Archive for the '単衣の着物' Category

リネン&ヘンプの着物「訳あり」

2023年8月7日 12時05分

着物通販サイト京都wabitasでは、麻素材を使って着物~羽織~長襦袢~肌着類まで、様々な商品を創作してウェブサイトで取り扱っています。

そんな麻を使った創作品の一つに、9月や10月にも着れる本麻素材の単衣着物:リネン&ヘンプの着物があります。

経にリネンの糸、緯にヘンプの糸を使って織った、一見デニム地のような生地を使った商品です。

アパレルのテキスタイルから探して、和装用に織って着物地として数年前から取り扱いはじめました。

最初は新しい取り組みということもあって、浸透するのに時間が掛かりましたが、じっくりと時間をかけていくうちに、徐々に浸透し始めて、今では注目商品の一つに成長しました。

数年前に発表した時のタイプは、格子チェックの彩りがオシャレな市松模様3色です。

こちら3色は今でも好評です。

デニム地に見えるのは、糸染をルポワン染という中を白く残す技法で染めたリネンに適した糸染で、織り上がるとカジュアルでオシャレな仕上がりになります。

そんなリネン&ヘンプの着物(着尺)ですが、今年(2023年)に新しいタイプが出来上がりました。

ストライプのタイプで、5色の色を厳選して織ったのですが、これもオシャレで素敵な色に仕上がって来ました。

まず最初の3色が完成して、その出来上がりに凄く満足いくものに仕上がってきました。

金茶

ターコイズ

カーキ

着姿を見ると、更に素敵です。

既に好評で、今年の秋に街で見かけることがあるかもしれません。

そして、遅れてあと2色が織り上がってきました。

色はワイン系とグレー系の今までに無い色を発注しましたが、

出来上がりを見て、「あれっ、オシャレだけど何かが違う」と感じました。

ワインカラーで選んだタイプがこちら

レトロでシックな色調で、凄く粋でオシャレな着尺です。しかし、色彩がこちらが発注したワインカラーではないのです。

スグに産地に問い合わせて調べてもらったら、経糸の色を違った色に染めているという、間違いが発覚しました。

ちょっと残念ではあったのですが、発注カラーとは違うものの、「不幸中の幸い」というか、凄くオシャレな無地感な仕上がりになって出来上がってきました。

茶系の色とパープルの組み合わせが絶妙で、織物ならではの色彩になっています。

粋ですね。

もう1色はグレー(モノトーン)

このタイプが一番デニム感が出ていて粋です。

着物にしたら着姿がどんな感じになるのか興味深いです。なのでそれぞれ長着に仕立てしてみました。

シックな帯と合わせたコーディネートの着姿です。

いいですね、大人っぽいというか癖が無くオシャレです。

 ウェブサイトは↓ ↓ ↓ ↓ ↓

■ デニムのような本麻着尺【反物】 リネン&ヘンプ単衣<赤紫>

角度を変えて見ても素敵です。

シックな帯を併せましたが、帯の色を変えるとまた違う趣になりました。

こちらもいいですね。

そしてグレー

■ デニムのような本麻着尺【反物】リネン&ヘンプ単衣<グレー>

モノトーンカラーの着物に黒とシルバーの半幅帯を併せてみたら

超シックにカジュアルな着物になりました。

本当にデニムのような感じで、凄く素敵です。

後ろ姿も粋です

ということで、只今リネン&ヘンプの着物及び着尺は、全8色(タイプ)になりました。

そこで、本日ご紹介している色間違いの2色ですが、色が違っているという理由を「訳あり」として産地と話し合った結果、赤紫とグレーこの2色だけ他の色より価格を下げてご提供させて頂くことにしました。

今年は特に気温の上昇が高く、猛暑や酷暑という言葉が頻繁に飛び交いそうな夏になりそうで、夏が終わってからの9月や10月も残暑が厳しそうで、夏が10月まで続くと思っていた方がよさそうです。

しかし、和服(きもの)は季節によって着こなしが変わり、暑いと言っても9月後半から10月に浴衣や小千谷ちぢみのような夏着物を着るのは人目を凄く気にします。

この単衣の時期には綿の着物を着る方が多いですが、お客様の声を聴いてますと、綿の着物は暑いということをお聞きします。

このリネン&ヘンプの着物は、見た目がデニム(綿)で、素材は夏向きの麻100%なので、9月、10月のお出掛け着物として、重宝すること間違いナシと思い創作した商品です。

麻素材の特徴でもある、通気性が良い、吸湿性に優れて熱を外に出す、乾きが速い、接触冷感があるなど、麻が持つ天然の機能性に加え、緯糸に使っているヘンプの機能:抗菌性が強くて紫外線から体を守るなどを併せ持った優れモノです。

実際に着用してみたのですが、軽くて熱が籠ることがなく、汗をかいても臭くならず、清潔感を保ってくれるという効果を体感できました。

リネンのルポワン染した糸を使っているので、打ち込みすぎると重たくなるため、通気性を出すため隙間を空けて、透かしのある生地に織ってあります。

なので仕立てをする際には、居敷当を付けることをおすすめします。

リネン&ヘンプの麻キモノ及び麻着尺は、着物通販サイト京都wabitasのウェブサイト並びに、Yahoo!ショッピングで取り扱っています。

京都にあるショールーム】にも現品があります。

現品を触ってみてみたい、着装してみたいという方は、ショールームへお越しください。

以上、リネン&ヘンプの麻キモノについてのお知らせでした。

着物通販の京都wabitas(ワビタス)

