正絹小紋の訳あり品
2023年11月16日 13時46分小紋や長襦袢の反物を扱う着物通販の京都wabitas小紋コーナーに、「少々難アリ」などの訳あり商品がございます。
その中でご紹介させて頂くのは、こちらの小紋です。
■ 正絹丹後紋意匠小紋「少々訳あり品」 ≪濃い紫に葵文様(1点限り)「仕立てに問題なし」≫
国産の丹後で織った白生地を京都で染色した京友禅小紋です。
格調高い葵の文様を、入り取り綺麗に染めたオシャレ小紋です。
染めは捺染機械を使い染めている京捺染の友禅で、本当に綺麗に染め付けてあります。.
これは機械捺染による染色ですが、.型友禅による手捺染と見分けが付かないほど精巧にできている染です。
この素敵な小紋の何が訳あり品なのかというと、下の写真画像の部分に問題の箇所があるというのです。
青シールのマークが付いている所が訳ありの箇所なのですが、見ても全く分からないです。
見る角度を変えたりして、何度見直してみても全く何があるのか分からなかったので、検品された方に聞いてみると、「裏面を見てください」と言われました。
ということで、青シールの付いている部分の、生地の裏面を見てみると、ご覧の通りです。
染色時にロール捺染の機械を回している際に、何等かの原因で生地の裏にタテに筋が入っているということで、「これはA反(正反)にはできないということで、新品ですが検品した際に、訳あり品として省かれたということです。
箇所は反物の巻きの最後の方に1ヵ所あります。
多分、地色の濃い紫の染料が何らかの不具合でロールに付着していて、新しい生地を染めた時に付いてしまったと思われます。
裏に付いているので、表面から見たら地色にかき消されて、この通り全く分かりません。
なので、着物(長着)に仕立てたとしても、見た目に全く分からないと思いますし、1ヵ所だけなので裁ち合わせして仕立てられそうなので、新品の着物に誂えられると思います。
心配な場合は、下前に問題の箇所を持っていけば、外から見る着姿には全く映りません。
また、羽織誂えたいという場合は、尚更問題なく仕立てることができます。
箇所が反物の最後の方にあるため、その部分を切り取ってしまっても、残布がたっぷり余るくらい用尺があるので、羽織に関していえば、全く関係なしでお作り頂けます。
国産の正絹紋意匠の光沢ある生地に、京友禅で小紋を染めた古典文様のオシャレで可愛い小紋が、訳ありお値打ち価格でお求め頂けます。
現品は1反だけ限りとなるため、売れてしまったら追加などはございません。
本品は京都wabitasウェブサイトの小紋コーナーでご覧頂けます。
(価格はウェブサイトを見て下さい)
このような「訳あり」や、織キズなどがある「B反品」なども、ワビタスの正絹小紋コーナーにはございますので、是非サイトの小紋コーナーをご覧ください。