Archive for the '単衣の着物' Category

男の単衣着物に西陣の上代お召し

2016年11月18日 17時57分

男の着物に力をいれている着物通販サイト京都wabitasでは、産地の商品を探したり、創ったりして質の高いハイクオリティーな商品揃えを心がけています。

男性着物は秋~冬に着られる方が多いというのが何年か前まででした。

しかし、ここ数年間は着物を趣味にされてる男性が増えているのと、お茶会などを通して着物を着られる男性が増えているように思います。

探しておられる品は品質の良い品です。

品質の良い品=着心地のいいキモノです。

紬にしてもお召しにしても質感が良くないとお求めいただけません。

そんな男着物ですが、冬物・夏物は結構いろいろとあるのですが、中間の単衣着物にできる素材が意外と少ないです。

そこでお薦めなのが紬を入れたお召し:上代お召しです。

お茶会用にお薦めなのが、西陣の男着物メーカーでお召しの鳥居良さんが作られている上代お召しです。

カスミ模様に織り上げたお召しに紬の糸を入れて織ってあるので、お茶会だけでなく普段着用にもお薦めです。

■ 男着物:西陣鳥居お召し【反物】1尺1寸41.5cm幅 ≪鳥居良謹製:上代お召し渋いグレー≫

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最も落ち着きあるグレーの上代お召しです

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鳥居さんのお召し:茶㐂は御召抜きされた糸で凄くしっかりとした重めな生地で、袷向きですが、それに比べるとこの上代お召しは風合いが単衣向きですね。

こんな良い色もあります。

■ 男着物:西陣鳥居お召し【反物】 ≪鳥居良謹製:上代お召し青紫≫

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今、紺色と紫色の中間色のこの色が人気あります。

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人気があるというか、若い方でも中年配でも年配の方でも着こなせる色だからだと思います。

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■ 男着物:西陣鳥居お召し【反物】 ≪鳥居良謹製:上代お召し≫ブラウン系のベージュ

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淡い色系がこの色になります、良い色ですね。

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■ 男着物:西陣鳥居お召し【反物】1尺1寸41.5cm幅 ≪鳥居良謹製:上代お召し≫ 利休系の渋いグリーン

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緑が好みの方も多いです。

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ラストに一番シックな色です。

■ 男着物:西陣鳥居お召し【反物】1尺1寸41.5cm幅 ≪鳥居良謹製:上代お召≫ 墨黒

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黒に比べて少しグレー系の墨黒のシックな色です。

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羽織にしてもいい渋い色です

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着物通販サイト京都wabitasでは、サイトはモチロンのことショールームでも沢山の男着物用反物を揃えております。

お茶会用の色無地からお召し、紬、小紋など見応え十分の品揃えです。

男の長襦袢、男の羽織裏、小物から雪駄に下着など殆ど揃えています。

サイトからのお求めも多いですが、実物をみにショールームへ来られる方も多く、ご来店いただいた方には喜んでいただいております。

ショールームへのご来店希望も受け付けておりますので、気軽にお申し付け下さい。

【ショールーム受付】

男の着物が豊富な品揃えの着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)

高級先練お召し(正絹反物)訳ありB反処分品

2016年10月17日 18時16分

光沢ある織の高級先練着尺(着物用反物)の素敵な品が「生地の訳あり」ということで、6反だけのお値打ち処分セールです。

国産の上質な織あがりでクオリティーの高い品ばかりです。

モダンな模様から格調高い吉祥文様もあり、幻想的でエレガントな光沢ある織上がりになっています。

染物とは異なり織物は裏もオシャレなので、単衣用の着物に誂えても素敵です。

「織の着物は高価でちょっと手が出せない」という方には嬉しい超お値打ち品です。

品物の中には、仕立てるのにあまり目立たない織難の反物もあるので、柄や色だけでなく「訳あり」の箇所も要チェックして頂きたいお宝商品です。

■ 先練お召し【B反処分品】 ≪モダンな花模様≫¥27,000(税込)

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モダンな模様が生地全体に織り込まれた無地感の素敵な先練お召しです。上品な色で幻想的な光沢が素敵で帯合わせが活きる着物になります。

下のマークの部分の画像を見て頂きたいのですが、ようく見ると途中から色が変わっています。

 

 

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織っている時に何かの原因で緯糸(よこいと)の色が入ってないのか、変色しているのかで、このように色が変わってしまってるんです。

 

 

 

 

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しかし、このクオリティーの商品が反物価格とわいえ2万円代でお求めいただけるチャンスです。

なによりも是非現品を手に取って見て頂きたいです。写真や画像では現品の魅力を100%お伝え出来ないのが残念です。

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現品を見たいという方は、京都のショールームに見に来て頂くか、一度手続きいただいたら現品をお届けいたします。

想いと違った時は、キャンセル(返品)可能です。(売り切れ後は追加品が入る予定はございません)

それでは続けてご紹介致します。

次は幻想的なボカシ織の最高に素敵な着尺です。

■ 先練お召し【B反処分品】 ≪先染ボカシ織:桐竹鳳凰紋≫ ¥30,780(税込)

