お茶会は普段の気軽なお稽古?初釜など改まった会など様々です。
着て行く着物は、色無地・訪問着・附下・江戸小紋・上品な地空き小紋など略礼装の着物になります。
中でも初釜など最も改まったお茶会には色留袖・色無地・訪問着などに礼装用袋帯を〆る正装になります。
下に着る長襦袢は、淡い色の無地やボカシ染など無地感の上品なモノになります。
特に初釜などになると、正装で高級感漂う着物になりますので、長襦袢もいつも以上に拘りのあるタイプが良いです。
ここでご紹介するタイプは、絵羽付け染の高級長襦袢です。
加賀の訪問着のように手描き友禅と、吊り染加工を用いて染めた吊り染ぼかしをご紹介します。
吊り染絵羽ぼかしの長襦袢は、反物を見るとオシャレ長襦袢のように濃い色使いに見えますが、裾・袖は濃淡を上手く活かし幻想的な綺麗な色使いのボカシ染になっています。
着物の袖から見える感じは、高級感あり上品でオシャレ感もあり絶妙な略礼装な長襦袢で、お茶会にはお薦めです。
藤ムラサキ・抹茶グリーン・ベージュの3タイプをご覧ください。
地味に感じる藤色ですが、クリームや薄いピンク系を吊り染でしか出せないボカシで上品に染めあがっています。

お茶会らしく抹茶をベースにして、優しい色合いのボカシに染まっています。

ベージュの綺麗な濃淡ですので、着物は幅広い色に合わせやすそうです。

このようなオシャレなボカシ染の絵羽付け長襦袢と、もう一つは手描き友禅の絵羽付け長襦袢がこちらになります。
こちらは吊り染に比べ、全体の色も上品な淡い色使いになります。
クリームと藤色をご覧ください、この2色があればどんな訪問着にもあいそうです。
長襦袢らしい優しい色に、手描きで花柄を染めている贅沢な長襦袢です


加賀友禅の色留袖や訪問着などにあわせてもらえる長襦袢です
ピンクではちょっと軽すぎるという方には、これくらいの優しい藤色が良いです


手描き染でしか味わえない色使いが、高級感あり正装にお薦めです。
ここでご紹介しているような絵羽付け模様の長襦袢は製造が年々減りだんだんと貴重な品となっています。
日本の和文化の中でも受け継がれている「お茶の作法」を発表する場の初釜のお茶会は、着物愛好家の方が日頃の練習の成果を見せる場でもありますが、それ用に誂えた着物を着て行く場でもある大事な式典です。
これからもこの日本特有の礼儀作法を習得できるお茶会を、着物を通じて継承していけるよう大事にしていくお手伝いをしたいと思います。
ここでご紹介のお茶会着物にお薦めな長襦袢は、着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)長襦袢コーナーでご覧いただくことができます。
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