特選京友禅の長襦袢が「少々難アリ」B反処分 ≪四季の音色:紫(新品です)≫

2015年3月9日 18時11分

楽しいデザインを描いた長襦袢の反物を沢山揃える着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)から、京友禅のレトロでオシャレな長襦袢が染加工の時に出来た難のため「少々難アリ」のB反品として処分する品があります。

柄はピアノの鍵盤や、その他楽器が流れるように曲の譜面として描かれている友禅長襦袢です。

■ 特選京友禅長襦袢「少々難アリ」B反処分品 ≪四季の音色:紫(新品)≫

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粋な紫に綺麗に染め上げられたオシャレな友禅の長襦袢ですが、下の画像のようにピアノの鍵盤の所にポツポツと細かな点のように染浸みがあります。

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濃い紫の地色なので、白上げの友禅を綺麗に染めるには、色を抜く抜染という技法でそめます。

これは綺麗に染めるには難しいリスクのかかる染で、上手く綺麗に色が抜ければ完成ですが 、上手くいかなければ今回のように染め難になってしまいます。

地染⇒友禅⇒蒸し水洗⇒整理加工⇒検反

このように長襦袢の場合は表地と異なり工程が少ないのですが、長襦袢や裏地などのように正絹で薄地のデリケートな生地を染めるのは非常に、難しくリスクの掛かる仕事になります。

その時点で難が分かればいいのですが、友禅染した時は綺麗に染めあがっているように見えるのですが、色の発色が上手く染まっているかなどは染めあがって蒸しをかけてからでないと分からいのです。

今回も染めた時は綺麗に染まっているのに、蒸し水洗の工程が終わってからみたら、このように染め浸みが出来ていたというケースです。

蒸しをしているときに空中に浮遊している染料が付いたのか、それとも色が上手く抜けなかったのか不明ですが、このように濃い地色の染は染め難の出るリスクが高くなります。

しかし、幸いなことに中に着る長襦袢なのと、そんなに目につくような「ベトッ」と付いたシミではないので、気にさえしなければ着用には問題ありません。

特にこの友禅の長襦袢は着物ファンの方なら知っておられる方が多いと思いますが、デパートの呉服の催し会や、呉服専門店さんの展示会催事などで6万円~9万円、ホテルなどの高い会場でされる時は15万円などで販売される品です。

それが「少々難アリ」ということで卸価格などよりもお値打ちな超リーズナブルな価格で発表しています。

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柄になっている譜面♪は、「さくらさくら」や「春よ来い」など日本の代表的な民謡の実際の譜面を型で染めています。

デザインだけでなく、着る方の心を癒してくれる語りのある拘りの長襦袢なのです。

現品は4点しかございません

ブログ上には出たままになりますが、京都ワビタスのサイト上からは、現品が全て売り切れ次第と同時に画面サイトから消えます。

売り切れ後にブログを見られた方は、申し訳ございませんが、ご了承願います。

また、現物(反物)の色や柄、それに難の具合など実際の品を見てみたいという方は、【お問い合わせ】フォームからお申し付け下さい。

購入無しに送ることは出来ませんが、見に来ていただけるのでしたら「住所・日時」などを折り返しお知らせ致します。

店の方には他にも小紋やお召しなどの反物が豊富に揃いますので、気軽にお申し付け下さい。

正絹のオシャレな長襦袢が豊富に揃う着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)