綿麻の八寸名古屋帯(夏きものとして最適な素材)

2014年4月16日 11時11分

夏の着物に使われる素材は様々です。

洗える素材なら化繊のポリエステルですが、天然素材なら麻や綿になります。

正絹が洗えれば一番良いですが、絹を洗うことは出来ません。洗える正絹長襦袢など宣伝されているようですが2種類のパターンで開発されています。

それでも麻のように完全に洗うことはできません。

一つのパターンは最初に生地を縮ませて、仕立て上げて洗った時に収縮率が少なくなるように加工しているパターンが一つあります。

これがウォッシャブル加工と言われてるもので、長襦袢の着物通販サイト京都wabitasでは夏用の駒絽長襦袢をウォッシャブル加工して扱っています。

もう一つのパターンが最近よく呉服店さんが扱われている超撥水加工の洗えるパターンです。

これは撥水加工になり撥水効果の上に付いた汚れを洗うことができるというもので、水を弾く効果で「洗える絹」を表現されています。

これは加工費用が高額になり販売上代価格に大きく上乗せされるということもあり、京都wabitasでは絹本来の特徴を活かせないので扱っていません。

といことで100%完全に絹を元の状態通りに洗うことは不可能です。

洗うのでしたら収縮を承知のうえで大き目に仕立てて「シワなど気にしない」という方ならOKです。

夏の着物は特に清涼感がある素材がいいので、ポリエステルは洗えるけど、「肌に汗がべとついてイヤ」という声が多いです。

洗えるのにはメリットがあるので、お稽古事などには良い素材ですが、体感的には適さないです。

それなら夏に適しているのはというと、やっぱり天然素材では麻になります。

特に本麻素材は最高で、長着(きもの)はモチロン肌着や長襦袢などに最も適しています。

帯にも使えるように織られているタイプもありますが、暖簾のような風合いで芯を入れて9寸にしないとしっかりしてこない物が大半です。

そんな夏の帯に芯をいれなくても仕立ることができる八寸帯を創るのでしたら、麻100%では無理です。

しかし、麻と綿を組み合わせて織り上げたものなら丈夫で芯を入れなくても松葉仕立てで、かがり縫いをするだけで完成します。

着物通販サイト京都ワビタスでは、そんな夏にも使える綿麻で織り上げた八寸名古屋帯を毎年あつかっています。

麻や紬、木綿など夏の着物はモチロン浴衣にもあわせていただける軽くてしなやかで丈夫な綿麻の近江八寸名古屋帯なんです。

綿麻でできた生地の特徴をもう少し説明すると、

麻100%よりも肌に優しく柔らかく、綿100%よりシャリ感があって涼しい。お互いの良い所を併せた天然素材の生地です。

また、耐久性にも優れて、縮みも少なく洗えるような衣料品なら度重なる洗濯にたえられるのも魅力的な織の生地と言う事なんです。

そんな麻50%:綿50%の配分で織り上げた綿麻の八寸の帯で、今年は粋なストライプのタイプを創りました。

■?夏の帯:綿麻八寸 【単衣・夏用】ストライプ縞の名古屋帯

太い縞の間に細い縞が入ってシンプルに織り上がっています。

太鼓の部分はこんな感じで出てきます。

前にはこの縞全部が出るわけではなく、太い縞が1本中に入り更にスッキリとした感じになります。

癖が無い縞なので、夏着物に多い無地感のタイプにも、そして柄物の浴衣にもコーディネートできる素敵な夏帯です。

この綿麻八寸名古屋帯を、ご要望いただいてスグにお届けしてスグにお使いいただけるよう対応するため、仕立て上げた状態で発表しています。

あわせる対照は、本麻や綿だど夏の着物、そして浴衣、そして紬や木綿など普段着の単衣着物にもあわせていただける天然素材の綿麻近江八寸名古屋帯です。

落ち着いた色も素敵なこの新柄の夏帯は、着物通販サイト京都wabitas【夏の着物:麻】コーナーからお求めいただくことができます。

夏の着物・浴衣にお薦めな本麻近江ちぢみが.揃う着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)