■ 天然素材八寸全通無地帯(仕立て代込) ≪波筬:タサ―ル蚕シルク≫ - 3001193¥129,800(税込)
波筬(なみおさ)と呼ばれる特殊な筬を使用し、よこ糸を波状に織り込んだ真綿八寸の全通帯です。
ヨコ糸の真綿糸に、インド原産で色ムラと織度ムラが特徴的な野蚕糸(やさんし)タサ―ル蚕シルクを一緒に織り込むことで野趣溢れた表状に仕上がった、レトロ感溢れるカジュアルで粋な帯です。
【仕立てについて】
本品は未仕立て状態です、ご注文後に手縫いによる篝仕立てに出します。
【織】
普通波筬を織るのは手織りでないと織れないのですが、本品は米沢織の自動織機を使い、ゆっくり、ゆっくりと、通常の何倍もの遅さにした、半自動織機で織りあげて完成しました。
織るスピードは、手織りよりも若干早い程度のスロー速度にすることで、手織り並みに綺麗にしっかりとした帯に仕上がっています。
無地帯なのに、波筬ならではの波模様になっていて、見た目に織の特徴が出ている逸品です。
【価格】
手織りの帯としてなら安くて30万円、呉服屋さんの催事上代価格なら80万円以上で扱われている逸品物の帯が、自動織機でトライしたことにより、手織りよりもリーズナブルな価格で作りあげることができました。
【用途】
ここ近年、藤布や榀糸をはじめ天然糸の織物が着物通の方々から人気を集めています。最も適した使用時期は、5月後半~夏場~10月上旬の単衣・夏の時です。しかし、近年の異常気象により3月から締めて頂いても違和感なく使って頂ける帯です。
その時の気候に合わせて、紬などに合わせて着て頂けると素敵です