色とりどりのたのしみ「吹き寄せ」柄
2014年2月10日 15時10分
京都wabitasに新しく入荷された
■?特選よそゆき小紋お誂えプレミアム京友禅:吹き寄せ文様
でも取り上げられている、「吹き寄せ」の柄の、ちょっとした豆知識をご紹介します。
「吹き寄せ」とは?
うつくしい名前で目を引く「吹き寄せ」という言葉。
どういった柄を指すかというと、
松葉、柿の葉、松毬(まつかさ)、銀杏など、いろいろな木の葉が風に吹かれて集まった様子を吹き寄せと呼びます。
秋の季節に関係のあるものが多く、古くから秋?初冬にかけての柄とされていました。
木枯らしに吹かれてさまざまな種類の秋の植物が集まってくる様子を描いた、日本人の繊細な感性が生きた柄、ということですね。
近年の「吹き寄せ」
秋?初冬にかけての柄とされてきた吹き寄せ柄ですが、
最近では梅や桜を添えることが多くなりました。
着用できる季節も少し長くなり、より一層愛される柄へと変化してきました。
いろいろな「吹き寄せ」
着物以外でも吹き寄せを扱った和の商品が人気を呼んでいます。
【冨貴寄(ふきよせ) <赤丸缶>】
和菓子のモチーフとしても親しまれているようです。
細かい木の葉がちらちらと舞っている様子は見ているだけでも風情を感じられますね。