男着物に牛首紬と黄八丈のような綾織り着尺
2023年9月9日 15時08分牛首紬や長井綾織りなど男物に新商品が追加
男着物の着尺コーナーに新しい商品がどんどん入荷してきました。
その一つが、牛首紬を染めた後染の特選男着尺と、長岡織物謹製の長井綾織り先染の特選男着尺です。
後染の逸品と、先染の逸品にもう一つは、その両方を混ぜ合わせた先染の織物の上に後染した着尺の3タイプです。
牛首紬はこちらの2色です
■ 特選男着物牛首紬着尺「加藤手織りつむぎ謹製」 ≪ローケツ染:モノクロ≫
本品は、「加藤手織りつむぎ」謹製の牛首紬キングサイズ幅をローケツ染友禅した正に最高級男紬の逸品です。
黒からグレーに変わるモノトーンカラーの染で、めちゃくちゃ粋です。
もう1色
■ 特選男着物牛首紬着尺「加藤手織りつむぎ謹製」 ≪ローケツ染:モノトーン青緑~黒≫
シックなモノトーンカラーに玉糸のネップ(節)に染だまりが出来て、紬感がしっかりと伝わる、これぞ牛首紬と言える名品です。
どちらの色も粋な男着物になること間違いナシです
加藤手織りつむぎさんの織る牛首紬は、凄く丈夫な生地とは裏腹に、あま撚りの糸にしてあるので、実際には通気性に優れており、袷だけでなく単衣着物にして頂いてもいい最高の紬なんです。
あま撚りの糸なので、通気性があり着心地いいんです
この牛首紬ローケツ染の男着尺は、東京開催の男着物展及びショールームでもご覧頂けます。
この牛首紬にも見劣りしない、先染による綾織り男着尺が、山形から新商品として届きました。
一見すると「黄八丈」と見間違るほど、いやそれ以上に粋で着やすい、そんな織物です。
細かな市松の光沢ある綾織りで、黒の縞が入ってグラデーションを生んでいます。
黒から金茶へ色が変わっていきます。
4色に色が変わり、市松と縞とが重なりあい創造していた以上に素晴らしく粋な織物が出来上がりました。
この作品は、ワビタスでも沢山の商品を扱っている山形県長井にある長岡織物さんで織って頂きました長井綾織りです。東京の男着物展に合わせて41cm幅の男幅で織ってもらっています。
後染の牛首紬、先染の長井綾織り、それぞれ男着尺が出来上がりましたが。
もう1点
最後にご紹介する新しい男着尺は、先染の織物着尺を後から染めた、粋な縞ぼかしの男着尺です。
ダークカラーをシックに見せた、縞模様の墨ボカシ染着尺ですが、元の生地は斬新な縞柄を織った、御召のような綾織り男着尺でした。
このよに、金茶がベースの荒々しい縞模様の織物着尺を、全く別物のように上染した創作品です。
織は山形県米沢の織物メーカー東匠猪俣謹製の綾織り着尺で、黄八丈のように細かい「まるまなこ」を織った綾織りです。
両端を黒で徐々に墨黒になり、中央が一番薄めの墨色にした、手染による濃淡ぼかし友禅を引いてあります。
中央には元の金茶が薄っすら浮かんで、縞もシルエットのように浮かび上り、全体に幻想的な仕上がりで、凄くシックでオシャレな男の反物に仕上がっています。
羽織にも長着(きもの)にも粋な作品です。
本日ご紹介した作品は、京都wabitasウェブサイト及び京都のショールームでご覧頂けます。
秋に向けて男着物の品揃えを、どんどん増やしていきますので、男物も宜しくお願い致します。