麻の羽織コートshuwari(シュワリ)

2023年6月10日 16時09分

着物通販サイト京都wabitasに新しくプライベートブランドが出来上がりました。

麻素材で作った超軽量な羽織コートで、ブランド名はshuwari(シュワリ)です。

これまでも試作品を作り、少しずつお客様のご意見を聞きながら販売してきたのですが、思っていた以上に高評価を頂いたことから、今期から本格的にプライベートブランドとして扱っていくことにしました。

ワビタスらしく素材感を活かした新しい生地で、「軽くて・涼しく・シンプルにおしゃれ」というコンセプトに、羽織る人のことを考えて創作した羽織モノ商材です。

羽織にして重量を測ってみたら、なんと220gと凄く軽くて、羽織っていることを忘れそうなくらい軽く、体への負担が少なくて、楽に羽織って頂くことができます。

生地を見ると凹凸のシワがあり、接触面が少ないことから風通しの良い、フワフワとした生地質になっています。

ふわふわしているというイメージからブランド名をshuwari(シュワリ)にしました、覚えて頂けると嬉しいです。

これまでもご紹介してきましたが、改めてshuwari(シュワリ)について、素材、特徴、扱い方などを説明させて頂きます。

まずは素材ですが、使っている糸は麻(ラミー)とナイロン糸になります。

麻はラミーの80番手の糸で、麻長襦袢や麻の着物など和装で主に使っている糸です。

ラミーは吸水性に優れると共に、乾きも早く速乾性に優れた天然の植物繊維で、麻特有の接触冷感を併せ持ち、触ったら冷んやりとしていることから、夏に最もふさわしい繊維と言えます。水に強く丈夫なのも特徴の一つです。

そして、shuwari(シュワリ)の超軽量を実現できたのが、もう一つの繊維:ナイロン糸を使っていることです。

ナイロン糸を使った織物を初めて扱うことになったのですが、この糸の特徴はなんと言っても超極細の糸だということです。

20D(デニール)のナイロン糸になるんですが、20Dとはどれ程の細さかというと「髪の毛よりも細い」ナノ繊維です。この極細の糸とラミーを絡ませて、超軽量な羽織が出来上がるのです。

【経糸】には、この20デニールのナイロン糸を使っています。

ナイロン糸は摩耗・摩擦・耐薬品性に優れ、吸放湿姓にも高い性質をもっています。

【緯糸】には、麻(ラミー)とナイロン糸の双糸が2本2本交互に入って、接触冷感のある糸にしてあります。

ラミーとナイロン糸のそれぞれの特性を持った糸を使い織った生地は、織り上がった時は「紗」のように隙間のある透け透けの薄い生地なんです。風を当てると吹き抜けるような薄い生地です。

それを近江(滋賀県)の産地にある特殊整理の加工場に持ち込み、「強制シワ加工」を施して、生地全体にシワを付けました。この時に、まるで近江ちぢみのような凹凸のシボが生まれます。

このシワが好評で、透け透けの薄い生地に縦シワが付いたことにより、涼し気に映って素敵だということです。

次の工程に ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

《撥水ガード加工で生地を縮ませて整える》

出来上がった生地を京都に送ってもらい、撥水ガード加工を施します。

何故ガード加工をするかというと、ナイロン糸の欠点を無くしてしまうためです。

ナイロン繊維の注意事項として、熱に弱いということです。ナイロンに限らず全ての繊維に対して言えることが、火には近づけないことです。火気の影響で生地が縮んだりするので、火などには近づけてないようにご注意ください。

また、季節の変化によって湿度や気温も変わり、その影響でもナイロン繊維は縮んだり、戻ったりします。

湿度の高い季節には縮んでしまいます。これは絹や綿と同じですが、絹や綿の場合は縮っぱなしですが、ナイロン繊維は、乾燥した季節になると縮んだ生地が元のサイズに戻るという特性を持っています。

洋服などにはいいのですが、和服は重ね着なので生地のサイズが変化するのはあまりよくありません。

これを避けるために、反物の状態の時に撥水ガード加工に出しています。

ガード加工の溶剤に浸けると生地は縮みます。普通はその後整理で幅を出して整えます。

しかし、shuwari(シュワリ)の生地に撥水ガード加工を施す際、縮んだ状態そのままの幅で戻さず生地を整えてもらっています。そうすることにより、生地の幅は変化せずにそのままの状態を維持してくれます。

撥水効果があるので、水気を弾くのと同じように湿度の高い時季に、これ以上縮むことは無くなりました。

この状態で、縫製にだして仕立てると、後々に大きなサイズ変化は発生しません。

《洗濯について》

既に試験販売してきて、問い合わせが多かったのが「自宅で洗えるのでしょうか」といことでした。

製造メーカー側からは、洗濯は「ドライクリーニングをお願いします」と言われましたが、京都wabitas独自に洗濯試験をした結果、洗濯前の寸法と、洗濯後の寸法の差は、殆どありませんでした。

