男着物の絹上布の夏お召しは、とにかく着心地が最高でした
2021年4月11日 17時54分男着物の単衣(夏)用の正絹着尺「 絹上布男着尺、特選かすみ御召し薄物」が、凄く着心地いいのを自分で誂えてみて実感しました。
■ 絹上布男物着尺(単衣) ≪特選かすみ御召し薄物【銀鼠】≫
(春夏秋に着れる正絹着尺)
我々のように着物を扱う仕事をする者のように、展示会やその他に営業活動をする際には、着物を着ることが多いため、季節に応じて袷や単衣の着物を誂えます。普段着としても着ますが、やはり仕事や行事の時に着ることが多いです。
そのため、持っている着物も多いのですが、いつも一番着るのに悩まされるのが、春から初夏に着る着物(単衣着物)です。
盛夏になれば麻着物を着ればいいのですが、3月~6月頃に着る単衣の着物が、薄物なのか、紬なのか、お召しがいいのか、色無地がいいのかなど、これまで誂えてきた単衣着物で満足できたものはありませんでした。
しかし、今年誂えた絹上布の夏お召し「かすみ」は、これまで誂えてきた単衣着物とは全く着心地が違いました。ちょっと早いですが、先日ショールームでお客様の接客をさせて頂いた時に着ましたが、凄く着心地よく感激してしまいました。
(上記及び下記の画像は、実際の着物をトルソーに着せて撮りました)
居敷当を付けて誂えました
平織りドビー織機で織った生地は、カスミの模様に見えて、艶があります。
この絹上布は、軽くて滑りが良く、尚且つ丈夫です。
紗のように隙間がある薄物ではなく、上質の糸を使うことで、糸の本数を微妙に減らして、薄く織ってある高級織物です。
適度に涼しく、動きやすい、疲れない、艶があるので容姿もいいので、本当に感激しました。
下の画像は波筬で織った粋な角帯をあわせています。
この夏お召しを単衣着物として、また祇園祭の展示会の時などには、夏着物としても着たいと思います。
今まで枚数が必要なため、訳あり品や安価な品を誂えてきましたが、満足できなかったので、逆に勿体ないお金の使い方をしてきました。しかし、今回の着物を誂えた費用は今までよりも高額ではありましたが、何故か得した気分です。
正絹で単衣着物の誂えにお悩みの方や、お探しの方がおられれば、一番にこの絹上布かすみ特選夏お召し着尺をおすすめします。
色も落ち着いた感じの数色の中から選べます。
幅42cmのキングサイズなので、男着物はモチロン、色があえば女性の方にも、是非誂えて頂ければと思います。
長着だけでなく、贅沢に羽織を誂えるのもアリです。
今年のこれからのシーズンも着物を着まくりたいと思います。