日本の色

2009年2月17日 15時51分

先日の日曜日とは討って変り今日の京都は雪がちらつくほど冷え込みがきつく非常に寒いです(>_< )体調管理気を付けないと! 今回は鳩羽色、または鳩羽鼠の紹介をします。 鳩羽色、鳩羽鼠

「鳩羽色、鳩羽鼠」…鳩の背羽のようなくすんだ紫色の事を「鳩羽色」または「鳩羽鼠」と言います。「波止場色」と間違われる方もいるそうですが、江戸時代、色彩関心が高まった町人に好まれたのが鼠色で幕府によって華美を禁じられていた凡民は逆に地味な色にこそ「粋」を発見し文化文政の頃以後、俗に「四捨八茶・百鼠」と言われるほど微妙なニュアンスの違いを見極め密かに色の文化を堪能したそうです。そんな江戸時代でも最後の方に仲間入りしたのが「鳩羽鼠」で比較的新しい流行色名です。鳩羽鼠の他にも高貴な貴族鼠や光源氏にあやかって源氏鼠、藤の名所から野田鼠など半分こじつけの様な色名もあるそうです。

京都wabitas(ワビタス)