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正倉院文様として着物や帯などにも使われる吉祥文様の代表的な格調高い桐竹鳳凰紋を織り上げた先練お召しです。クリームベージュをベースにして光沢ある高級感溢れる織上がりです。横段に色を変化さえたボカシ織で実に綺麗な反物です。

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上と下の画像を見てください、何処が「訳あり」なのか見分けがつかないのです。多分ヨコの織に何らかの不具合が発生しているのですが、全体に横に細かな線が入ってボカシになった織なので、横段があるのか横筋があるのか実際の現物を目の前にしても判断できない「訳あり」の箇所です。

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本来のクオリティーが相当高く販売価格は普通なら高価なのでしょう、なので少しの不具合も許されないため「訳あり処分」の品となっています。

そのおかげで大変お値打ちでご提供させていただくことができました。

次の品も同じようにボカシ織の先練お召しです。

■ 先練お召し【B反処分品】 ≪先染ボカシ織:タテ涌≫ ¥30,780(税込)

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こちらもボカシ織の素敵な先練着尺です。

タテ涌く文様に織り込まれた格調高い模様が光沢で浮かび上がり高級感漂う商品です。網目になっている部分はメッシュ織になっています。

 

 

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この品も訳あり箇所が微妙に分かりにくいのですが、画像のマークの部分だけピンクの感覚が少し狭いのです。多分この時に一度機が止まったんでしょうが、しかしながら見た目で分かるように横段ボカシなので、違和感が全くなく仕立て上がっても分からないと思います。

 

 

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続いてはタテに織難が走ってしまってる、上品な織上がりの先練お召しのB反です。

■ 先練お召し【B反処分品】 ≪ドットの縞流水≫¥19,980(税込)

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流れのある爽やかなベージュの光沢感ある反物です。

 

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上品な単色で素敵な織上がりになっています。先染織物の特徴は裏が白にならずにオシャレな織上がりになることです。これくらい上品な色の着物ならお薦めは単衣ですね。

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シンプルで流れのある模様の素敵な先練お召しですが、残念なことに下の画像で映し出しているようにタテに1本織難が反物の途中8mくらいの部分から最後まで約5mほどに渡りあります。

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折角の逸品がB反になって大変残念ですが、その代わり一番のお値打ち価格に設定させていただきました。

お稽古着や普段着の気軽に着こなしていただく着物用にお薦めします。

ラスト2反は同じ模様の色違いです。

■ 先練お召し【B反処分品】 ≪花菱文様:藤ピンク≫¥29,700(税込)

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■ 先練お召し【B反処分品】 ≪花菱文様:グレーに薄青≫¥29,700(税込)

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花菱の格調高い文様を全体に織り上げた光沢ある反物が寒色系と少し暖色系とそれぞれ1色づつあります。

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上の色は一本横筋がはいっています。下の色はよく見ると色が入ってるんです。

 

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それぞれこんな感じです↓  ↓  ↓

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以上の6反を只今着物通販サイト京都wabitasの【お召し】コーナーでお求めいただけます。

上質なお召しも格安な着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)

正絹長襦袢メッシュ織の反物「訳あり」お値打ち品

2016年9月1日 18時04分

正絹着物の通販サイト京都wabitasから、メッシュの素材で通気性の良い正絹長襦袢のお値打ち情報です。

生地は長襦袢産地の一つでもある京都府丹後の機屋さんで織られた国産製織品です。

メッシュになった織で、人気の素材でもあります。

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単衣用にも適した素材ですが、袷仕立ても出来るように長さ13.5mで織られた反物です。

 

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使える用途は、袷の長襦袢なら留袖用や訪問着用などの礼装用として、単衣の長襦袢なら通常10mで仕立てが足りるので、残った生地を居敷当に使い仕立てられます。

単衣仕立てにしたら、通気性の良い生地なので初夏や初秋に着物でお出かけ時に夏用としても使えます。

そんな重宝する白の正絹長襦袢がこちらになります。

■ 国産メッシュ織長襦袢「訳アリ処分品」 ≪雪月花文様:白(単衣むき)≫

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織の模様は涼し気に流れのある流水の模様になっています。

流水の中に、雪の文様、月の文様、花の文様が散りばめられている、格調ある地模様になっています。

 

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【雪の文様】

IMG_6691雪輪文様

IMG_6694雪の結晶文様

【月の文様】

IMG_6695三日月文様

【花の文様】

IMG_6692桜の花文様

これらの雪月花の文様が、流れのある流水に乗ってる感じに織られてあります。

全体が絽のような通気性の良いメッシュになっていますが、流水の部分には刺し子のように、更に空気が抜けるような織になっています。

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【訳アリとは】
本品は織上がったばかりで新品です、訳ありということなので反物を検品してみたのですが、織難など一切ありませんでした。
なのに何が訳ありなのか機屋さんに聞いたら、反物の耳が不揃いになってしまったというだけでした。

IMG_6677「仕立てには関係なし」

ということで、仕立てることには全く関係の無い所です。呉服店さんの店頭などに並べることが出来ないという理由だけなんです。
それを覗けば、普通の商品と全く変わりはない綺麗な白の長襦袢です。

