長井紬:長井の綾織
2017年12月28日 9時24分京都wabitasでは小紋など染物中心の品揃えに加え、ここ2年ほどで先染の織物を少しづつ増やして「お召し」と「紬」に分けて出しています。
山形の織物が多く、白鷹や長井に米沢の置賜紬の品々を揃えています。
長井の織物もその一つで、ワビタスでは主に長岡織物さんの長井綾織の品を揃えています。
只今取り扱っているのは自動織機で織り上げた光沢のある反物で、無地感の織物で生地はしっかりとして人気の品です。
【長井紬について】
長井盆地に位置する長井地方と白鷹地方は、江戸時代初頭から直江兼続の施策によって青苧(あおそ)を栽培し、日本各地へ出荷していましたが、第9代藩主上杉鷹山公の時代に養蚕地帯に転換。その後、越後から職人を招き、絹織物づくりもするようになります。
そして後に十日町から職人を招いて絣つくりに取り組み米琉絣が生まれ現在に至ってます。
ご紹介する品は米琉絣などの手織り紬ではなく、自動織機の織物なのですが置賜紬の伝統工芸士の一人長岡正幸氏の長岡織物さんで織り上げられた素敵な品です。
紬というよりも黄八丈に近い風合いで、都会的でシックな着尺として品数を増やしています。
今回新しい色柄が1点入荷しましたので、全色をご覧下さい。
■ 長岡織物謹製:長井綾織 ≪光沢あるシックな:墨黒≫
シックな無地感に光沢で格子が浮かび上がる素敵な織の着尺です。
この無地感が人気です
グリーンも
■ 長井綾織特選格子着尺 ≪長岡正幸謹製:緑≫
この色は着物スタイリストさんが推薦された色で、粋な着尺です。
淡い色なら
■ 長岡織物謹製:長井綾紬 ≪光沢あるベージュ≫
シャリ感あり着心地のいい反物です、袷はモチロンのこと単衣の着物にもお薦めの先染着尺です。
(本品は紬と表現しておりますが、玉糸を使い節などは目立たず、サラッとした平織の着尺です)
そして今回新たに入荷した新しいカジュアルなタイプがこちらになります
■ 長岡織物謹製:長井綾紬 ≪ブルーのグラデーション≫
格子模様でタテストライプにブルーの濃淡色が入り、横段にも淡いグリーン系の色が入って全体にグラデーションが効いたカジュアルな織上がりです。
こちらも紬と表現しておりますが、玉糸を使い節などは目立たず、サラッとした平織の着心地いい反物です
真綿紬のようにまとわりつくことなく、お召しよりもシャリ感がある、そんな織上がりの長井綾織の着尺は、着物通販サイト京都wabitasのお召しと紬のコーナーにそれぞれございます。
2018年の2月10日~2月12日の3日間の日程で、着物メーカーさんがファミリーセールのような催事をされます。
京都wabitasも相乗りするようなかたちで商品を持ち込んで参加致します。
その時にこの長井綾織も出しますから、見てみたい方はご入場を受付させていただきます。
【お問い合わせフォーム】から、2月の着物メーカーのファミリーセール入場希望と簡単に書いてお申込み下さい。