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本麻カラー長襦袢「市松のメッシュ地色モノ」2021年の新商品

2021年2月24日 16時07分

まだまだ寒い日が続く2月ですが、中頃は4月の陽気くらい温かくなった日もありました。今年の気候も4月~夏に向けて気温がどんどん上がって「暖かいから暑い」に変わる日が早めに来そうな気がします。

着物通販サイト京都wabitasでは、麻の着物麻の長襦袢麻の肌着など、麻素材の商品が毎年2月末~売れ出して、毎日のようにご注文が入ります。

今年のこの状況ならば、例年以上に麻素材のご依頼が増えそうです。

ということで、麻の品ぞろえに関しては1年中通して変わらずサイトに出していますが、3月前には新しい商品を加えるようにしています。

その一貫で、今年も早速ですが本麻長襦袢の新しい商品が出来上がりましたので、ご紹介させて頂きます。

紋紗や絽の本麻長襦袢は扱ってきましたが、今回新しく出来上がってきた本麻長襦袢はメッシュ地になった生地を染めた色の麻長襦袢です。

綺麗な色、涼し気な寒色、レトロ感ある色、シックな色を創作してみました。

商品はこちらの品々です。

本麻(麻100%)長襦袢:市松メッシュ地(ドビー織)全5色

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シックな濃い色の墨黒と焦げ茶は夏の長襦袢にしては色が少々濃い色なのですが、実は濃い色の長襦袢は着物の透け防止としての効果があることから、ここ数年にご要望が凄く多く人気の色なのです。

■ 本麻洗える色長襦袢反物(水通し加工済) ≪市松メッシュ墨黒(後染)≫

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真っ黒ではなく、少しグレー掛かった墨黒なんです

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ドビー織機で織ったメッシュ地は、紋織のジャガード織機で織ったメッシュ地に比べて地模様の凹凸が少なく、滑りがいいので着やすい素材です。

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もう1色の濃い色は焦げ茶です

■ 本麻洗える色長襦袢反物(水通し加工済) ≪市松メッシュ焦茶(後染)≫

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シックでカジュアル感ある焦げ茶なら、オシャレな着こなしも可能です

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次は落ち着きある中間色でレトロ感ある色です

■ 本麻洗える色長襦袢反物(水通し加工済) ≪市松メッシュベージュ(後染)≫ 

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いい感じのレトロな色に染まりました

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次は少しだけカラフルな色です

■ 本麻洗える色長襦袢反物(水通し加工済) ≪市松メッシュ若緑(後染)≫

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最後にご紹介する色は、一番の寒色といえる涼し気で落ち着きある藤色系です。

■ 本麻洗える色長襦袢反物(水通し加工済) ≪市松メッシュ藤鼠(後染)≫

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グレーという言い方を付けていますが、殆ど青系の藤色です。

上品に涼し気な素敵な色です。

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以上の5色を染めてみました。

本麻長襦袢は夏だけでなく、汗ばむ時期に最適な天然繊維で織られた長襦袢地です。

接触冷感、吸汗吸湿、速乾、抗菌等々、麻本来の天然の機能性に加え、通気性のいいメッシュ地に織ったことで、更に涼し気に和服を快適に着こなせることができます。

モチロン自宅で洗濯して頂くことができます。お届けする際には水通し加工(湯通し)を済ませてあるので、そのままお仕立てして頂けますし、水通ししたことによって糊気が抜けて着やすくなっています。

濃色があるので、色落ちを心配される方がおられるかもしれませんが、本品は色落ちしない染料で無地染していますので、汗をかいても色落ちを心配しなくてもいいんです。

なので、本麻色長襦袢を夏だけでなく、紬の下に着こなしたりして、1年中使っておられる方が増えています。

秋や冬など寒い季節には正絹長襦袢がおすすめですが、夏を中心に単衣の時期に和服を着る際に、下に着る長襦袢は本麻が1番のおすすめです。

着物通販サイト京都wabitasでは、今後も「天然のクーラー」と言われる麻素材の商品をどんどん取り扱っていきたいと思います。

着物通販の京都wabitas(ワビタス)

モダンな牡丹文様の小紋反物

2021年2月22日 14時40分

2月13日、14日に開催しておりましたファミリーセールにて販売しておりました反物を、京都wabitasのサイトにて販売を開始いたしました。

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大柄のモダンな牡丹文様が反物全体に描かれたデザインです。

どのカラーも色使いは一色と花の中心に使われたイエローのみとシンプルな色使いですが

濃淡によって、落ち着いてなおかつ地味になりすぎないようなデザインとなっております。

 

■ 正絹丹後紋意匠小紋【反物】 ≪牡丹:パープル≫

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生地は縦に流れのある絣模様を織った、光沢のある丹後紋意匠の白生地を使いました。

アンティークな模様に流れをもたせるように見せた、国産の紋織の白生地です。

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■ 正絹丹後紋意匠小紋【反物】 ≪牡丹:ブラウン≫

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■ 正絹丹後紋意匠小紋【反物】 ≪牡丹:ブラック≫

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以上の3点は京都wabitasカジュアル小紋のコーナーでご覧いただけます。

モダンな雰囲気の小紋反物の新商品お知らせでした。

新作の織物は、まるで黄八丈

2021年2月5日 17時03分

黄八丈のようにカジュアルな着物として、そして男の着物として新しく織から創作したオリジナルの創作逸品物の織物着尺が織り上がってきました。

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一見すると正に黄八丈と間違えそうな織り上がりです。見た目だけでなく質感や風合いもハイクオリティーな織物着尺です。

今回は女性の方だけでなく、男性の方も含め全ての方に誂えて頂きたく、反物の幅を41cmと広めに織って頂きました。

なのでウェブサイトの方は、【男の着物コーナー】と女性向けの【紬・綾織りコーナー】のそれぞれに同じ商品を出すようにさせて頂きました。

■ 男着物コーナー【長井織物着尺】 ≪茶に黒の縞ストライプ≫

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紬コーナー■ 置賜紬伝統:長井綾織 ≪黒に金茶の縞ストライプ≫

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茶色に墨黒と、黒に金茶の2色を織って見たところ、出来上がりがほぼ黄八丈に似てしまったのに驚いてます。決して黄八丈をコピーしたわけではありません、出来上がりが似てしまうほどハイクオリティーな織物着尺だと思って頂けると嬉しいです。

細かな綾を織ってレトロ感ある色をカジュアルなストライプ模様に織っています。

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織元はこちら指定して山形県の長井まで行って、機屋さんに直接話をして糸から選んだので、誂え織のカジュアルな織物着尺です。

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太さが変わっていくことにより、グラデーションが掛かったようなオシャレな縞模様です。

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新しくワビタスが創作した置賜紬の織物「長井綾織り」の新作を全ての方におすすめ致します。

黄八丈のようにレトロで、黄八丈よりもリーズナブルな創作逸品織物完成のお知らせでした。

着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)