色物に染めることも出来たのですが、単衣長襦袢で一番ご要望の多い白にして製品化致しました。

京都の整理加工場で黄変防止加工をしてありますので、生地そのままの白さを長持ちできます。

この商品は問屋さんのブランド商品のようなので、少しでもおかしな部分があれば扱われないようで、機屋さんも納品できずに在庫で残ってしまうので「訳あり品」ということでご提供頂きました。

本品は通常で販売されている上代価格よりも大変お求めやすい価格設定で、京都wabitasの長襦袢コーナー【礼装用】【単衣・夏用】それぞれのページからお求めいただけます。

嬉しいのは織上がってすぐに届いてますので、出来立ての新品でとてもキレイな反物なんです。

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あれば何点でも扱いたい長襦袢ですが、現品ある限りとなります。

サイト上から画像が消えて無くなりましたら現品全て売り切れということになります。

温暖化で少しでも涼しく着物を着こなしたいご要望にお応えできる、メッシュ織の正絹長襦袢のお値打ち商品です。

正絹の長襦袢が格安な着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)

 

 

単衣着物の素敵な格子の先染「少々難あり」B反処分品

2016年8月29日 16時49分

単衣着物用に丹後の機屋さんで軽くて丈夫に織られた、オシャレな格子柄の先染着尺の「少々難あり」B反処分品です。

■ 特選先染織物単衣用「B反処分」 ≪格子模様:墨グレーにベージュ≫

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製織地は丹後で、お召しなど織ってる機屋さんで、呉服店さんなのか問屋さんなのかが発注された織物だと思うのですが、粋な格子をグレーと薄い金茶で織り上げたシンプルで都会的なシックな反物です。

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この反物は始めて見たのですが、お召しほど重くなく、夏物ほど薄くなく、軽くて丈夫でシャリ感ありサラサラした風合いの生地で、「単衣着物を1着誂えよう」という方には嬉しい反物です。

反物の中に織傷が出たため、発注された呉服店さんには納めることが出来ずに残った品です。

こんな感じに織難が3か所ある反物が1反と

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こんな感じにヨコに織筋がある反物が1反あります。

 

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細かい格子模様なので、遠目には無地のような着物に見えて、紬のような普段着感覚で着こなしていただける高級織物です。

なんと言って軽くて丈夫なのが嬉しいですね

着心地もモチロンいいのと、B反処分ということで、このクオリティーなのに大変お求めやすい価格に設定されています。

このお値打ちな単衣着物用織物は、着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)の【単衣の着物】コーナーでご覧いただけます。

(この商品は2016年に入荷した反物で、現品売り切れ後はサイト上からは無くなります)

単衣の着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)

白鷹お召:板締め絣(小松織物工房謹製)

2016年7月1日 14時07分

着物通販サイト京都wabitasでは、小紋や色無地など柔らかモノに分類できる着尺(きもの用反物)を主に取り扱ってきましたが、ユーザーの皆様からのご要望で紬やお召しなどの織物の品揃えを増やしています。

自社オリジナルの反物などは、丹後産地で創ってきましたが、只今品揃えに力を入れているのが米沢の織物です。

中でも置賜紬の伝統工芸士の作品を積極的に集めてきました。

その中でも米沢で最も知名度が高く、奄美大島紬や結城などと肩を並べる日本の代表的な織物が、白鷹お召です。

置賜紬の伝統工芸士の中で、伝統の板締め絣技法を取り入れた白鷹お召を生産されているのは小松紀夫氏と佐藤新一氏だけと聞きます。

年間でも生産量が極わずかで、なかなか入荷することが出来ない白鷹お召の反物を長い年月待ち、コツコツと少しづつ仕入れ今では4反をサイトで取り扱るようになりました。

佐藤新一氏の作品は、白鷹織の草木紬を2反扱っていますが、今回ご紹介するのは、小松紀夫氏(小松織物工房)謹製:板締め絣の白鷹お召し4反です。

白鷹お召の産地は、山形県の雪深い西置賜郡白鷹町です。
300年前、出羽の国米沢藩第9代藩主:上杉鷹山によって養蚕と染織が広まった北の織物産地です。
小絣とよばれる十字や亀甲などの細かい絣柄と鬼シボ(大きな凸凹)とよばれる独特のシャリ感が特徴です。

まずは京都wabitasで扱っている小松織物さんの白鷹お召しをご紹介します。

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■ 白鷹お召:伝統の板締絣 ≪小松織物工房(雪輪)≫

 

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■ 白鷹お召:伝統の板締絣 ≪小松織物工房(松皮菱)≫

 

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上2点の白鷹お召しもかなりの高級感があるのですが、更にラグジュアリーな織の白鷹お召しがこの2点です。

■ 白鷹お召:伝統の板締絣 ≪小松織物工房:黒地絣≫

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色違いでもう1点

■ 白鷹お召:伝統の板締絣 ≪小松織物工房:白地絣≫ 

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見た目も素敵な伝統の白鷹お召ですが、本来の良さは手に取った時に感じるクオリティーの高さです。