この試験は、「水洗いを洗濯機を使った」洗濯で出た結果です。

撥水ガード加工を施しているので、水気を弾く効果と既に縮ませていることから、大きな変化は見られませんでした。

しかし、洗い方次第では伸び縮みする可能性があるので、その辺はご注意下さい。

注意する点は、洗剤の使用、洗い方、干し方です。

羽織モノなので、汗が付いてシミになるということは少ないと思いますので、ある程度は水洗いでOKだと思います。

洗剤を使うにしても、中性洗剤をご使用下さい。

熱に変化することから、乾燥機は絶対に使わず、陰干しに限ります。

これらを守れば、家でも洗って頂くことができます。

《既製品とオーダー企画品のご紹介》

薄物羽織ブランドshuwari(シュワリ)は、スグにお使い頂ける仕立て上がりプレタの既製品と、反物からお客様の着物にあわせて仕立てるオーダー仕立て企画とをご用意させて頂いてます。

色はネイビーブラック、ネイビーグリーン、パールグレー、チャコールブラウンの4色で、全てプロの着物スタイリストが厳選した、コーディネートしやすい色になっています。

プレタの既製品は、主に羽織を揃えております。

サイズはMとLの2サイズで、京都wabitasウェブサイト及びYahoo!ショッピングでお求め頂くことができます。

shuwari(シュワリ)羽織(M・Lサイズ)

ネイビーグリーンの羽織

ネイビーブラックの羽織

チャコールブラウンの羽織

パールグレーの羽織

コートに関してはYahoo!ショッピングのみで取り扱い中です

ネイビーブラックの道中着コート

パールグレーの道中着コート

そして、オーダーメードによるお誂えサイズ仕立てに関しては、shuwari(シュワリ)薄物羽尺としてwabitasウェブサイトの薄物コート羽織コーナーで取り扱い中です。

ナイロン&ラミーの超軽量薄物羽織は、単衣の時期(5月後半~盛夏~10月秋)に持っていて重宝する品です。

特に夏のお出かけ時に、「着流しで歩くと人目が気になる」という方にも嬉しい、おすすめの商品です。

京都wabitasプライベートブランドshuwari(シュワリ)のお知らせでした。

着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)

白鷹お召板締め絣についてお知らせ

2023年1月23日 15時22分

山形県の伝統的工芸織物は、米沢や長井に白鷹など置賜地方で幾つか創られていますが、その中でも代表的なのが、ご存じ「白鷹お召」です。

絣を織る技法は、日本全国の中でも大島を含め幾つかありますが、その絣を板締めした糸で模様を織るという、白鷹だけの伝統的な織の技法で、御召を織ったものが、白鷹の板締め絣お召です。

白鷹お召ですが、ここ10年で織子さん不足など様々な要因で、生産量も限られた量しか織れず、織元さんは年々大変な状況になっているのを感じます。

京都wabitasでは、小松織物工房さんが織られた品を扱っているのですが、昨年(2022年)9月末に米沢からお知らせがきて、「小松織物さんの白鷹お召び原価が、12月から大幅に値上げになる」という内容でした。

※京都wabitasの白鷹お召コーナー

これまでも値上げの要請があり、聞き入れてきましたが、今回の値上げは原価で一気に十数万円アップになるという内容で、驚くのはモチロン、信じられないとしか言いようがありませんでした。

使っている原材料の大幅値上げ、光熱費の高騰、生産量の低下など様々な要因が重なっているのと、一番の要因は織子さんに払う工賃(給料)を、キチンと払えるようにするというのが、一番比重が高いと思われます。

なんせ、新人の織子さんが1反織り上がるのに、一月~1ヶ月半かかるということなので、大幅値上げの要請は致し方無いことなのかもしれません。

2023年に入り、現在子は据え置きのwabitas限定価格で販売を継続してきましたが、実際に高値が入った今、全ての在庫に影響が出るため、2月以降は値上げせざるを得ない状況となりました。

値上げラッシュの日本ですが、和装の生産現場がそれだけ大変だということをお知らせ申し上げます。

着物好きの方の中には、「小松さんの白鷹お召が欲しい」という方が沢山おられると思います。

京都ワビタスも、出来る限り産地の手助けになるように企業努力していくなかで、白鷹お召のような、伝統の着物を潰さずに、もっと広めるため、着物ファンの方々のためにも考えていきたいと思います。

1月いっぱいまで企業努力で据え置き価格、中には以前の在庫など特売している品もありますので、是非ご利用頂ければと思います。

以上、2023年に入り白鷹お召について、重要なお知らせでした。

着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)

白鷹お召「お知らせ」

2022年11月7日 17時48分

着物通販サイト京都wabitasでは、山形県の置賜地方で生産されている上質な高級織物を揃えておりますが、その中でも代表作なのが、白鷹お召です。

佐藤真一工房さんと、小松織物工房さんの2軒が、それぞれ白鷹お召を生産されています。

京都wabitasは、現在では主に小松織物工房さんの作らている商品を扱うようにして、現物をショールーム及びウェブサイトでご覧いただけるようにしました。

これまで何度も説明してきましたが、板締めして作る絣糸で模様を織り出すという、白鷹だけの伝統的技法で創られる工芸織物です。強撚糸(御召糸)と絣糸から出来上がる御召は、凹凸のシボがあり、手触りの良さはモチロン、手織りならではの着心地の良さや素材感を感じて頂ける逸品で、特におすすめは素材感を一番感じて頂ける単衣着物ですが、モチロン袷着物として誂える方も多くおられます。

