京の隠れた名店

2008年8月19日 17時01分

烏丸通り鞍馬口を東に入った住宅街の雑踏の中に突然現れるぽかんと空いた空間に変わった門構え(中国風?)の禅寺『閑臥庵(かんがあん)』というお寺が有ります
山門 お堂1
一歩中に足を踏み入れると静寂の中に悠然とたたずむ本堂
                                 本堂 1                                        庭 1         庭 2
手入れのいきとどいたお庭もとは、梶井常修院を江戸時代前期に後水尾法皇に献上されたお寺で後水尾法皇自ら『閑臥庵』と命名し生涯こよなく愛した場所です。
玄武図
お堂の壁には鞍馬口の守り神玄武の絵が飾ってあったりする
そんなお寺で味わう事の出来るお料理が普茶料理といいこれを食した後水尾法皇は当時としては驚くほど長寿の84歳という生涯を全うしたという体に優しい料理です。
中国風の精進料理で、動物性蛋白質を全く含まない薬膳料理にも似た素朴な料理ですが一つ一つが非常に丁寧に調理してあり見てもおいしい食べてもおいしい料理でした。静寂のに包まれた山内で心を休め自然が生んだ栄養をたくさん頂き本当に心体休まる京都ならでわの「はんなり」なひとときを送る事が出来る所『閑臥庵』私のおすすめです。料理の写真を撮るのを忘れるぐらい感動しますよ。

京都wabitas(ワビタス)