シボがあり軽いので、ちょっと贅沢ですが単衣の着物にお薦めできる圧倒的な素材感がこの商品の特徴です。

着物スタイリスト・コーディネーターで有名な森田空美さんも、単衣の着物に白鷹お召をお薦めされています。

この素晴らしいお召し物が出来るまでの工程など、その魅力をお伝え出来ればと思い、ブログに記しました。

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【白鷹お召ができるまでの工程】

  • まず生糸に下撚りをかけ精錬し染色します。さらに撚糸機で強撚をかけると同時にのりづけしてシボをつくります。
  • これがお召糸で、左回り・右回りのそれぞれに撚られたお召糸は、反物の緯(よこ)糸として使用します。
  • シボの大小は撚りの回転数によって決まり、一般のお召は左と右の撚糸を交互に織りますが、
  • 白鷹お召の場合はさらにその間に絣糸が入り、細緻な文様が浮かび上がっていきます。

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【伝統の板締め絣による糸染が最大の特徴】

あの中田英寿さんも旅をされている中で小松織物さんへ行かれて、この板締め技法を見られています。

「中田英寿の旅、バックステージ」

 

細かい絣文様は、絣文様に合わせて彫った板で糸を挟む板締めに染料をかけて出来上がる絣糸によって生まれます。この板締めによる絣糸の染め付け技法 は、白鷹町の織物工房2社でしかできないことから山形県の無形文化財に指定されています。

 

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【板締めによる絣糸の染め付け技法】

  1. 絣板という溝を掘ったブナの薄い板に糸を巻きつけ何層にも重ねてボルトで締め上げていきます。
  2.  糸の張りぐあいに神経を使いながら絣板を重ね、手の感覚を頼りに慎重に締めていきます。
  3. お湯をかけて、糸に染料がなじみやすいように下準備をします。
  4. 染め舟という台の上に乗せて、天然の植物染料の「クリスタルヘマチン」と呼ばれる染料をお湯に溶かし、絣板にかけていきます。
  5. 板をほどくと、板と板が重なった部分は染料が入らず、染料が通る溝の部分だけ染まった絣糸ができます。
  6. この作業は「ぶっかけ染め」と言われ、大胆で豪快な作業のようですが、板への糸の巻きつけ、板の締めつけ、染め方などにより仕上がりが決まってしまうため、繊細さが要求されます。

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一回の染付作業で2反分の絣糸を染め上げます。板と板との間の折り返しの部分が、仕上がりの両端にループ状の耳として残ります。
これは板締め絣だからこそでき、白鷹お召の証明でもあります。

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染め上がりが確認できたら、経(たて)糸と緯糸の模様を一本一本合わせながら、緯絣糸の間に強撚糸(右撚り左撚り)を交互にそれぞれ規則正しく織り込んでいきます。
一反の幅の中に200~250もの文様が織り込まれるため、ひとつの大きさはわずか数ミリです。熟練した職人でも1日に20~30cmが限界といわれています。


織り上がった後にぬるま湯につけて『シボ出し』をすることで、シボの立った繊細な経緯絣のサラリとした風合いを引き出します。

すべて手織りですので、一反一反丁寧に丹精込めて織り上げているので1ヵ月に数反しか上がらず、本当に希少価値のある織物です。

シャリ感のある白鷹お召しは、その素材感を出来る限り体に感じていただきたいので、裏地を付けずに単衣着物として、5月・6月や9月もしくは10月まで着こなして戴く単衣着物にお薦めです。
(もちろん袷着物としてもお召しいただけますので、仕立て方は自由です)

このように日本の織物の中でも最高峰の織物とも呼べる小松織物工房さんの白鷹お召をサイト上なら【お召し】コーナーで、実物を見て触れるなら京都のショールームでそれぞれご覧いただけます。

2016年7/14~7/16の祇園祭の時には、着物メーカーと共同で着物ファミリーセールを開催致しますので、そこにも出品する予定です。

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着物通販サイト京都wabitasでは、リーズナブルな安価な品から、最高級なラグジュアリー商品まで幅広く取り扱っています。

ショールームで品物を見てみたいという方は、遠慮なくお申し付け下さい。

白鷹お召が揃う着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)

単衣や夏用の正絹着物に大好評:五泉の絽の反物

2016年4月19日 17時41分

今年の4月は少し肌寒さが残り、桜も長く見ることができました。

しかし、中頃からは気温も暖かくなり、単衣着物や夏用の着物を準備される方が急に増えました。

着物通販サイト京都wabitasでは、単衣きもの用に今年は絽の高級素材の取り扱いを増やしました。

着物ユーザーの方々が良く言われるご要望は「単衣の短い期間だけでなく、6月の単衣~夏~9月の単衣を通して着れる素材が欲しい」ということです。

京都wabitasでも今まで高級ちりめん素材の「さわやか縮緬」など扱ってきましたが、もう少しリーズナブルで、さわやか縮緬と同様に着こなせる素材を扱えないか考えた結果、絽縮緬などの絽の高級織物を使った染着尺を、色数豊富に揃えることにした結果、沢山の方々にお取り扱い戴ける結果になりました。

