夏の薄物きもの用:絽の居敷当(本麻)

2015年2月28日 15時54分

夏着物の素材は紗や絽など通気性のいい透けるような薄物の素材が多いです。長着に仕立てる時はモチロン単衣仕立てになりますから、気になるのは「お尻のあたりの生地が縫い目で引けてしまわないか」そして「透けて下着まで見えてしまわないか」など、少しでも風通しをよくして涼しさを求められるメリットもある反面このようなデメリットもあります。

6月や9月の単衣キモノには下半身の裏地に正絹や交織などの素材で羽二重などの裏地素材で居敷当を付けるのが多いです。

夏の薄物を仕立てる時も羽二重の居敷当を付けていますが、夏なので通気性のいい素材が欲しいです。

衿裏は絽があるのに、居敷当は絽がありませんから悩みどころだったのが、着物を着られる方の密かな悩みでした。

そんな悩みを今年から解消させていただきます。

そう、夏の着物用に絽で織り上げた居敷当が完成したのです。

しかも素材は天然素材の中でも最も夏に適した本麻です。

通気性、吸湿性、吸汗性、速乾性、サラッとした肌触り、全て夏に適しています。

しかも洗うことも可能ですので、小千谷や近江の麻の着物の裏に使えます。

裏地と言えど馬鹿には出来ない、必需品の完成です。

■ 夏の着物用裏地 ≪本麻:絽の居敷当≫

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涼しげな素材で爽やかな白の絽で織り上げています。

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夏の着物用:本麻絽の居敷当は着物通販サイト京都ワビタスの夏の着物や裏地などのページでそれぞれご覧いただくことができます。