Archive for the '紬' Category

紬の染九寸なごや帯「籠ロウケツ注染」

2019年12月13日 13時01分

着物通販サイト京都ワビタスの≪九寸の帯コーナー≫から、オリジナルで創作したオシャレな染帯が出ました。

■ 紬の九寸染帯(仕立て込み) ≪籠注染:マジョリカⅠ≫

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ご覧の通り凄く幻想的でオシャレな染で出来上がりました。

生地は座繰りの糸を使った高級紬の帯地で、軽くて丈夫で締めやすそうです。そんな生地を使ってワビタスでも何度も着尺で使っている、伝統工芸士が染める籠ロウケツといわれる注染で創作致しました。

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色々な色が混ざり合ってマジョリカ模様を作った、この染でしかできない創作九寸の帯です。

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白たかお召しの濃紺着尺に合わせてみました

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もう1色は、まるで万華鏡を覗いているような幻想的で魅力溢れる染め上がりです。

■ 紬の九寸染帯(仕立て込み) ≪籠注染:マジョリカⅡ≫

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この帯だけは長尺で長さ6m以上あります。モチロンですが模様は全通となっています。

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この粋な帯は白たか草木染手綾織紬の着尺に合わせてみました。

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ラストに一番斬新な色彩の逸品

■ 紬の九寸染帯(仕立て込み) ≪籠注染:マジョリカⅢ≫

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思い切ってきつめのグリーンを使った配色は圧巻といえる染め上がりです。

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単体でみていると少々癖が強いですが、この帯は米沢織の草木染綾織着尺に合わせてみましたが、オシャレにコーディネートできました。

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京都wabitasオリジナル創作籠ロウケツ染:紬の九寸染なごや帯は、3点限りの限定品です。

着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)

 

単衣の着物:特選生紬の訪問着

2019年3月15日 8時57分

着物通販の京都wabitasから紬のコーナーのサイト上に新しく誂えた紬の訪問着を単衣の仕立て付きで揃えました。

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使っている生地ですが、越後小千谷で織った生紬(白紬)です。

経糸には片撚りと諸撚りの異なった2本の生糸、緯糸には生糸と1番細い3匁の手紡糸(紬糸)を使い織りあげた最上質な生地です。

その質感は丈夫で、真綿のような纏わりつきが無く、紬ならではのシャリ感と優しい風合いを併せ持った、着心地いい紬です。

訪問着というと礼装色が強いイメージですが、今では牛首紬をはじめ様々な紬の絵羽着物があります。

紬なのでお茶会には適していませんが、最近はパーティーなど着物で参加される方が増えていることから、フォーマル色を持ったカジュアル着物(オシャレ着)として、紬の訪問着を着用される方が多いです。

パーティーだけでなく、お食事会、観劇、式典、旅行など多様化されています。

カジュアル化で昔のTPOが少しづつ緩和されている今、紬の価値観がどんどん高くなり、ちりめん主流だった以前から比べると、紬の人気は年々高まっています。

そんな紬の中でも小千谷の白紬(大新織物謹製紬)は、牛首にも劣ることなく素晴らしい紬と言えます。

小千谷紬で誂えた創作逸品訪問着を今回は京手縫い仕立て+撥水ガード加工+正絹居敷当を付けて企画させて頂きました。

■ 特選紬の訪問着:《茶や辻模様:オフホワイト≫

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水辺の風景を表現するかのように、色を変えた裾ぼかしが素敵で、紬ならではの染だまりが水面をイメージしているようで素敵です。

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明るい色彩で上品にしあがっています。それとは逆に濃い色でシックな仕上がりが次の訪問着です。上記の訪問着が昼の色彩で、次の訪問着が夜の色彩というイメージもあります。

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紬の訪問着:茶や辻模様:モノトーン

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次の訪問着は、春から秋をイメージするかのような草花が上下へ変化していく素敵な着物です。

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※草花の生成り昼夜染

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モノトーンな配色がレトロ感を漂わせる素敵な訪問着です。

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もう1色

※草花のネイビー昼夜染

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シックでモノトーンな色彩が紬にはマッチするようです。凄く素敵な作品に仕上がっています。

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次は朧げなイメージの枝垂れになった菊の柄を綺麗な色彩で染めた訪問着です。

紬の訪問着:朧菊昼夜ぼか墨黒

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流れを描いたように明るい色とシックな色と真逆の色彩のツートンカラーは、昼と夜を感じさせてくれます。

