼しげな色になっているので、春も秋も単衣にOKな色です

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ラストは最も明るい色です。

■ 丹後絣柄紋意匠小紋 ≪ドット友禅:クリーム≫

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この色の反物は地模様に市松の絣文様になっているんです

 

 

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光沢で地模様の絣市松が浮かび上がり流れある反物です

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一番薄い色なので、どちらかというと春単衣なので5月、6月の着用にお薦めいたします。

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このように小紋の染着尺で単衣着物の提案をさせて頂きました。

単衣着物は衣替えによって裏地を付けずに仕立てる着物ですが、今回は無地感の紋意匠の生地を染めた小紋で提案させて頂いてますが、ちりめんや紬、大島など様々な反物で誂えるのは自由です。

着て行くシーンに合わせて着物を作ればいいのですが、着物TPOを意識しすぎて単衣は作らないとか、どう選んで良いのか分からないという方が沢山おられると思いますので、分かりやすい着物の提案を品物を例に挙げてこれからもしていきたいと思います。

着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)の小紋やお召し、色無地や長襦袢を実際に手に取って見てみたいという方がとても多いです。

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