それらの素材は全て新潟県の織の産地でもある五泉の品で、中でも良質な小熊機業さんの高級素材です。

単衣着物に一番のお薦めので、シボのある絽ちりめんを染めた色無地や、絽目が大き目で特殊な絽の「ほら絽」を上品な色で染めたもの、高級タテ絽を綺麗な色を使い染め上げた、たて絽のボカシ染着尺などです。

それら2016年にご用意した京都wabitasの絽の反物を、もう一度一挙にご紹介致します。

これら全て小熊機業さんの上質な高級素材ですが、ほんの少しのワケアリ品のAB反を使っているので、とってもリーズナブルな価格設定でお求めいただくことができます。

■ 名門小熊機業:絽縮緬色無地≪訳アリ超特価≫ ≪綺麗な薄ラベンダー:誂え染≫

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絽縮緬色無地≪訳アリ超特価≫ ≪綺麗な薄浅葱:誂え染≫

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絽縮緬色無地≪訳アリ超特価≫ ≪綺麗なベージュ:誂え染≫

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絽縮緬のタテ絽は、秋単衣にも普段着のオシャレ単衣着物としても使えそうに、濃い色で染めた貴重な反物です。

■ 小熊機業:たて絽縮緬色無地≪訳アリ超特価≫ ≪藍紺:誂え染≫ 

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たて絽縮緬色無地≪訳アリ超特価≫ ≪深緑:誂え染≫

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たて絽縮緬色無地≪訳アリ超特価≫ ≪綺麗な渋い茜:誂え染≫

 

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たて絽縮緬色無地≪訳アリ超特価≫ ≪藍ブルー:誂え染≫

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■ 絽のちりめん:変わり無地色無地≪訳アリ超特価≫ ≪サーモンピンク:誂え染≫

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絽のちりめん:変わり無地色無地≪訳アリ超特価≫ ≪モカベージュ:誂え染≫ 

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絽のちりめん:変わり無地色無地≪訳アリ超特価≫ ≪優しいレモンイエロー:誂え染≫

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絽のちりめん:変わり無地色無地≪訳アリ超特価≫ ≪若草グリーン:誂え染≫ 

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色無地でも今年大人気なのが、珍しい簾模様で織られた反物です。

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■ 夏の色無地着物:反物≪訳アリ超特価≫ ≪五泉の6:4スダレ段絽「名門小熊機業謹製」≫

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次は夏場や単衣のお茶会着物にお薦めで、上品なボカシ染をした人気のあるほら絽です。

■ 五泉小熊機業:ほら絽染着尺≪訳アリ超特価≫ ≪夢幻染ぼかし:ブルー≫

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ほら絽染着尺≪訳アリ超特価≫ ≪夢幻染ぼかし:藤にグレー≫

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夏着物としてよりも、塵除けコートや夏の羽織用に使われることが多い高級タテ簾の色無地です。

■ 夏の色無地薄物 ≪五泉のタテすだれ縦絽ブルーグリーン ≫

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五泉のタテすだれ縦絽赤藤パープル 

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五泉のタテすだれ縦絽ブラウン 

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夏の色無地薄物 ≪五泉のタテすだれ縦絽薄レモン≫

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次も単衣着物や夏のお茶会着物として少しオシャレな染のタテ絽です。

 

■ 小熊機業のタテ絽AB反 ≪夢幻モヤぼかし青に紫≫

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小熊機業のタテ絽AB反 ≪夢幻モヤぼかし藤に薄黄≫

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小熊機業のタテ絽AB反 ≪夢幻ぼかしブルーラベンダー≫

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小熊機業のタテ絽AB反 ≪夢幻モヤぼかし青緑にベージュ≫

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同じ生地の高級タテ絽ですが、単色使いで濃淡に色が変わっていく、きれいな色のタテの染め分けボカシのタイプです。

■ 小熊機業のタテ絽AB反 ≪夢幻ぼかし染分けブルー≫

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■ 小熊機業のタテ絽AB反 ≪夢幻ぼかし染分け薄浅葱≫ 

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■ 小熊機業のタテ絽AB反 ≪夢幻ぼかし染分け青藤色 ≫

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■ 小熊機業のタテ絽AB反 ≪夢幻ぼかし染分け若草緑≫

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■ 小熊機業のタテ絽AB反 ≪夢幻ぼかし染分けクリーム≫

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このように、絽の高級素材を上品な色で品良く染上げた品々が、着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)の単衣着物コーナーや、正絹夏の着物コーナーでご覧いただけます。

 