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菊の色彩がはんなりと、それでいて上品に寒色を使い分けて綺麗な色彩で描かれています。

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この柄も、もう一色ございます

紬の訪問着昼夜染の朧菊:藍紺

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藍系の紺色と柄の色彩バランスが絶妙な訪問着です

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このように紬のコーナーから特選京友禅訪問着を単衣企画として揃えました。

単衣の着物の必要性が年々増えています。何を着用したらいいのか難しいと悩まれている方が結構おられますが、そんな方々のお役にたてるように、京都wabitasはいろいろな素材の着物を揃えて、ご提案しております。

正絹着物の素材の良さを今後もご提供していきます。

着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)

新作なごや帯:ぜんまい和紙絹の八寸

2018年11月29日 17時12分

紬のキモノなどにあわせるレトロ感溢れたオシャレな八寸の帯が米沢から届きました。

■ 米沢織おしゃれ八寸帯(未仕立て) ≪ぜんまい和紙&絹の網代≫

※オフホワイトに利休鼠

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※チャコールブラック

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この2色が入ってきました。

見た目カジュアルで、色はレトロ感溢れる素敵な帯です。

八寸ということで丈夫な生地で、打ち込みだけでなく糸の質も丈夫さに絡んでいます。

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絹が80%で和紙を20%の割合で織り上げたことにより、この丈夫さと硬すぎない適度な柔らかさが締めやすさを引き出しています。

それと網代の模様がカジュアル感を出していますが、レトロ感が出ているのは色だけでないのが、この帯のもう一つの特徴です。

和紙と絹の交織ですが、ぜんまいの繊維を微妙に絡めてあり、全体に散りばめてあるように見えます。

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それがレトロ感を引き出しています。

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全通模様の帯なので、締める時の柄合わせが楽です

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太鼓も

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あせる着物はやっぱり紬系のカジュアルな大島や結城に様々な紬の着物に締めていただける逸品です。

織元は織の産地:山形県の米沢です。

この八寸の帯も京都wabitasの帯コーナー≪名古屋帯≫でご覧頂けます。

現品を見てみたいなら京都になりますがショールームに現品がございますので、気軽に見に来て下さい。

着物通販の京都wabitas(ワビタス)

琉球紅型染なごや帯:月桃に兎と月

2018年11月28日 16時36分

着物ウェブショップの京都ワビタス帯コーナーの中で、【琉球の帯】に新しく紅型染の九寸なごや帯が加わりました。

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生地は、紬の産地:越後小千谷の小千谷紬の帯地を使用しています。

質感が凄くよく紬ならではのシャリ感があり、「染め付が凄くいい」と、染職人さんから絶賛されている上質の生地です。

染めに使われている模様は沖縄の植物「月桃」をモチーフにしている琉球紅型染ならではの沖縄の模様です。

そんな素敵な帯がこちらです

■ 琉球紅型染名古屋帯(九寸帯未仕立て品) ≪小千谷紬:月桃に兎と月≫

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正面に見て向かって右側の紅型染模様は、月桃の模様です。

月桃の葉に包まれるように丸く描かれた柄は兎をモダンにアレンジして染めています。

向かって左に見えるピンク色の柄が月をアレンジして描かれています。

月と桃で月桃というので、ピンク色で月をモダンにアレンジして、月と言えばウサギを想像しますので、ウサギの柄を入れてある、沖縄の風土ならではの模様になっています。

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誰もが一度は締めてみたい琉球紅型染の素敵な九寸帯は、京都wabitasの帯コーナー【琉球紅型染・絣】にございます。

ショールームにはこれら琉球の帯が常設してあります。

見に行きたいというご希望の方は、遠慮なくご予約をお申し付け下さい。

【ショールームのご予約】

着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)

 

 

タサ―ルサン紬の着尺(反物)「ワイルドシルク手引き紬」

13時54分

先染織物の産地の山形県米沢には色々と興味深い織物があります。

栗の皮を繊維に入れた栗繭の織物や、諸紙布のように和紙の糸で織り上げた織物に、ご存知の紅花染などの天然草木染で織り上げた織物などなど様々な織物で着尺や帯を創っています。

そんな米沢で「これぞ紬」と言えるワイルドな紬の着尺を見つけました。

その名もタサ―ルサンつむぎ

天然の野蚕糸(ワイルドシルク)を手引きした糸で織り上げたワイルドな紬です。

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野蚕糸は日本原産のテンサン、海外ではサクサンやエリクサンなどがあります。

