小千谷紬の夏着物(反物)「訳あり品」

2016年9月1日 16時47分

着物通販の京都wabitasでは小紋や色無地などの柔らかモノ素材の着物を中心に扱ってきましたが、2年前より少しづつですが、紬などのカジュアルな反物も取り扱い、白鷹のお召しや紬に黄八丈など貴重な日本の織物を揃えています。

そうしてることで、産地の方から「訳あり」の生地などもご提供頂けるようになりました。

そんなお値打ちな生地ですが、今回は本場越後小千谷紬の白生地(白紬)のハイクオリティーな高級紬の反物を入荷することが出来ました。

今は9月(2018年9/1)なので来年用になるのですが、夏物の生地を数点ご提供いただくことができました。

夏紬の生地で、細かなボーダーの模様に織られた小千谷紬です。

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織元は(有)大新織物さんで、薄くてしなやか、シャリ感あり軽く、夏の着物として最高の素材です。

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「訳あり品」といえども、折角の高級素材なので素材感が失われないように、白生地にほんの少しだけ色付けして、涼し気なオフホワイトに染めました。

そんな小千谷紬の夏着尺がこちらです。

■ 本場小千谷紬夏着物 ≪白紬の夏物「訳あり処分」≫

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細かなボーダーにタテ節の糸が入り、レトロ感漂い清涼感ある素敵な反物です。

この色に染めたのは、次の画像のような着物をイメージして色出ししました。

IMG_6688(和楽ムック:森田空美「きもの塾」から)

これは、雑誌:和楽などで活躍されていた着物着付けスタイリスト森田空美さんの「きもの塾」という着物雑誌の1ページで取り上げている夏上布の着物姿です。

無地感の着物を基調とされる森田さんのハイセンスなコーディネートが大好きで、今回の反物もこんな感じになればとイメージしてみました。

IMG_6682(本品と下の着物とは全く別の生地です)

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こんな感じに仕上がれば、涼し気で素敵な夏の着物スタイルが完成します。

小千谷紬は真綿紬のようにまとわりつく感じはなく、サラッとしています。

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透け感もあり、ボーダーの織の凹凸でシボがあり、接触面に風通しができて夏着に適している生地です。

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夏紬というと上布のようにパリッとして硬いイメージですが、この生地は柔らかみがあるのと、ヨコに伸縮性があるので、とても着心地のよさそうな生地です。

下に着る長襦袢の白さが透けて重なり合い、森田さんのコーディネートした着物のように、上品で涼し気な装いの着こなしが出来ると思います。

そんな夏用の本場越後小千谷紬の反物は「訳あり品」ですが、特別大きく目立ったような織難もありません。

ようく検品してみて「これかな」と思う個所は、次の画像で映しだしているような、織り段のように見える所なのかなという感じです。

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一般着物(呉服)市場では、高価な価格で販売されているようですが、本品は「訳あり」ということで大変お求めやすい反物として、京都wabitas(ワビタス)の【正絹:夏着物】コーナーでご覧いただけます。

また、「現品を触って見てみたい」「身体に合わせてみたい」という方は、ショールームに現品がございますので、気軽にお申し付け下さい。

本場越後小千谷紬の夏着尺「訳あり」品でした。

正絹キモノが格安な着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)