着物アフターケアーと保管方法  その2

2008年11月5日 16時09分

前回は「着ていた着物をかたずける編」をご紹介しますたが今回は「お気に入り着物の収納方法編」をご紹介します。

お気に入り着物の収納方法…お気に入りの着物を湿気やカビ、虫食いから守り美しく着られる様に、、、

? 着物は必ずたとう紙に包んで収納しましょう。また一枚のたとう紙に一枚の着物、帯、長襦袢です。めんどくさいからと言って一枚にまとめて入れたりしないでくださいね。あまり布や小物類は別のところに保管しましょう。そして型崩れ防止の為にはさんである紙や台紙などはすべて取り除きます。たとう紙の表に中に何が入っているか鉛筆などで書いておくのもいい手ですよ。

? たとう紙に包んだ着物はタンスか衣装箱などに入れて保管します。特に「桐」製の物は内部の湿気をほぼ一定に保ってくれるのでおすすめします。またプラスチック製のケースや紙製のケースは湿気が溜ったり虫食いの原因になります。

? 防虫剤は主に絹でできている着物には必要ありません。ただ汚れが付いたまま収納してしまうと虫が付いてしまうので収納前の汚れ、シミのチェックは必須です。もしご不安な場合はピレスロイド系の防虫剤をお勧めします。このタイプは金、銀、箔を使った物にも安心してご使用いただけます。シート状になっている物が多く、匂いが無いのが特徴です。多種類の防虫剤を併用すると科学反応が起こり溶けて衣類を汚す恐れがあるので同種類の物を使いましょう。置く位置は着物や帯、長襦袢に直接触れないように引き出しの四隅がいいですよ。

さていかがですか?たった3カ条ですがきちんと守れていますか?お気に入りの着物を長持ちさせるためにもぜひ実行してみて下さいね。次は「習慣にしておきたい虫干し編」をアップしますね。

京都wabitas(ワビタス)