タサ―ルサンとはインドで手引きされた天然の野蚕糸のことです。

そんなタサ―ルサンで織り上げた紬の反物ですが、見た目にも天然の織物という感じにカジュアルな着尺に仕上がっています。

そんな紬の着尺を京都wabitasの紬コーナーでご覧頂けます。

■ タサ―ルサンつむぎ着尺(野蚕糸紬) ≪ワイルドシルク手引き≫

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紬の織物らしくカジュアル感はモチロンのこと、レトロ感溢れる色合いに惚れ惚れして、紬のコーナーに加えた自信作の逸品物です。

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この紬、見た目のワイルド感とは裏腹に、肌触りが凄く良く紬好きの方にはお薦めです。

適度なシャリ感と、真綿のようにまとわりつかなく、それでいて柔らか。

見た目だけでなく質感にも惚れました。

生地幅が少し広めなので、手が長くて裄の寸法が普通の反物では仕立て出来ないという女性の方用に仕立て出来ますし、男性の着物としても粋なので仕立て可能です。

京都wabitasの紬コーナーでは、白鷹織の紬や小千谷の紬に米沢織、長井綾織などの上質の織物着尺を揃えております。

着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)

 

 

お茶会におすすめの特選お召し袴

2018年11月5日 16時16分

西陣織の男物お召しメーカーでもある鳥居良さんの茶㐂ブランドの逸品です。

御召抜きをした糸で織り上げている袴なので、凄くしっかりとした丈夫な生地に加え、紬糸を入れてあり仙台平のような平織の固い生地に比べると、柔らかな質感なので動きやすそうな袴地です。

■ 特選西陣織お召し袴

【藍墨】

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【墨藤鼠】

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【墨利休】

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【墨茶】

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主な用途は茶道ですが、弓道やその他袴を必要とする用途におすすめです。

凄く粋な袴なので、お出かけ用などに履いていかれるとオシャレです。

年内仕上げをお考えの方は早めにお申込み願います。
※仕立て縫製が人手不足のため1ヶ月以上はかかります。

着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)

ぜんまい紬の小紋と色無地

2018年1月5日 17時45分

ぜんまい紬をヨコに織込んだ縞文様の丹後の生地に、友禅と色無地にそれぞれ染めた反物が京都wabitasの紬コーナーに揃っています。

友禅なら

■ ぜんまい紬の小紋 ≪手描き友禅:淡いグリーン≫

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ご覧のようにぜんまい紬の織り込まれた生地に手描きと型友禅を上手く併用させて染めた小紋です。

 

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色は他にもあります

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無地も色数が揃ってます

■ ぜんまい紬:染着尺 ≪クリーム色無地≫

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袷キモノはモチロン、この生地なら単衣仕立ての着物でもありです。

紬の着尺も揃う着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)

白鷹紬:高機手綾織草木紬

2017年12月27日 8時39分

着物通販サイト京都wabitasの紬コーナーでは産地の先染織の伝統的な紬や、白紬を染色した染紬を揃えています。

その中で最もクオリティの高い白鷹紬を品揃えしております。

今回も新しいタイプが1点織上がりましたので、全品合わせてご紹介します。

まずは白鷹紬についておさらいです。

白鷹紬は、長井紬とその発祥を同じくし、米沢藩が領内を青苧(あおそ)や紅花といった材料の生産地から、自給自足の絹織物産地に変えたことで始まりました。

その歴史は古く、昔は織をしている家が多数あったようですが、今現在では小松織物さんと佐藤新一さんの2軒のみです。

そのうちの1軒:置賜紬伝統工芸士の佐藤新一さんの工房では、全て手織りによる白鷹お召し・手綾織紬・雪花織九寸などの素晴らしい織物が生まれています。

手織りなので生産量が限られ、一品一品が全て希少価値の高い逸品物ばかりです。

そんな佐藤新一さんの織物工房で織られた白鷹紬の一つでもある手綾織の草木紬を京都wabitasでは沢山とは言えませんが常に扱い、新しい色が織れれば加えるようにしてきました。

今回も新しい作品が織上がり、全5点となりました。

草木染を主染料とした手綾織の白鷹紬を新商品を含めて改めてご覧ください。

まずは入りたての新商品から

■ 白鷹紬:草木染手綾織 ≪市松グラデーション≫ シックな無地感チャコールブラック

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主染料はログウッドで、深みある渋い色で市松のグラデーション模様を織り上げています。

