きものの美しい立振る舞い 5

2009年1月13日 10時02分

成人を迎えられた皆さんおめでとうございます。成人式はいかがでしたか?私は何年前のことやら…ただ覚えているのは、きもので参加し帰りのタクシーのドアに袖を挟んで帰ったことです…(>_<)家に帰って母親に怒られたなぁ(;一_一)皆さんは大丈夫でしたか?そんな事にならないように今回は「車の乗り降りのコツ」を紹介します。 着物が着崩れせずかつ上品に車に乗る為には、車のドアを大きく開き、シートに対して背を向けて立ちます。次にシートに浅く座りますがその前に袂を汚したり袖をドアに挟んだりしないように両袖を前に揃えて右手で上前を引っ張りながら座りましょう。アップした髪が崩れないようにあごを引き背中を丸めながら体を回転させるように足を揃えて車内に入り前を向きます。またお太鼓が潰れないように背もたれとおしりの間に手持ちのカバンを置くのもいいですよ。 次は降り方、基本的に乗った時の逆の手順ですが、足を揃えて地面に下ろし、左手で揃えてある両袖を持ち右手で上前を引き上げながら髪型が崩れないようにかがみながら回り外へ出ます。袖を放しておはしょりと帯の垂れがめくれ上がっていないかチェックしましょう。もしめくれている様なら片手でおはしょりを上から下へさっと払いましょう。同時に反対の手で帯の垂れも上から下へ手で払うと垂れのチェックもできます。 これで車の乗り降りは大丈夫!色々と手順がありますが習慣にしてしまえば美しく上品な仕草にみんな見惚れてしまいますよ。 京都wabitas(ワビタス)