単衣にもお薦めできる、高級呉服店の別誂え正絹長襦袢

2016年3月28日 16時17分

今年の3月は、寒くなったり、暖かくなったりして、不安定な気候に合わせる体調管理が難しいです。

コート無しで出かけたら、

「朝は暖かいのに夜は寒い」

そんなことが度々あり、困ったもんです。

衣替えは6月ですがしかし、、毎年そんなこと言ってられないくらいに5月は暑く、「単衣でないと出かけられない」そんな状況が、近年の当たり前になりました。

5月に単衣着物が必要なら、3月遅くとも4月に作らないと間に合いません。

着物通販の京都wabitasでは、単衣の着物はモチロン、単衣にお薦めできる上質な正絹の長襦袢を、この時期にご用意させていただいてます。

そんな単衣用の長襦袢ですが、単衣に仕立てるにあたって必要条件として、丈夫な素材で、肌触感がサラッとしている、そんな生地を求められます。

着物専門店の呉服屋さんは、昔は自社用に誂えた素材を機屋さんに発注して、烏帽子や楊柳のような生地に凹凸のある縮緬素材を創っておられました。

特別に誂えられた高級素材だけに、贅沢な織になっていて、小売価格も高価で、価値の高い品でした。

そんな高級素材を扱う呉服店がどんどん無くなり、それを期待していた専属の機屋さんも品物を納めることが出来ずに、生地で在庫が残っていたりします。

先日、丹後の機屋さんに行ったら、まさに説明した商品があり、機屋さんもどうにもできずに困っておられました。

生地は楊柳で、素晴らしく良い生地です。

普通の楊柳は、地模様を織り上げる紋楊柳が主ですが、そこにあったのは地模様の無い無地楊柳で、実にしっかりとした生地で、凹凸があるシボが高級感溢れる素晴らしい生地でした。

話を聞くと、どうも扱われていたお店が無くなり、生地メーカーも引き取らず、どうしようもない、ということでした。

それなら、「全て買い取りましょうか」と持ち掛けたら、大変喜ばれて分けていただくことが出来ました。

白のままでもよかったのですが、今回は色物に染めてしまうことにして、京都の染工場で優しい色のぼかし染で染め上げました。

染付きがとっても良く、幻想的な遠山の重ねボカシ染にしてみたのですが、とても綺麗に染め上がりました。

そんな正絹で織った、高級丹後楊柳の別誂え長襦袢を、ワビタス限定のリーズナブルなお値打ち価格でサイトにアップさせていただきました。

今ならと思い、「単衣にもオススメ」というかたちで発表しています。

こんなクラスの生地を一から織ったら、驚くくらいに高くなると思います。

用尺は13.5mあり、単衣でなくても、袷用に仕立てることも出来ます。

上品な色に染め上がりましたので、訪問着・付け下げ・色無地・小紋などの柔らかモノ着物の下に着る長襦袢として、最高の商品が出来ました。

■ 別誂え丹後楊柳長襦袢【単衣にお薦め高級品】 ≪山ぼかし重ね染クリーム「現品限り」≫

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良い色のボカシ染友禅です、染付きがいいので綺麗に染色できました。

シボのある生地をご覧ください。

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地模様が無いので、紋楊柳よりも打ち込みがしっかりとした、最高の生地です。

 

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この凹凸あるシボが、風通しをよくするので、単衣に向くのです。

他4色も上品で素敵な色に染め上がりました。

■ 別誂え丹後楊柳長襦袢【単衣にお薦め高級品】 ≪山ぼかし重ね染薄ピンク「現品限り」≫ 

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■ 別誂え丹後楊柳長襦袢【単衣にお薦め高級品】 ≪山ぼかし重ね染薄ブルー「現品限り」≫

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■ 別誂え丹後楊柳長襦袢【単衣にお薦め高級品】 ≪山ぼかし重ね染ヒワ色「現品限りのお値打ち品」≫

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■ 別誂え丹後楊柳長襦袢【単衣にお薦め高級品】 ≪山ぼかし重ね染パープル「現品限り」≫

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以上の5色に細かく染めてみました。

若い方から中年配やご年配の方まで、全ての着物愛好家の皆さんにお薦めできる、素晴らしい商材の正絹丹後ちりめん長襦袢です。

お茶会や華道などの着物の下にも素敵な上品な長襦袢です。

この長襦袢の反物は、着物通販サイト京都wabitasの長襦袢:略礼装ぼかしコーナーからお求めいただくことができます。

何度も着こなしていくうちに、着物よりも先に傷んでしまう長襦袢は、着物を着こなしていくうえで無くてはならない必需品です。

1着2着と持っていると、より安心です。

正絹長襦袢の着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)

 

タテ絽の着物:夢幻ボカシ染の正絹反物(単衣・夏きもの)

2016年3月10日 9時57分

「絽の着物は、夏用なの、それとも単衣にも着れるの」

こんな疑問を持っておられる着物ユーザーの方が多いと思います。

ご存知のように、暦のうえでは衣替えの月は6月から9月です。

7月20日以降から8月お盆明けまでが、盛夏と言われる時期にあたります。

着物の衣替えは、6月の単衣は裏地を付けて仕立てるものを、裏地を付けずに仕立てる単衣仕立ての着物で、縮緬着物などが多かったのですが、何年も前からは紬のようにシャリ感ある素材を単衣に使われることが多くなりました。