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墨黒のシックでクラシカルな色は、とてもオシャレです。

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細かな市松模様がグラデーションをストライプに描き、無地感の中にも光沢で浮ぶハイセンスな作品です。

 

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横段・タテ・格子が絡み合った新作です。

そして、粋な縞格子の白鷹紬が現在は4点ございます

■ 白鷹紬:草木染手綾織  ≪シックな深藍緑の格子縞≫

 

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主染料はログウッド、矢車、インド藍、刈安を使って深みある渋い色を織り上げています。

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■ 白鷹紬:草木染手綾織 ≪ブルーの縞グラデーション≫

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主染料はインド藍、矢車、刈安を使っています。

 

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■ 白鷹紬草木染手綾織 ≪格子縞の鶯色系生成り≫

 

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主染料はログウッド、刈安、桜を使っています。

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■ 白鷹紬草木染手綾織 ≪白生成りの縞≫

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上品なこの白鷹紬は主染料に梅、五倍子、よもぎを使っています。

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以上、5点の白鷹草木染手綾織紬でした。

普段着のキモノとして代名詞の紬ですが、昔はカジュアル着物として一般的でお求めやすいキモノでしたが、現在は希少価値が上がりお召し同様に最高級品となってしまいました。

近年は着物がフォーマル化からカジュアル化へと需要が変わりつつあります。

安価な紬はいくらでもあるようですが、京都wabitasでは白鷹紬をはじめ希少価値の高い良質な紬を男女共に厳選して取り扱っています。

これからも質にこだわったハイクオリティーで、デザインもハイセンスな作品を揃えていきたいと思います。

この素晴らしい紬の反物ですが、画像ではその素晴らしさを100%感じて頂くことはできません。

この5点を含めて産地の名品などサイトで出している品々は、全て京都のショールームに置いております。

是非とも手に取って見て頂きたい商品ですから、京都にお越しの際はショールームにお立ち寄り下さい。

【ショールームへの来店受付中です】

気軽に見て触って頂けるショールームです。

2018年2月10日~12日の3日間、着物メーカーのファミリーセールに相乗りさせて頂きます。

行きたい方はお申し付け下さい。

白鷹紬も揃う着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)

 

紬の着物:小千谷紬の色無地

2017年12月25日 11時58分

京都wabitasは正絹反物を専門に取り扱っている着物通販サイトです。

正絹反物と言っても様々なアイテムの品がありますから、区分けしてみます。

一番多く揃えているアイテムから順に

小紋

長襦袢

御召し

色無地

紋紗

そしてこのアイテムごとにも区分けがあります。

例えば小紋ですが、素材が色々あり縮緬などの柔らかモノが中心ですが、紬に小紋を染めているのは紬という分野にもなれば、小紋という分野にもなります。

色無地も同じですが、縮緬を染めた色無地はセミフォーマルな色無地キモノですが、紬を染めた色無地はどちらかというとカジュアルな着物になります。

紬というアイテムは、主に先染した紬糸で織られたモノが紬着物として一番印象強いです。

紬を染めた色無地は、普段着からパーティー着に気軽なお茶会など様々な着こなしが出来る便利なアイテムで重宝する着物として人気も高いです。

今回ご紹介する反物は、越後小千谷で織られた白紬を色無地に染め上げた高級小千谷紬の色無地です。

また、全てAB反の生地を使っているので、凄くリーズナブルなんです。

色は淡い上品な色から濃いカジュアルな色まで揃います。

浸け染で染めた色無地と、引き染で染めた色無地があります。どちらもそれぞれに良さがあり素敵な紬の色無地に染め上がっています。

小千谷紬は良質の糸を厳選しているので、とても艶があり触った感じも良く着心地いい紬です。

袷にも単衣にも適しているので、色無地に染めると本当に重宝する着物になります。

それでは染め上がりの色をご紹介していきます。

浸け染による無地から

■ 越後小千谷紬の色無地 ≪「少々難あり」AB反若草≫浸け染

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薄っすらタテに糸切れによる難がありますが、殆ど目立ちません

 

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■ 越後小千谷紬の色無地 ≪「少々難あり」AB反フジグレー≫浸け染

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上品な色で、質感がいいので艶がありどことなく光沢があります。

