長襦袢:浮世絵 歌川国芳の『猫飼好五十三疋』「池鯉鮒から京まで」
2015年3月5日 13時31分着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)では、正絹長襦袢のオシャレな反物が人気でモダンな柄から古典調子まで様々な友禅の長襦袢を揃えてきました。
今回も新しい江戸の浮世絵シリーズの新たな柄が出来上がりましたので、柄を見せながらご紹介いたします。
柄のモデルになっている模様は、江戸の浮世絵師:歌川国芳の『猫飼好五十三疋』監修の中から厳選したものです。
『猫飼好五十三疋』は東海道五十三次の宿場町を、無類の猫好きな国芳が宿場町の名を猫の仕草で描いた浮世絵で、ユニークで洒落の効いた江戸の浮世絵らしい柄になっています。
※歌川国芳:『猫飼好五十三疋』
日本橋は「二本だし(2本の鰹節=出汁)」、品川は「白顔」、川崎は「蒲焼」などから始まり、最終大津は「上手」、最後の京は「ぎやう(捕まった鼠の悲鳴)」という風に猫の仕草で宿場町名を描いてあります。
この絵柄の中から池鯉鮒~京までの 柄を繋いで1反の長襦袢の中に染め上げたのが、今回の新しい正絹のお洒落な長襦袢です。
着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)■ 正絹長襦袢:反物 ≪ 国芳の「猫飼好五十三疋」池鯉鮒~京≫
レトロな配色で浮世絵をオシャレに染め上げた正絹長襦袢(反物)です。
※池鯉鮒⇒器量
※鳴海⇒軽身
※宮⇒親
※桑名⇒食うな
※四日市⇒寄ったぶち
※石薬師⇒いちゃつき
※庄野⇒飼うの
※亀山⇒化け尼
※関⇒牡蠣
※坂下⇒アカの舌
※土山⇒ぶち邪魔
※水口⇒皆ぶち
※石部⇒みじめ
※草津⇒こたつ
※大津⇒上手
※京⇒ぎゃう(捕まった猫の悲鳴)
以上の柄を組み合わせて友禅で長襦袢に染め上げています。江戸の浮世絵師は国芳はモチロン、写楽や歌麿など洒落の効いたハイセンスな図案をそれぞれの個性で創りあげて今に残してくれました。
そんな素敵な図案から創った創作長襦袢ですが、大島や紬それに小紋やアンティーク着物などの下に着る楽しい長襦袢です。
色はレトロな色を基調にして選んだ2色をサイトで出しています。
画像に出した生成りの色と
白地に墨やグレーなどモノクロなシックな配色の2色です。
■ 正絹長襦袢:反物 ≪国芳の「猫飼好五十三疋」池鯉鮒~京まで≫ 白に墨とグレー
淡彩な白地にモノトーンな配色がとても粋な長襦袢に染め上がりました。
今回は三重~京都までの柄でしたが、始まりの江戸方面からの柄など出来るのか、今後期待したいです。
このオシャレな友禅の長襦袢は京都wabitasの長襦袢コーナーの【おしゃれ用】からご覧いただけます。
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長襦袢(正絹の反物)小紋の着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)