高級縞大島の新柄小紋と「難アリ」処分品

2014年4月9日 11時21分

4/30まで決算月の着物通販サイト京都wabitasですが、今回は珍しく大島の生地を使ったオシャレな正絹小紋を新しく発売しました。

単衣にもオススメな平織のサラサラした肌触りで丈夫な生地の本場縞大島の格子織の白生地を、白大島感覚で小紋柄を染め上げました。

■?本場縞大島小紋:反物?≪蔦唐草:クリーム≫

大島紬は、奈良時代から手紡ぎ糸で褐色紬が織られていたとされる鹿児島県奄美大島が発祥地で、
久米島紬の流れを汲むといわれています。
明治時代から盛んに作られるようになりました。
さらっとした触り心地が暑い時期のお着物にぴったりです。単衣でもお召し頂けます。

歴史ある高級な生地に、蔦の柄を染め上げ、現代的なエッセンスを加えています。
唐草のように伸びた植物柄は、ベージュで縁取られた中に、茶色のグラデーションがかかっており、先端に描かれた木の実がかわいらしい印象を与えます。

クリームというか淡いベージュの本場縞大島の小紋着尺はこれからの季節にはやはり単衣にするのがお薦めです。

色使いも上品でシンプルな柄が素材の良さを邪魔していません。

さらさらした感触がちりめんなどの柔らか物と異なり涼しげで爽快感があります。

白大島のようなベージュの色ともう1色あるのが白大島に更に近い色の生成り色の小紋がこちらですが、こちらの品は「難アリ」B反処分品なんです。

■?本場縞大島小紋:反物《たてシワの難アリB反品》?≪蔦唐草:生成り≫

とても爽やかでいい色の縞大島の小紋が出来上がったのに、残念ながら染めた後に蒸し水洗(すいせん)加工をしたときに出来る折れが治らず、タテにシワができたようになってそのまま残ってしまい、B反で処分するしかない状態となりました。

品物自体は同じ本場縞大島の正絹小紋です。

白に近い生成り色で格子の縞大島を染め上げています。柄の唐草の色使いもシックな色使いでシンプルで小粋な出来上がりとなりました。

「難」の箇所はほぼ全体に自然な感じで入っています。

折れシワの具合はこんな感じです。

幸いなのは染による難物ではないので、遠目には全く分かりません。

近くでよく見ると分かると思います。

反物の真ん中ですので仕立てでは隠せません。「難を承知でもいいから着たい」という方には凄くお値打ちな反物なんです。

現品は1点限りで売り切れ次第京都wabitas(ワビタス)のサイト上から画面も消えます。(ブログ上は画面は残っています)

以上の本場縞大島の小紋は着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)小紋コーナーでご覧いただけます。

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