そんな小松織物さんの白鷹お召(板締め絣)が、12月から大幅な値上げ(コストアップ)になると、産地問屋さんから一斉に扱われているお店に知らせが入りました。

糸値の高騰や、光熱費、その他モロモロの要因があるのでしょうが、一番は織子さんへの工賃(給料)を確保しないといけないのではないかと思います。

というのも、少々のアップならしかたがないところなのですが、一気に大幅なアップの要請がきて、それをのまざるを得ないという状況です。

凄く高い小売り上代で販売されている割に、織子さんへの工賃は少ないのが現状なのかと思わせるのと、もう一つは生産性の低い商品だということです。

以前はベテランの織子さんが数人おられて、一人で一月に1.5反(2反弱)~2反近く織れていたのが、ベテランの織子さんが、高齢のため引退されたり、休まれたりして生産能力が落ちてきているのが現状です。

しかしながら、幸いにも若い方で「機織り」をしたいという人が何人かいて、日々頑張って織ってもらっているということも聞きます。

ただ、経験の少ない織子さんでは、1反織るのに1ヶ月半~2ヵ月近くかかるのが現実で、歩合制にしたら一月の給料が出ないことになります。

聞くと、国や県など助成金などで少なからず賄っている状況らしいのですが、織子さんにキチンと生活できるような工賃を支払えるためには、コストの大幅値上げしか無いのかもしれません。

12月の納入からは、大幅な原価アップをしないと、仕入れることが出来ないということになるのですが、機屋さん、織子さんを守っていくのには、仕方がないようです。

小松さんから直接仕入れている訳ではありませんので、今後どうなっていくか分かりませんが、京都wabitasとしては、これまでお世話になってきたのだから、少しでもお役にてるように、今後も小松織物さんの白鷹お召を、扱っていこうと思います。

京都ワビタスは、常にリーズナブルな適正価格に設定しております。

現状ある在庫はしばらくは企業努力で据え置き価格でやっていきますが、来年(2023年)以降値上げされた価格で仕入れていけば、販売価格も上げて行かなくてはならない状況になりますことを、ブログにてお知らせ申し上げます。

着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)

秋単衣におすすめ!プレタ麻きもの【お知らせ】

2022年9月27日 12時02分

夏の暑さが少し落ち着きましたが、それでもまだ日中は少し暑さを感じるときがあります。

お出かけしやすいこの時期は何を着ようか迷われるかもしれませんね。

そんなときにオススメしたい麻着物をご紹介いたします。

麻というと夏をイメージしやすいと思いますが、ご紹介する麻着物はタテ糸にリネン、ヨコ糸にヘンプをルポワン染した糸を使った、色目も素材もこの時期にピッタリです!

デニム調に仕上がっているので、帯や帯締めなどの組み合わせにより、コーディネートが楽しめそうです。

ターコイズブルー系・グリーン系・パープル系の3色あり、すぐに着用いただけるようYahoo!店にご用意いたしました!
※帯は撮影用に使用しているので、付属されません

ターコイズブルー系(Lサイズ)

サイズ:L(身長160cm~170cm/ヒップ96cm~)
※おはしょりの調整で着姿に多少の違いがあるかもしれません

●身丈(背)4尺3寸5分(165cm)
●裄丈1尺8寸3分(69.5cm)
●袖丈1尺3寸0分(49cm)
●後幅8寸0分(30.5cm)
●前幅6寸5分(24.5cm)
●衿下2尺2寸5分(85.5cm)
●くりこし7分(2.7cm)
●衽幅4寸0分(15cm)

ターコイズ、紺、墨がそれぞれ2配色ずつの濃淡になった市松柄です。

グリーン系(Mサイズ)

サイズ:Mサイズ(身長155cm~160cm/ヒップ92cm~96cm)
※おはしょりの調整で着姿に多少の違いがあるかもしれません

●身丈(背)4尺2寸2分(160cm)
●裄巾1尺7寸8分(67.4cm)
●袖丈1尺3寸0分(49cm)
●後幅7寸8分(29.5cm)
●前幅6寸3分(23.9cm)
●衿下2尺2寸0分(83.3cm)
●くりこし7分(2.7cm)
●衽幅4寸0分(15cm)

グリーン、紺、墨がそれぞれ2配色ずつの濃淡になった市松柄です。

パープル系(Lサイズ)

サイズ:Lサイズ(身長160cm~170cm/ヒップ96cm~)
※おはしょりの調整で着姿に多少の違いがあるかもしれません

●身丈(背)4尺3寸5分(165cm)
●裄丈1尺8寸3分(69.5cm)
●袖丈1尺3寸0分(49cm)
●後幅8寸0分(30.5cm)
●前幅6寸5分(24.5cm)
●衿下2尺2寸5分(85.5cm)
●くりこし7分(2.7cm)
●衽幅4寸0分(15cm)

