塵除けコートに素敵な高級駒紗の染着尺
2016年6月9日 14時39分着物を汚れから守るため、薄物素材の織物を塵除けコートとして使うのが、現在の主流となりました。
20年~30年前の流行りだった、道行コートのロングコートや、西陣織の雨コートなどが、それ用で生産されていません。
その代わりに紗や羅などの薄物素材で織った生地に染をして、単衣仕立ての「スリーシーズン用のコート」として、春・夏・秋に使える素材が人気です。
透けて裏の着物の柄がぼんやりと浮かび上がる、その透け感も人気の一つです。
それと重ね着の着物は、羽織モノが少しでも軽いと嬉しいです。
薄物コートも、ただ薄い織物というだけでなく、軽過ぎず重すぎずな生地が使いやすいです。
着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)では、【薄物コート・羽織】コーナーを設けて品数を増やしています。
今回ご紹介する染物も、そんなスリーシーズンの塵除けコート用に染めたオシャレで上質な商品なんです。
素材は織模様の無い駒紗の無地織を使っています。
産地は薄物素材では最も定評の高い織の産地:新潟県五泉で作られた生地です。
機屋は小熊機業さんで、京都wabitasでも多くの夏物を扱っていますが、とても評判が良くハイクオリティーな駒紗の白生地を使っています。
ただの紗ではなく、駒撚糸をかけた糸を織込んであるので、薄い織物なのにしなやかで、しっかりとした織上がりです。
見た目に似た生地がありますが、この駒紗のように丈夫でしなやかな風合いは、なかなか無いのです。
この駒紗の生地を染めたのがこちらです。
■ 高級五泉の駒紗:染物塵除けコート用AB反お値打ち品 ≪横段グラデーション:藤「撥水ガード加工付」≫
オシャレな染は、パープルをベースにして横段に濃淡で色を変化させ、グラデーションの効いた透明感ある手染友禅です。
1色1色丁寧に色を少しづつ変えて素敵な染上がりです。染職人の匠の技が活かしコートに相応しい染め上がりです。
■ 高級五泉の駒紗:染物塵除けコート用AB反お値打ち品 ≪横段グラデーション:墨「撥水ガード加工付」≫
グレーから墨へ、墨からグレーへとシックな色の変化が素敵な染め上がりです。
■ 高級五泉の駒紗:染物塵除けコート用AB反お値打ち品 ≪横段グラデーション金茶「撥水ガード加工付」≫
オシャレな金茶も茶系に色を変化させて、実に素敵です。
グラデーションが魅力的です。
この駒紗の生地は、タイトルにもありますように、生地の中にいくつか細かな織難があるAB反を使用しています。
例えば下の画像のような織難ですが、近くまでアップして映すと分かる程度で、マークを外してしまうと殆ど何があるのか分からなくなります。
小熊機業さんのAB品は、とてもクオリティーの高い検品で分けられていて、見た目には全く分からずA反と区別がつかない上質な品なのです。
その分リーズナブルなので、とてもお得感がある素材です。
薄物の駒紗をグラデーションの効いた染でコートにすると一体どんな感じに透けるのか気になると思います。
小紋をいくつか重ねてみました
まずはこの縞友禅の無地感小紋ならどうなるでしょう
無地感の小紋でも、こんな感じに透けて更にグラデーションが効いて素敵です。
色が横段に濃淡で変化しているので、色の濃い部分と薄い部分、それに生地白の部分と透け方が変わり柄のようになって面白いです。
斬新な友禅の小紋ならこんな感じで色を抑えるように映り、枝垂れた模様が幻想的に映し出されます。
それぞれに魅力的な透け感が楽しめます。
次は江戸小紋のように可愛い水玉模様を染めた水色の絽の小紋に重ねてみると、これもオシャレに透け感が楽しめます。
グレーがブルーグレーに見え、生地白の所が際立って模様が目立ち素敵です。
金茶と水色の相性の悪い組み合わせですが、逆に素敵な色に変わりました。
薄い色の着物なら
こんな感じに映ります。
↓ ↓ ↓
こんな感じで、透ける素材は使い方でいろいろなコーディネートが楽しめる流行りのアイテムです。
着物通販サイト京都wabitasでは、【薄物コート・羽織】限定でコーナーを設けて、沢山の高級素材を揃えてどれもリーズナブルな価格設定で発表しております。
春から秋まで使えるスリーシーズン塵除けコートが格安な着物通販の京都wabitas(ワビタス)