自然の植物から抽出したボタニカル綿麻長襦袢「洗える」キシリトール加工
2021年5月14日 17時31分単衣~夏にも着用して頂ける用に創作した、天然繊維の新しい洗える長襦袢のご紹介です。
素材は綿70%/麻30%の構成で織り上がっています。
まずは現品の画像をご覧ください
全5色あるのですが、全て横段に色が2色並んで、おしゃれな織り上がりとなっています。
この長襦袢の特徴をご説明させて頂きます。
まず、商品タイトルになっている「ボタニカル」について説明していきます。
本品は先染の糸で織られた先染織物です。
横段に色付いたこの色は、緯糸(ヨコイト)にオーガニックコットン(30番手)の糸を、ボタニカルダイという染色方法で糸染しています。
ボタニカルダイとは、自然の植物から抽出した色素で染める新しい染色方法です。
今回は、珈琲、紅茶、梔子、鈴蘭、葡萄、パンジー、ブルーベリー、イチジク、アプリコット、レモンのボタニカルダイの糸で織った長襦袢になります。
(下の画像は、ブルベリーとイチジクの色で織ってあります)
経糸には、極細100双ボイルの綿糸、緯糸に30%が麻(ラミー80番手)、30%がオーガニックコットンを染めたボタニカルの糸で織りあげてあります。
上記画像を見て頂くと、一部点のように黒く見える部分がありますが、これはオーガニックコットンを使っている証明でもあります。オーガニックコットンの特徴でもあるのですが、葉かすのような部分が染まり、このような見え方をします。正に自然そのものという雰囲気を魅せていることになるのです。
≪キシリトール加工≫
麻を使っていると言っても30%だけで、綿の比率が高いので綿の特徴が強く出る生地質になっています。
綿というと絹のように優しく温かみのある素材なので、織り上がってから生地にキシリトール加工を施して、冷んやりと接触冷感を持たせてあります。
そんな素材で出来上がった5色の綿麻長襦袢がこちらです。
■ ボタニカルダイ綿麻長襦袢(冷んやりキシリトール) ≪クチナシ&スズラン反物「洗える長襦袢」≫
自然の植物には花言葉のように、それぞれに意味が込められています。クチナシは「心を伝える花」、スズランは「純愛の花」です。
薄い青色が梔子(クチナシ)で、薄い緑色が鈴蘭(スズラン)のボタニカル糸です。
この微妙に色を2色使っているのが、新しい特徴でもあります。
尚、このボタニカル糸は、1本がトップ染(色が混ざり合った糸)になっているので、霞が掛かったようなモザイク調に見えるのです。
珈琲と紅茶という粋な自然の色素を組み合わせてみました。
珈琲の持つ意味は「活性力で癒す」、紅茶は「豊かなひと時」です。
次は果物からとった色素です。
ブルーベリーとイチジクなんて組み合わせが面白いです。
ブルーベリーは「はつらつとする果実」、イチジクは「魅力の栄養になる果実」です。
寒色と寒色の組み合わせで、濃淡なので素敵なコントラストが生まれました。
あでやかに、上品で落ち着きある色の組み合わせです。
ブドウは神秘的に「神様の好きな果実」で、パンジーは「心を開いた花」です。
明るい暖色系ですが、派手ではなく落ち着いた色に織り上がっています。
アプリコットは「健康を守る果実」、レモンは「元気になる果実」ということで、体をいたわる意味がある二つを組み合わせました。
緑茶は「心の癒し」×ミントは「清潔感」で、何となく色にも出ている感じです。
以上の6色になります。
織は麻の産地:滋賀県で、国産製織の綿麻長襦袢です。
キシリトール加工は、半永久的に持続します。
キシリトールは、水に溶ける時に熱を奪う性質があり、汗をかいたらその水分を吸収して、冷感成分が溶解・吸熱することにより、冷たく感じる「吸湿冷感」の効果があります。
湿気を吸収するため、着用時の蒸し暑さを軽減し、快適性に優れます。
正に長襦袢に適した成分なのです。
自然の色素を魅せて、快適な着心地を体感して頂きたく創作された、キシリトール加工のボタニカル長襦袢は、着物通販サイト京都wabitasの【麻の長襦袢コーナー】で、ご覧頂けます。(京都のショールームにも常設しております)
本品は新商品で、検品されてキレイな状態の反物ですが、今回新しく織ったことにより、数反だけ「少々難ありB反」も発生しております。
B反でもOKという方は、現品わずかしかございませんので、ご利用下さい。B反処分品も京都wabitasの麻長襦袢コーナーでお求め頂けます。