夏着物:五泉のほら絽色無地「夏のお茶会きものにお薦め」
2014年7月18日 14時17分夏のお茶会には絽の付け下げや訪問着、色無地などの略礼装のきものを着るのがTPO的に正しくなっています。
袷の着物に比べて夏の薄物は生産が少なく種類や柄もちょっと貴重な品になります。
東レシルックなど洗える着物が夏場だけに人気があるようです。
しかし東レの合繊でもやはり着心地や通気性、肌触りは正絹とは違います。
ポリエステルなど合成繊維は洗えるメリットがあっても、汗をかいた時の肌触りが蒸れて不快感があります。
汗をかいたときの一番いい素材は麻ですが、普段着の着物でもある麻はお茶会きものにはタブーです。
お稽古くらいならまだいいかもしれませんが、お茶会の装い着物としては着れません。
「訪問着や付け下げは高価で柄選びが難しい」そういう時に対応できるのが色無地着物です。
色無地は紋を入れることにより格調高い着物になります。
絽の色無地は5本絽などの細かな絽が多いですが、今回ご紹介する「ほら絽」は涼しげで上質な着心地を体感できる素材で、夏のお茶会着物などにお薦めです。
ほら絽は通常の絽に比べてより細かく透かして織り上げた珍しい絽の織物で、最高品質の夏の着物用生地です。
このほら絽を厳選した色で染め上げ、着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)の【絽の着物】コーナーから6色揃って登場しました。
生地を触ったらわかるのですが、絹本来の柔らかで滑らかな優しい風合いを体感できる一押しの上質な着物です。
全色ご覧ください、お好きな色を誂え染めすることもできます。一着持っていると使い勝手がいいのが色無地です。
お茶会・結婚披露宴・お花・お食事会・パーティーなど帯を替えて様々なシーンに着こなしていただけます。
■?絽の色無地:正絹夏着物?≪五泉(小熊)ほら絽:ピンク≫
このほら絽は新潟県五泉の機屋さん、小熊機業さん謹製の名品です
五泉(小熊)ほら絽:色無地 薄山吹
明るめな2色ですが、そんなに派手ではなく、落ち着きある色なので、若い方?中年の方まで着こなしていただけます。
そして寒色系でも少し明るい色目もございます。
絽の色無地:正絹夏着物?≪五泉(小熊)ほら絽:ペパーミント≫
さわやかな色のペパーミントグリーンの素敵な色です。
絽の色無地:正絹夏着物?≪五泉(小熊)ほら絽:薄鶯≫
落ち着きある素敵な色に仕上がりました。
ベージュと利休色の丁度中間色の鶯色です。
絽の色無地:正絹夏着物?≪五泉(小熊)ほら絽:青藤≫
最も寒色系の強い色になります。夏のお茶会着物にふさわしい色です。
そしてもう1色寒色系の色無地があります。
最も涼しげな色に染まりました。
絽の色無地:正絹夏着物?≪五泉(小熊)ほら絽:甕覗色≫
上品に淡い色に染めてみました、グレー掛かった感じが落ちついた色になりました。
この「ほら絽」は新潟県の織りの産地でもある五泉で開発された夏の織物です。
五泉の機屋さんの中でも最も安心できて信用のあるのが小熊機業さんです。
今回のほら絽は小熊さんの謹製品で、とても良質な気やすい素材です。
染めは京都の染め工房で引き染めをして色無地に染め上げました。
1色づつの誂え染めになります。
この夏着物:正絹ほら絽の色無地は、着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)の【絽の着物コーナー】でお求めいただくことができます。
高級素材の夏の色無地きものがリーズナブルな価格で揃っています。