また、紬に負けじと、6月の単衣にも着こなせる柔らか物素材が開発されて、それらを単衣着物と認識するように近年は変わってきています。

しかし、近年は5月のゴールデンウイークを過ぎたあたりから、気温が急上昇して夏のような28度~30度を記録するような暑い気候になります。

そうなると、出来ることなら夏の着物を着たくなります。

でも、ちょっとまだ紗や麻の着物を着るのは早いですよね。

この時期にあった素材の着物選びが、とっても難しいんです。

話を戻して、絽の着物は、夏用か単衣にも着れるのかということですが、

絽の正絹着物を扱う京都wabitasでは、単衣着物として絽の色無地や染着尺をお薦めしております。

着物スタイリストの先生方で、「絽の着物は単衣着物よ」という考えを持っておられる方があるように、絽の着物も単衣に適した着物だと思います。

特に6月は、ほぼ真夏と言っていいくらいに気温が上昇します。

もう夏なんです

初夏と言われた7月初旬や初秋のお盆明けは、今や盛夏と同じで気温は30度を超える酷暑になるときもあるくらいです。

ですので、5月はまだ少し早いかもしれませんが、6月に入ったら絽の着物を着てお出かけするのは、おかしくないのが今の常識です。

今や単衣の期間は、5月後半から10月前半までの5か月半ほどの長期になります。

そんな単衣事情に対応できる着物が、絽の着物だと思います。

絽にもいろいろな種類があります。

盛夏用と言われる駒絽や、単衣用と言われる絽縮緬、5本絽や3本絽にタテ絽など、絽の織物は用途に合わせて様々なものがあります。

着物通販サイト京都wabitasでは、絽の素材は品質の良い最上質な素材を使用しています。

特に2016年に揃えている絽の色無地は、新潟県の織の産地:五泉の機屋、小熊機業さんの品を揃えました。

小熊さんの絽縮緬は、独特のシボがあり色無地にそめて、単衣着物に最適です。

同じように、変り無地縮緬の絽も高級感があり、着心地の良い着物で単衣~夏を通して着こなせます。

ほら絽という変わった絽も、単衣着物や夏着物として着こなせるので、衣替えに重宝する最高級品です。

そして、新たに今年加えた反物が、小熊機業さんで織り上げられた、タテ絽を使った染着尺(反物)です。

生地に上質感漂う素材は、光沢があり絹の特徴を体感できる素晴らしいタテ絽です。

生地の素材感を殺さないよう、寒色系の色使いで濃淡に色を変化させる、タテボカシ友禅を染めた素晴らしい絽の反物です。

全4色になります。

■ 小熊機業のタテ絽A反 ≪夢幻ぼかし染分けブルー≫

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染は京都の友禅染の工房で染めていただきました。全て染職人による、手染加工です。

ブルーの単色ですが、濃い色が徐々に変化して薄くなるような感じで、幻のような色の変化が素敵な透明感ある染め上がりです。

本品はネット価格10万円ですが、同じ規格の生地で、ほんの少しだけ織の難があり、小熊さんの厳しい検品でABランクに規格された生地を使い、同じ染をしたお値打ち価格の品もございます。

■ 小熊機業のタテ絽【AB反】 ≪夢幻ぼかし染分けブルー≫お値打ち価格

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糸印のついているところに何らかの織の難があるということですが、全く分かりずらく、A反と混ざってしまったら検品しても判別できないきれいな商品です。

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訳ありとかではなく、高価な品がいいというならA反を、上質品をA反の半値以下の、お値打ちな品がいいという方は、AB反をそれぞれお薦めです。

続いては、きれいな色目のボカシで染め上がりました。

■ 小熊機業のタテ絽A反 ≪夢幻ぼかし染分け若草緑≫

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鮮やかな若草グリーンを染め上げました。

こちらもAB反の、お値打ち品がございます。

■ 小熊機業のタテ絽【AB反】 ≪夢幻ぼかし染分け若草緑≫

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綺麗ないろですが、薄い色に変わるボカシ染なので、着物に仕立てたら上品で落ち着いた着物になります。

■ 小熊機業のタテ絽A反 ≪夢幻ぼかし染分け藤色≫

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落着きある藤系の薄紫を染めています。

■ 小熊機業のタテ絽【AB反】≪夢幻ぼかし染分け 薄紫≫

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上の画面の糸印がついているところがAB反になった理由です。「全然わかりません」

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■ 小熊機業のタテ絽A反 ≪夢幻ぼかし染分け薄浅葱≫

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ブルーとグリーンの中間にあたる色です。

■ 小熊機業のタテ絽【AB反】 ≪夢幻ぼかし染分け薄浅葱≫ 

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透明感あるタテ絽のボカシ染着尺は、着物通販サイト京都wabitasの単衣の着物コーナーでご覧いただけます。

また、正絹夏着物コーナーでも、同じAB反をお求めいただくことが出来ます。

夏の着物■ 小熊機業のタテ絽AB反 ≪夢幻ぼかし染分けブルー≫

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正絹夏着物■ 小熊機業のタテ絽AB反 ≪夢幻ぼかし染分け薄浅葱≫

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正絹の夏着物■ 小熊機業のタテ絽AB反 ≪夢幻ぼかし染分け若草緑≫

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正絹夏着物■ 小熊機業のタテ絽AB反 ≪夢幻ぼかし染分け≫

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このタテ絽の夢幻ぼかし染着尺は、お茶会の着物としても、ご提案できる絽の着物用の染着尺です。

