近代化をテーマに京都・大阪で美術展開催
2009年7月2日 10時23分江戸時代から三都呼ばれた東京・大阪・京都。このうち隣り合う京都と大阪は東京へ首都が移ったことにより衰退した時期を持つ。
輝きを取り戻したきっかけの一つが、明治政府による国家プロジェクト「内国勧業博覧会」だったことが、
今、近代化をテーマに京都と大阪で開かれている二つの美術展から見えてきているようです。
大阪では、11日まで大阪大学総合学術博物館で「昭和12年のモダン都市へ」展を開催中。
大阪市の電気局と産業部が昭和12年に制作した映画「大大阪観光」を軸にした展示構成。
テーマは「大大阪」です。市域拡張によって面積、人口ともに東京市をしのいだ大正14年頃の大阪市を指すようです。
京都では、京都国立近代美術館で「前衛都市・モダニズムの京都展」を20日まで開催中です。
こちらでは、明治28年を転換点として揚げています。
タイトルのモダニズムは、日本では大正から昭和初期をいいますが、芽吹いた時期はより早く、平安遷都1100年記念祭と同時に第4回内国勧業博覧会が開かれた年だという見方を示してます。
京都展では、近代の京都に花開き、展開した多彩な文化の再考を新たな視点から試みたもののようです。
京都・大阪どちらの美術展も都市の賑わいと活気が伝わってくる数々の作品が展示されているようです。
大阪は日程的に行けるかどうか?ですが、京都展は先日ご紹介した、京都市美術館のルーブル美術館展も行きますんで、近くの近代美術館にも足を運びたいと思います。
7月の京都は、祇園祭・ルーブル美術館展・前衛都市・モダニズムの京都展と催しが目白押しで活気のある7月になりそうです。
以上です。
京都wabitas(ワビタス)