格式ある葵文様の着物:プレミアム京友禅よそゆき小紋
2014年9月22日 15時49分一般的に着物の中で小紋は普段着に該当しますが、現在は色や柄、そして染め方によって「よそゆき小紋」、「オシャレ小紋」、「カジュアル小紋」に分類されます。
1色で染めている江戸小紋などは柄によってはオシャレ着物としてや、お馴染み江戸三役や江戸五役などの裃に用いられた柄は紋を入れて略礼装の着物として扱われます。
今回は、京友禅による「よそゆき小紋」の定義と新しく出来上がってきた小紋と一緒にご紹介いたします。
よそゆき小紋(きもの)の定義は、柄が古典文様であることです。
古典文様の中でも特に格式ある「吉祥文様」を染め上げた格のある友禅の着物なら小紋でも格調高い帯(礼装の帯)と合わせれば、結婚式などお祝いの席でも着れる着物として着こなせます。
(でも、あくまで小紋は普段着なので、近い親族の場合はフォーマル着物と同じような着こなしは出来ませんので、避けた方がいいです)
吉祥文様の古典柄で描かれた、総柄や飛び柄は帯次第で改まった装い着物としての扱いができます。
吉祥文様の小紋でよく見るのが、宝尽くしや橘に松竹梅や葵文様等、縁起の良い柄や、喜びを表す柄など着物らしい柄が、やはり素敵です。
小紋を専門で扱う着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)では、宝尽くし小紋や吹き寄せ小紋に御所解き文様の小紋など格式高い古典文様を染め上げた特選プレミアム小紋を沢山揃えてあります。
そして今回新たに格式ある文様を飛び柄で染め上げた特選プレミアム小紋が色違いで2色染め上がりましたので、ご紹介いたします。
柄は葵文様で、高級すり友禅で細かな色使いで高級感ある染め上がりになりました。
【葵文様とは】
徳川家の紋として有名な葵の葉模様でゆうめいですが、
京都・賀茂神社の神紋で、この神社との縁で徳川家の紋となったそうです。
江戸時代には徳川一族以外は 葵紋および葵の文様の使用は禁止されたという、格式ある文様です。
茎が長く伸びて葉をつけることから発展する、という意味をもち花の王者とも呼ばれる縁起のいい文様です。
この葵文様の染め上げたプレミアムな特選京友禅小紋をグレーとクリーム系の共に上品な色で誂えました。
使っている生地は、ちりめんで老舗白生地専門店:京都白生地商の大塚謹製の三越ちりめんの格のある生地なので、訪問着にも引けを取らない格式ある小紋着尺です。
■?特選プレミアムよそゆき小紋?≪大塚ちりめん:葵文様≫グレー
2色とも優しい地色で飛び柄の小紋を引き立てています。
飛び柄の小紋は地空き友禅なので、見た目はシンプルに見えますが、この高級摺り友禅は実際柄を見ていただくと、とても手の込んだ細かな色彩の素敵な友禅です。
安価な友禅の小紋では、こんなに素敵な友禅に染め上がりません。糸目から色の濃淡までハイセンスな色使いで丁寧に染め上げています。
総柄も飛び柄も使われている文様によって格式が高く見えますが、同じ文様を使った場合、よそゆきな装い着物なら飛び柄の方がお薦めです。
上品にも見えて、附下にも劣らない格調の高さが小紋なのに感じられます。
このように、京都wabitas(ワビタス)の特選プレミアム小紋は、よそゆき着物として素敵な古典調の創作逸品小紋です。
京都wabitas小紋コーナーでは、このような様々な魅力的な小紋をご覧いただけます。