パープル、紺、墨がそれぞれ2配色ずつの濃淡になった市松柄です。

男性用はwabitasのサイトに掲載しております。ペアで着用されても素敵ですね♡

【新商品のお知らせ】カジュアル半巾帯

2022年5月31日 18時00分

“染”と“織”にこだわった商品を創作されている、京都の「ひでや工房」謹製の半巾帯を、Yahoo!店に追加しました。

綿素材や綿麻、ポリエステルの縮緬地で、それぞれいろいろなタイプの柄を入荷しました。


■白のレース

生成りのレース織の生地を2枚合わせた、上品な半巾帯です。



■ダイダイ染風ムラボカシ リバーシブル

ピンク、イエロー、グリーン、パープルなどの色でダイダイ風のムラボカシ染めのデザインです。

裏地は落ち着いたグリーンの幾何学模様を織ったレース素材で、リバーシブルでご使用いただけます。

赤の近江ちぢみの着物とのコーディネートです。



■フラッグモール リバーシブル(カットジャガード)

以前販売しておりました兵児帯の、半巾帯バージョンです。

表はグレー、裏はベージュの生地に、旗のように見えるカラフルな「フラッグモール」糸を織り込んでいます。

表面に飛び出すカラフルな糸がおしゃれでかわいい帯です。



■ドット:ネイビー

紺の地色に、赤、水色、ベージュイエローの3色の糸が横段のドット模様になるように織り込まれています。

シンプルでかわいい、着物とのコーディネートがしやすいデザインです。



■インドジャガード:黄緑(カットジャガード)

インドのジャガード生地を半巾帯にしています。

薄い黄緑の地色に、カラフルな糸で十字模様をデザインしています。



■風車:ターコイズグリーン

ターコイズ系グリーンの地色に、赤・黄・ベージュ・黒で風車のような幾何学模様を描いています。

裏は墨グレー一色です。



■幾何学模様:白に紫

白に藤パープルで、毘沙門亀甲文様のような幾何学模様を描いています。

裏地は表と同じ綿の、青緑色の生地です。



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ここから紹介するのは、ポリエステルのちりめん生地を使用したものです。



■モダンフラワー リバーシブル

モダンな花柄を色違いのリバーシブル仕様に染めました。

グレー×黒と、赤紫×黒のくすみカラーがおしゃれな配色です。



■古典文様:鹿の子

黒に赤・黄色・紫・緑の色合いで、古典な花柄を染めました。抽象的な楓、梅、菊の模様を鹿の子模様で描いたデザインです。

裏は黒一色のちりめん生地です。



■花柄

カラフルな色合いでバラなどの花柄を染めました。

洋服感覚で楽しんでいただける、おしゃれな半巾帯です。

裏地は黒一色のちりめん生地です。



■ドットフラワー

ベージュの地色のちりめん生地に、黒のドット模様で花柄のシルエットを描いています。

いろんな大きさのドット模様がポップなデザインです。

裏地は黒一色のちりめん生地です。



■モノクロフラワー:桔梗風

モノクロカラーで桔梗のような花柄が全体に描かれています。

シンプルなカラーで上品なデザインの半巾帯です。

裏地は黒一色のちりめん生地です。



■ストライプ模様

ベージュや紫、青色で斜めストライプ模様がデザインされています。

裏面も黒一色のちりめん生地です。



■唐花:グリーンにグレー

落ち着いた緑色の地色に、グレーに墨紫の色合いで唐花模様が描かれています。

裏地は黒一色のちりめん生地です。



■唐花:ブルーにブラック

同じ柄の色違いで、青紫の地色にブラックとグリーンのラインの組み合わせです。

また生地も同じくポリエステルのちりめん生地ではありますが、こちらの方がちりめんのしぼがあっさりしているタイプです。

両面同じ柄なので、裏表を気にせず使えます。




以上の半巾帯を「半巾帯・兵児帯」コーナーへ追加いたしました。

これからの夏に向けてはもちろん、季節を問わず気軽なカジュアル着とのコーディネートを楽しんでいただけます。

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着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)

白鷹お召し板締め絣「麻の葉」と「蚊絣」

2022年4月28日 8時12分

着物通販サイト京都wabitasでは、山形県の伝統的工芸織物「白鷹お召し」を取り扱っています。

板締めで染める絣で模様を出す、白鷹ならではの板締め絣お召しです。

一反織り上がるのに1ヶ月以上かかるため、滅多に入荷することが出来ないのが現状です。

白鷹お召しを織る工房は小松織物工房さんと、佐藤新一工房さんの2軒だけです。

京都wabitasでは主に小松織物工房さんの白たかお召を扱うようにしています。

そんな小松織物工房謹製白たかお召の、麻の葉模様と、蚊絣無地を入荷することができました。

◆白鷹お召し板締絣手織り ≪麻の葉≫ショールームでも常設中)