六月のお茶会きもの、七月のお茶会、八月のお茶会、九月のお茶会着物として、おすすめします。

但し、お茶会の場合は、主催されている方の考えるTPOに従うのが礼儀です。

お茶会はあくまで訪問着や色無地に付け下げ、無地感のとび柄小紋や、格調高い江戸小紋などが基本とされているならば、主催されている先生に、このようなタテ絽の着物でも大丈夫か、問い合わせされて決めて頂くのが一番いいです。

最近は普通に小紋でOKという方が多くなっていますので、気軽なお茶会などには最適な着物になります。

着物通販サイト京都wabitasでは、夏の着物や単衣着物の品揃えに力を入れて取り組んでいます。

正絹絽の高級着物が格安な着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)

 

本麻リネンの和装下着:汗取り肌着「脇に麻わた付きの新製品」

2016年3月4日 13時00分

麻の着物を揃える着物通販の京都wabitasですが、近江の麻で出来たリネン素材の汗取り肌着を毎年サイズを揃えてきました。

今までは、汗を吸収する麻わたが、腰から下前と上前の帯を締める下のところに付けていましたが、2016年の新バージョンは、麻わたを付ける部分を変えて、京都wabitasオリジナルで作り上げました。

それがこちらです

■ 本麻(リネン)汗取り肌着【2016新バージョン】 ≪M寸洗える麻わた両脇付き≫

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■ 本麻(リネン)汗取り肌着【2016新バージョン】 ≪L寸洗える麻わた両脇付き≫

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素材のリネンは麻の中でも、絹や綿に近い優しい風合いが特徴で、チクチクした毛羽たちが少なく、女性の肌着に適した素材です。

肌着自体はリネンですが、汗取りの重要アイテムでもある麻わたは、近江の産地の方々が開発されて特許を出願した「洗える麻わた」です。

今までは説明したように、帯を締めて汗が蒸れそうな腰回りに麻わたを付けてましたが、京都wabitasでは汗をかくところや、汗で不快感を持つところ、汗の流れるところ、少しでも涼しく無駄なく使われているかなど、麻わたの付けるポイントを独自に提案して変えてもらい、各サイズ5枚づつだけ創りました。

では、どこに麻わたが付いているかというと、帯下の腰回りはモチロンなので付けていますが、しかし、

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今までは腰から下前と上前に全部付けていましたが、改良して腰と下前だけに付けました。下前と上前が重なるのに麻わたが両方に付いていると暑くてたまりませんので、上前の余分なところを省いて、下前のみにしました。

 

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そして、もう一つ重要なのが、脇です。

脇汗は夏でなくとも汗を最もかくところです。そして不快感と一番汗をかいて気になる所でもあります。

ですから、そこで京都wabitasでは両脇に麻わた入りの汗取りパットを付けました。

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これを付けることによって、脇にかく汗を麻わたが吸収してくれて、不快感や汗を気にすることが、大幅に減ります。

 

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リネンの汗取り肌着は、単衣の季節から盛夏はモチロン、実は一年中つかっていただける和装下着(肌着)です。

夏なら浴衣でお出かけの時に下にこの汗取り肌着がお薦めです。

正絹着物を着る時でも、せっかく誂えた夏の正絹着物が、脇からできる汗ジミなどで着物が汚れることもあります。

本麻リネンの汗取り肌着は、着物を愛する女性の方々にとって、京都wabitasと近江の産地とが開発した画期的で嬉しい商品です。

この汗取り肌着は、見本的に数枚づつしか作っておりません。

この肌着を実際に着て使った感想をお聞かせいただければと思います。

そうすることにより、汗を大量にかく夏場に、少しでも気持ちよく着物を着て戴けるように更に改良を加えて、究極の和装肌着を創りたいと思います。

この本麻汗取り肌着は、着物通販サイト京都wabitasの麻の【麻の襦袢・肌着・足袋】の⇒【麻の肌着類コーナー】にございます。

麻の長襦袢や下着も充実している着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)

6月の単衣着物に絽縮緬の色無地きもの(反物)ラベンダー追加

12時21分

 

五泉の絽縮緬の生地を使い染め上げた単衣着物用の色無地に、藤色系のラベンダー色が追加でできました。

■ 名門小熊機業:絽縮緬色無地≪訳アリ超特価≫ ≪綺麗な薄ラベンダー:誂え染≫

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絽縮緬独特な凹凸のシボが、肌触感をさらっとした感じにさせてくれる、五泉の高級素材です。

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染付きもよく、年齢も帯の合わせ方次第で、若い方からご年配まで着こなせる色です。

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この生地は五泉の機屋、名門小熊機業さんのAB反です。画像で難のある所を映しているんですが、どこにあるのか全く分からない綺麗な商品です。

 

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【絽ちりめん】はその名の通り縮緬地に絽目を出して織り上げた縮緬素材です。

撚り糸によってシボが生まれ、駒絽に比べて肌触りにシャリ感があり、それでいてふんわり優しくさらりとした風合いで、単衣着物に適した織物です。

6月、そして7月、お盆明けの8月と9月の着物として、お薦めな略礼装着物です。

紋を入れれば格調が高くなり、お茶会着物として一番のお薦め品です。

着物通販サイト京都wabitasでは、絽縮緬の色無地を多数揃えています。

単衣の着物や、夏の着物として、高級品を格安設定で揃えています。

単衣の着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)

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