着物アフターケアーと保管方法 その3

2008年11月12日 9時16分

皆さん衣替えはもうお済ですか?この時期にしておきたい「虫干し」について紹介します。題して「習慣にしておきたい虫干し」です

・「習慣にしておきたい虫干し」…着物をいつまでも美しく保つために

着物を湿気やカビ虫食いなどから守るためにも最低でも年に1?2回虫干しをする習慣をつけておくとお気に入りの着物をいつでも美しく着れるいい習慣です。
時期的には洋服の衣替えをする季節で湿度が低く、晴れた日のお昼前後の約3?4時間です。直射日光の当たらない場所を選び着物、帯、長襦袢を着物ハンガーに吊るします。吊るした時にシミ、変色、虫食いなどが無いかチェックしましょう。もし発見した場合は専門店やお買い上げのお店に相談される事をお勧めします。どうしても虫干しの時間が取れない時は乾燥剤を入れておくのもいいてです。着物は頻繁に着ていればあえて虫干しをする必要はありません。
頻繁に着物を着てお散歩し自然の風を通すのも着物を長持ちさせるこつです。

以上の様に虫干しを習慣づける事でお気に入りの着物を長持ちさせてあげて下さいね。ところで皆さん着物をなぜたとう紙に包むかご存じですか?和紙のたとう紙には湿気を吸う力があります。古くなったたとう紙が黄ばんでくるのは着物の代わりに湿気を吸い取っている証拠です。長くほっておくと黄変(シミ)が着物に移ってしまうのでこまめに取り換えましょう。高価なものを使うより安いたとう紙で虫干しの都度取り換えると着物も長持ちしますよ。

京都wabitas(ワビタス)