麻の長襦袢に恒例の「訳あり品」紋紗のタイプが入荷
2021年5月17日 15時20分夏の和服の下には、何といっても本麻(麻100%)の長襦袢が適しています。
これまでも麻の持つ機能性が何故夏に適しているか、改めて確認して頂ければと思います。
【麻の特徴】
※接触冷感があり、触った時に冷んやりとする。
※吸湿速乾性にも優れている。汗を素早く吸って、乾きが速い。
※麻は天然繊維の中で、唯一水に強い繊維である。水に浸けると強くなるので、家で洗うことが出来る。
※抗菌性もある。
この他にも麻が持つ特徴は、真夏の汗ばむ時期の衣類に盛っとも適しているといえます。
そんな天然の機能性繊維の麻で織った麻100%の本麻長襦袢を、京都wabitasでは年中切らさずに取り扱っています。
そして
そんな本麻長襦袢に、毎年大好評の「訳あり品」が、今年も産地から送られてきました。
その中から今回は、一番の定番品とも言える紋紗の麻長襦袢の訳ありB反品をサイトに出させて頂いたので、ご紹介すると共にお知らせ致します。
朝顔や麻の葉などの模様を紗で織った、風通しのいい涼し気な長襦袢が、「訳ありB反品」で入ってきました。
今年の内容を見てみると、多いのが反物の耳破れや、耳に近い部分にある織りキズなどでした。
耳に近い部分ということは、仕立てには大して影響しないので、大変お値打ち感ある「訳あり品」になります。
着物や浴衣など、夏の和服の下に着る価値あるB反の麻長襦袢です。今回も全て着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)の麻長襦袢コーナーからお求め頂けます。
本麻紋紗長襦袢:反物 「織りキズありB反品」【朝顔】
反物の途中にご覧のような、織りキズがあります。
中に着るものなので、B反でOKという方には価値ある品になります。
■ 本麻紋紗長襦袢:反物 「少々訳ありB反」【麻の葉】≪耳の部分に織りキズあり≫
耳の部分なので、仕立てには問題ありません。
もう1点
商品№30525 【麻の葉】≪耳の近くの織りキズと、薄っすらと織ムラあり≫
上の画像が耳の近くにある織りキズ 、下の画像が織ムラ
次は同じ柄で織りキズありです。
商品№30524 【麻の葉】織キズありB反
ご覧のような織りキズのあるB反です
№30510■ 本麻紋紗長襦袢:反物 「少々訳ありB反」【金魚】≪耳のヨコ近くに織りキズあり≫
1ヵ所にこのような織りキズがあります。これも仕立てには大きな影響がなさそうです。
■ 本麻紋紗長襦袢:反物 「少々訳ありB反」【とんぼ】≪耳の織りキズ≫
これも耳が綺麗に整って織れてないので、訳ありB反になりました。
仕立てには全く問題ないです。
同じ柄でもう1点
本体が白なので、茶色の織汚は仕立て上がって少しうつるかもしれません。
以上のような朝顔、麻の葉、金魚、トンボの4柄の「訳ありB反品」があります。
織りキズ、織汚れ、耳破れなどが原因で「訳あり」になった商品です。
カジュアル着として着れる長襦袢で、「中に着るものなのでB反でも全然気にしない」という方には、価値あるお宝商品ともいえます。仕事で着物を着る方で、数が必要という人にとって、嬉しい品です。
既に売り切れて完売した分も多数ありますが、今年もこのような感じの「訳あり」で、本麻長襦袢のB反品がございます。
毎年大変好評で、殆ど夏までには完売してしまう人気な品なので、麻長襦袢を誂えるご予定のある方は、是非ご利用下さい。
尚、本品は織り上がったばかりの新品で、水通し(湯通し)加工は一切しておりません。お仕立てされる前には水通し加工をおススメ致します。
水通し加工をすることにより、糸(生地)に付いている糊気を落とし、カビの発生を抑えると共に、少し柔らかくなるので、着やすくなります。仕立て前に水通し加工をしておけば、洗濯後の寸法の変化(縮み)が少なく、安心して洗って頂けます。
正絹を含め、ポリエステルの新素材や、竹の繊維を使った素材など、夏用の長襦袢素材は世間にいろいろありますが、麻製品をメインに扱う京都wabitasでは、夏に最適の繊維は、自信を持って「麻」と言わせて頂きます。特に国産で織った麻織物が一番です。