男の夏着物:お茶会着物には鳥居良の夏お召し2点
2015年5月7日 17時42分夏のお茶会は暑くて嫌なモノです。暑いのに重ね着の着物を着なくてはならないので夏場はホント辛い季節です。
「着物は少しでも軽い着物が良い」そして「通気性の良い素材がいい」というのが本音ですね。
しかし、通気性が良くて軽い着物となると紗のように透ける素材が主です。
お稽古なら気軽に紬などでも着れるのですが、お茶会となると話は別です。
透け透けの紗は着物としてはダメというところが多いです。(羽織ならOKなんですが)
そんなことを言ってると、残る素材は絽になりますね、絽の色無地なら紋を入れてお茶会OKです。
しかし、絽の着物用はしっかりした生地でないとダメなので、少し重めに織るので袷の着物に近い目方の品が多いです。
でも今のところ絽の着物が最も重宝しそうです。
しかし、長襦袢も着るのだから少しでも軽くて丈夫な夏の男着物が欲しいですよね。
というので、昨年(2014年)に米沢で織り上げた先染の反物を着物に仕立てたところ、軽くてシャリ感もあり柔らかな生地で着心地良しの良い反物が出来ました。
■ 男の夏きもの:正絹反物 ≪先染織物:経緯強撚:縞≫
縞なので男の着物らしくて粋です。縞模様なので透け透けには映らないので良いのですは、と言いたいところですがお茶会にはここまで粋でカジュアルな着物はダメというところが一般的なようです。
(絶対にダメということでは無く、主催されている先生が大丈夫ということなら着れることもあります)
男物で夏のお茶会きもの用には、やはり無地が一番最適なんですがなかなか良い品に巡り合えなかったのですが、今年(2015年)遂に理想の夏の着物用男物商品を見つけることが出来ました。
男のお茶会きものといえば、お召しが最近では主流になってきています。特に無し地の色無地ならどんな主催者のお茶会でも大丈夫で、紋を入れておけば堂々と着ることができます。
お召しの無し地の高級品で有名なのが米沢や西陣のお召しです。
特に西陣お召しの中でも、鳥居良さんの御召しは強撚糸お召し抜きを織り上げた最高級素材です。
鳥居良の茶㐂ブランドの御召しはお召し抜きをしているので、夏物には分厚すぎで向きません。
しかし、そんな鳥居良さん謹製品に夏用お召しがあるんです。
糸を透かして無し地に織り上げた夏お召し反物:しぼり上代です。
鳥居良謹製夏お召し:紺 しぼり上代
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シックな紺色の落ち着いた色の無地です。
丈夫なのに、とっても軽くて気安さ間違いなしの逸品物なんです。
下の画像をみていただいて分かるように、通気性がとても良さそう
しかも生地質にシボがあり夏場に適した肌触りになるよう、生地に凹凸をつくっています。
着物に仕立て上げて着たときには透けなくて無地の着物で、お召し着物らしく上品に着こなして戴くことができる最高級夏の男着物です。
ちょっと落ち着いたシックな色がご希望なら、小粋な墨色がお薦めです。
鳥居良謹製夏お召し:墨 男の夏着物(お茶会きもの)
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グレーより粋で黒より落ち着きある墨色は、今人気の色です。
軽くて丈夫、通気性に優れ夏らしくシボのある織上がりの最上級夏のお召しです。
この西陣鳥居良謹製の夏の男着物(薄物お召し)無地は、着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)粋な男着物コーナーの夏物に現品2色限り各1反づつございます。
着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)では他にも夏の男着物や羽織用の反物、それに夏の長襦袢を揃えております。
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