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続いて引き染による無地染で、浸け染は全体に染料が染みわたる染ですが、引き染は手で生地の表面を撫でるように引き染るので、表に比べて裏が少し薄くなります。

そして紬の生地を引き染する最大の特徴は紬の節に色だまりが出来て、紬らしいカジュアル感溢れる染め上がりになります。

今回は引き染で沢山染めました。

■ 越後小千谷紬の色無地 ≪「少々難あり」AB反ベージュ≫引き染

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生成り系の素敵な色で、春にも秋にも使えるレトロ感ある色です

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■ 越後小千谷紬の色無地 ≪「少々難あり」AB反ピンク≫引き染

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落ち着きある上品なピンク色が綺麗に染まりました

 

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織の時に付いた織汚れ跡があります

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■ 越後小千谷紬の色無地 ≪「少々難あり」AB反薄グレー≫引き染

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薄色に続いて渋く濃い色を引き染で染めた小千谷紬の色無地です

■ 越後小千谷紬の色無地 ≪「少々難あり」AB反錆び朱ピンク≫引き染

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紬の着物らしい錆び朱掛かった渋いピンク系のレトロでアンティークな色です

 

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■ 越後小千谷紬の色無地 ≪「少々難あり」AB反錆びローズ≫ 引き染 

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これもレトロな感じの渋くて落ち着きある良い色です

タテに糸切れのような織難があります

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■ 越後小千谷紬の色無地 ≪「少々難あり」AB反グリーン≫ 引き染

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寒色系の濃い色は特に紬のカジュアル感がでてオシャレです

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■ 越後小千谷紬の色無地 ≪「少々難あり」AB反青グリーン≫引き染

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ターコイズ系の渋いグリーン掛かったオシャレなブルーです

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以上の色目で小千谷紬の色無地を品揃えをしています。

色無地の着物は帯の合わせ方で様々なコーディネートが出来ますし、柄物の着物は帯合わせも難しいのですが、その点色無地の着物は無地感なので帯をメインにしてコーディネートするようなものなので、本当に重宝します。

ハイクオリティーな小千谷紬の色無地キモノ(反物)がAB反の生地を使用しているということで、大変お値打ちなリーズナブルな価格で揃えられます。

この反物は京都wabitasでけの取り扱いになりますので、京都wabitasのオリジナル商品です。

お出かけの素敵な着物としてご用意させて頂きました。

正絹着物が揃う着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)

 

 

男の着物:お誂え特選プレミアム小千谷紬

2017年12月22日 18時15分

男の着物なら京都wabitas(ワビタス)と言えるくらい沢山の反物をショールームに揃えています。

御召しだけでも、西陣お召し・米沢お召しなど産地のお召しやオリジナルの丹後お召しなど品揃えが凄く豊富です。

その他に小紋や色無地など普段着から男のお茶席着物まで全て揃います。

袴も長襦袢も角帯、裏地から小物まで全て揃えられるようになりました。

そんな男物に新しく誂えて織って頂いた反物が出来上がってきました。

越後小千谷の特選白紬の生地を、無地に染め上げた紬の無地です。

■ 男の着物:特選お誂え紬 ≪小千谷の格子紬:墨茶≫

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横段に太い棒縞が流れるように入った紬です。

まるで何色もの色を濃淡で重ね染しているように見えますが、1色の無地染をしただけなんです。

ただの紬をここまで濃淡で染めようと思うと、手間がかかり染め代だけで凄く高くつくと思います。

それが無地染をしただけでこんなに粋に染め上がるなら、誂えていただいて織に拘った甲斐があります。

仕立てたら粋な着物が出来上がりそうです。

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縦横に異なる紬糸を入れて織りあげているのと、

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タテに太く流れるように入ってるストライプは真綿の糸を使って変化を加える拘りようです。

その結果がこれです

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渋い濃い色はカジュアル感あって格好いい色に織上がっていますが、薄色を染めたらどんな感じになるのか気になる所です。

染めています(*^-^*)

■ 男の着物:特選お誂え紬 ≪小千谷の格子紬:灰白≫

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「おおうっ」と声がでそうな薄色もいい感じですね、

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薄色なら単衣にもしてもいい感じです

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この紬は織のに凄く手間が掛かり織上がりに期間がかかります。

数も少ない貴重な逸品です。

男のカジュアルな紬の着物として新しい商品です。

この品もショールームでご覧頂くことができます。

男の着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)

 

 

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