今まで松皮菱や七宝に蚊絣を扱ってきましたが、麻の葉は初めて入荷しました。

細かな亀甲絣で麻の葉模様を織りだしています。

模様になるように作られた板に糸を巻き、締め上げて染料を何度もぶっかけ注染して、麻の葉模様の絣糸が出来上がります。

出来上がった絣糸と御召し糸(強撚糸)でコツコツと手機で織ること、1ヶ月~2カ月かけて1反の織物が完成します。

大島紬の絣とは違う、白鷹伝統の製法から生まれるお召しは、持った瞬間に凄い織物だというのが分かります。

強撚糸から生まれる凹凸のシボが、風通しを良くして単衣の着物にも適していることから、袷の着物だけでなく、単衣に誂える方が多いです。

特にこの生成り色を単衣着物としてご愛用される方が、多くおられるようです。

そして、麻の葉を入荷してから1か月後ですが、今度は蚊絣無地の黒を入荷することができました。

■ 白鷹お召し板締絣手織り ≪小松織物工房:黒の蚊絣≫

こんなに立て続けに白鷹お召しを入荷することが出来たのは本当に何年ぶりかのことです。

正真正銘小松織物さんの蚊絣無地です。

これで現在5タイプの白鷹お召しを揃えることが出来ました。

今あるのは七宝が1色、ヨコ段絣が2色、麻の葉1色、蚊絣1色です。

たった5反と思われるかもしれませんが、5本そろえられることは大変なことで、凄く貴重なことなのです。

白鷹お召しをお探しの方のために、お役にたてるように今後も増やしていければと常に思っています。

そのため、4月から「白たかお召し」ページを新たに開設させて頂きました。

板締め絣お召しだけでなく、小松織物工房謹製で自動織機で織った白たかお召し微塵格子も揃えたページになっています。小松織物工房専用ページとも言える商品構成になっていますので、ご愛用下さい。

白たかお召しを直に見てみたいという方は、京都のショールームで常設しております。京都に行くついでがあれば、見に行きたい日を事前にご予約して頂ければ、ご覧頂くことができます。

白鷹お召しだけでなく、置賜紬の反物や帯などもご覧頂けます。

着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)

男物訳ありコーナーに着尺6点追加

2021年7月21日 16時00分

男着物の取扱量一番店を目指す着物通販サイト京都wabitasですが、夏物、秋物ともに常に上質な男着尺が品揃え豊富になっています。

定期的に産地から品物が入ってきますが、機屋さんやメーカーを巡り歩いている中で、B反品など納めることが出来ずに困っておられるような品は、殆ど買い取ってあげるようにしてきました。

そんな訳ありB反品を入荷したらスグに「訳あり品」コーナーから出すようにしています。

今回も米沢織の個性的で上質な品々のB反品を6点追加させて頂きましたので、お知らせ致します。

まだ夏真っ盛りということもあり、羽織や単衣着物におススメの薄物着尺も含めた6点になります。

■ 薄物羽織用正絹先染無地 ≪シルクモール:ブラック「少々難あり」B反品≫

格子を織った粋な薄物は、生糸とシルクモールという絹の紡績糸を使って織った面白い逸品です。

生糸で縦ストライプとヨコのボーダーストライプをドビー織機で薄く透かしを入れて織ってあるのですが、シルクモールをヨコ段のボーダーに入れることにより、細かな格子模様になるのと、質感に凹凸ができて面白い生地質になっています。

色はシックな黒ですが、少し茶色掛かったチャコールブラックともいえます。

そんな織物着尺ですが、途中に生糸のボーダーストライプが1本抜けて、格子の間隔が広くなって見える箇所があるため、「少々難ありB反」になりました。

羽織用としての対象商品なので、羽織に仕立てる分の用尺は、難のあるヵ所を取り除いても十分仕立てられます。

ということなので、B反品でも大変価値ある商品なのです。

用途は、4月~10月までのシーズンを通して羽織れる薄物単衣羽織としてお使い頂けます。

今や薄物羽織は袷と同じくらい着用頻度が多くなっているので、着物を着る方にとっては必需品となります。

本品は1点しか無い現品限りの商品になります。貴重な商品なのでおすすめです。

■ 薄物羽織用正絹先染無地(幅41cm) ≪シルクオーガンジーグリーン「少々難あり」B反品≫

これは薄物羽織用の超軽量な男物羽織用着尺です。(長着には仕立てられません)

鮮やかなグリーンも透け透けの生地なので、癖なくいい色合いに見えます。

途中に緯糸が無くなったのか、段のように筋ができているので、B反品になりました。

この羽織をお持ちの方は結構おられるのですが、この色でしかもB反のお値打ち品となると貴重です。

とにかく軽いので、お持ちでない方や、グリーンが好きな方にはお勧めです。

■ 単衣用薄物織着尺【幅広】「織キズ難あり」B反品 ≪縞格子:臙脂パープル≫

ここまでご紹介してきた品、そして本品に、このあとご紹介する品、6点全て米沢の織物メーカー東匠猪俣謹製です。

この薄物着尺は、定番ブランド「清彩」の織り方で、薄物を織った新商品です。

特駒撚糸を使って織っているので、柔軟性があり丈夫なので、着心地には定評があります。

下の画像をご覧頂きたいのですが、反物の10m程の所から2m程、織の組織が変わってヨコ縞の段になっているため、B反になりました。

長着に誂えるなら、下前の見えない部分に持ってくるなど工夫すれば、着姿には全く問題なく仕上がります。

羽織にされるのであれば、それこそ仕立に問題なく誂えて頂けます。

次は同じ清彩でも、薄物でなく本来の生地のタイプで、凄く上品ないい色に織り上がった生地です。

■ 男着物:特駒平織【反物】「織筋の難あり」B反品 ≪米沢織猪俣謹製清彩:生成りグレー≫

光沢がありエレガントで粋な縞格子の高級特駒撚糸綾織り着尺です。

特駒撚糸を使っているので、「お召し」と言っても間違いでない着尺です。

長着にも羽織にも、袷にも単衣にもおすすめな、猪俣さんの定番ブランド品です。

そんな定番着尺ですが、他と同じように織筋があるためB反になりましたが、光沢ある生地なので、仕立てすると何処に難があるのか分からなくなってしまうような、織難です。

更に「清彩」の新柄で、ボーダーのグラデーション模様に織られた着尺が、1ヵ所だけ織りキズがあるためB反になった品です。

■ 男着物:米沢織(反物)「少々難あり」B反処分品 ≪米沢織猪俣謹製清彩:グレートーン≫

小紋のようなボーダー模様に見えるので、無地のタイプとは全く異なりますが、織の組織は同じです。ヨコ糸の色を変えているだけのような感じです。

横段模様に見えるので、織キズが分かりずらかったのですが、下の画像のようなキズが1ヵ所だけあります。

この位置で、模様に合わせたようなヨコの傷なので、仕立てしても分かりずらいでしょうか、裁ち合わせしたり、見えない部分に持っていったりできるので、これも仕立てには影響なさそうです。

本日ご紹介する最後の1点は、真綿紬の逸品男着尺の「訳あり品」です。

■ 米沢織男着尺:真綿紬「少々訳アリ」B反品 ≪グレー濃淡(43cm幅)

結城紬でお馴染みの真綿紬を、平織りで打ち込みよく織った男の紬着尺です。

画像では分かりにくいのですが、光沢というか艶のある生地になっています。

上下の画像を見て分かるように、平織り特有の筋というか段が気になるということで、呉服屋さんが扱ってくれないということで、B反扱いとなった訳あり着尺です。

真綿のような不規則な紬糸を織れば、これは当然のことなのですが、今はこれが通用しないようです。

紬の象徴のような感じなので、味があって粋なのですが、ダメなようです。

ということで、大変価値ある訳ありのB反としてご用意致しました。

こちらは羽織よりも、袷の長着としてお誂え頂きたいです。

真綿紬は温もりあることから、袷向きです。

全体に紬のネップ(節糸)ならではのカジュアル感が溢れた、着尺に織り上がっています。

着心地いいキモノになること間違いナシなので、カジュアル着物が好きな方には、一押しの価値ある商品です。

以上、今回見つけた価値ある米沢織のB反品をご紹介させて頂きました。

これら全て着物通販サイト京都wabitasの男着物訳あり品コーナーからご覧頂けます。

この他にも多数の男物着尺がございます。

ウェブサイト及び京都wabitasショールームでもお求め頂くことができます。

ショールームで「現品を見定めてみたい」という方は、事前にご予約をお願い致します。

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小千谷夏紬の帯:サンプル品特価

2021年6月27日 16時22分

着物通販サイト京都wabitasでは、着尺や帯に高級小千谷の紬地を使った品を扱ってきました。

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小千谷紬でも生紬(白紬)の生地を扱っておられた大新織物さん謹製の高級紬地に拘って使ってきました。

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手紡糸の高級糸を中心に、真綿、壁糸、赤城糸、野蚕糸にリング糸など、様々な紬糸を巧みに使い、高級ブランドとしても扱われてきました。

今回ご紹介する商品も、大新織物さんの生地を使った九寸の夏帯です。

ご存じの方も多いと思われますが、大新織物さんは既に廃業されており、品物自体は大変貴重な扱いになっています。

数年前に大新織物さんに行ったら、商談室には驚くほど沢山の生地サンプルが、テキスタイルではなく丸巻きの反物になって現物で積まれていたのを思い出します。

サンプルといっても、普通に生地として売っておられたので、製品と同じでした。

今回そのサンプルの現品の中から、夏帯用に厳選した逸品物の帯地を4本仕入れて、京都の染色工房で無地に染めました。

出来上がってきた夏の染帯をご覧ください。

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ヨコ縞、タテ縞、格子など、1本1本それぞれに特徴がある拘りの織りになった九寸の夏紬です。

見て分かるように、高級感漂う帯地ですが、貴重ではありますが、サンプル用に残されていた生地を使っているということもあるので、生地サンプル処分特価でご提供させて頂くことにさせて頂きました。

■ 特選夏の九寸名古屋帯【生地サンプル処分特価】

 ≪本場越後小千谷夏紬モスグリーン(仕立て込)≫

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見て頂いて分かるように、元はタッサーシルクのような金色に輝く糸をヨコに入れて、隙間を出して織った帯地です。

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紬らしくざっくりとして、それでいて軽くて丈夫な生地です。

様々な糸が使われていて、紬の帯らしくカジュアル感が全体にでた織です。

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それをレトロなモスグリーンカラーに無地染して仕上がったのが本品です。

この色を含め全4色は、着物スタイリストさんに素材に合った色を、厳選して頂きました。

■ 特選夏の九寸名古屋帯【生地サンプル処分特価】 

≪本場越後小千谷夏紬ライトカラー若竹色≫

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タテヨコの織組織を上手く活かして、横長になった格子縞を隙間を出して織ってあります。

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明るく綺麗な青竹グリーンが生地に溶け込み、素材感を引き出した夏帯らしい作品になっています。

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シャリ感ある紬の薄物ならではの、上質な帯地です。

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■ブルーグレーの縞

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涼し気な織りに透明感あるグレーの色がぴったりマッチしています。さすがは着物スタイリストといいたくなる、色の厳選です。

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タテにネップ(節)が入って光沢が出て素敵なのですが、何本かは輪になったリング糸も使われているように思われます。

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最後は綺麗なレモンカラーで、不規則なギンガムチェックのように見える帯です。

■ 特選夏の九寸名古屋帯【生地サンプル処分特価】

 ≪本場越後小千谷夏紬ギンガムチェック:レモン(仕立て込)≫

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一番つるっとした滑りの良い質感の帯地です。

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タテヨコ異なる糸を巧みに使ってあり、一番拘りが強い織り方になっています。

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何よりも爽やかなレモンカラーが映えて見える、オシャレで可愛い帯になりそうです。

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すべての染は、引き染による無地染です。

シンプルに無地染にしたことにより、それぞれ織の特徴が出たように思われます。

全て九寸の丸巻き状態なので、お求め頂いてから仕立てに出します。

長さや、仕立て型でご要望があれば、遠慮なくスタッフにお申し付けください。

ご指示が無い場合は、標準寸法にした名古屋仕立ての帯に仕立てます。

帯芯は夏仕様で依頼しますが、単衣の帯としても使えるので、帯芯も何かご要望あれば、お申し付けください。

高級小千谷紬の魅力溢れる素敵な無地の夏帯を、サンプル品企画として価値ある価格でご提供させて頂きます。

「現品を直に見てから決めたい」「見に行きたい」という方は、京都のショールームへお越し下さい。

全て1点限りの現品セールとなります。お取り置きも出来ませんので、予めご了承下さい。

夏の帯コーナーより、小千谷夏紬の九寸染帯サンプルセールのお知らせでした。

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薄物単衣の羽織に特選小千谷の紬上布(黒)

2021年6月20日 13時58分

着物通販サイト京都wabitasでは、高級正絹素材で織った薄物着尺で「薄物コートや単衣の羽織」をご提案しています。

今回ご紹介する商品は、高級小千谷紬を織った正絹の上布を染めた、黒の羽織地です。

小千谷ちぢみ、小千谷紬など高級織物の産地でもある新潟県越後小千谷で織った、正絹生紬の生地を使いました。

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薄物上布の生紬地を、小千谷ちぢみと同じ加工製法でシワを出して凹凸のシボを持った、「正絹小千谷ちぢみ」の白生地です。

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船桶に水を溜めて生地を浸けこみ、手でも見込みます。そして水から出した生地を、支えとなる棒に生地を巻くように挟み込み、ぎゅっと絞って水を切ります。そうすることにより、小千谷ちぢみならではの凹凸のシボがあるシワが生まれ、風通しのいい生地質に仕上がります。

本品は正にその製法で完成た、最高級な薄物紬の白生地なのです。

そんなシボのある、軽くて丈夫な生地を京都の無地染工房に持ち込み、黒に無地染して出来上がったのが本品です。

■ 小千谷ちぢみ正絹薄物着尺「薄物羽織用特選品」 ≪擦れ縞の紬上布:黒≫

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夏の着物としても誂えて頂けるほどの、破けない丈夫な薄物の生地の割に、持ったらフワッとして軽く、正に最高級な生地といえる仕上がりです。

軽くて透け感ある生地なので、羽織モノにも適した素材といえます。

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染めたら一旦縮むので、幅を整えるために、ゆのしをするように機械で整理加工を施します。幅を39cmにするのに生地を張るので、白生地の時のようなシボは少し無くなり、逆に滑りの良いサラリとした紗の生地のように仕上がっています。

正に羽織モノに向く質感といえます。

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それでも、絞り込んで出来たシワは適度に残り、見た目にレトロ感ある商品になりました。

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生地の質感も本品の特徴ではありますが、ご覧頂いて分かるように、縞になるようにタテにネップ(紬の節)を入れてあります。リング糸を使っているかのように、擦れた縞が浮かび上がります。黒に染めたことにより、透け感のある生地に、細い黒線の縞が入ったように見えて素敵です。

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ただの棒縞ではなく、紬のネップ(節)が入っているので、線の太さに自然な変化があり、擦れているようにも見えて素敵です。

このおしゃれな黒の薄物羽織をキモノの上に羽織った状態を想像すると、おしゃれな透け感のあるコーディネートが完成すること間違いナシです。

自動織機を使い「織っては止めて」、「止めては織る」を繰り返ししながら織ることにより、殆ど手織りのような着尺になっています。

春~夏~秋のスリーシーズン対応で使える羽織や、道中着コートなどにおすすめできる高級薄物紬の染着尺です。

本品は着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)のみの取り扱い商品です。

wabitasのウェブサイト及び、京都のショールームでお求め頂くことができます。

実際の反物を触って確かめたいという方は、京都のショールームへお越し下さい。

土曜日・祝日以外のご都合のいい日時をご予約下さい。

ウェブサイトでは、【薄物コート・羽織コーナー】で、ご覧頂けます。

着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)

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