月別記事一覧2009年3月

明かりをつけましょぼんぼりにぃ?

2009年3月3日 17時26分

今日は3月3日、ひな祭りですね。今日はひな祭りに関するあれこれ…を紹介します。

昔から女の子の成長を願い、邪気を払う日本古来の節句として現在まで語り継がれているお祭りがひな祭り。上巳(じょうし)の節句とも呼ばれています。この上巳の節句は、江戸時代に定められた五つの節供、1/7七草(人日)の節句、3/3桃(上巳)の節供、5/5端午の節供、7/7七夕の節句、9/9重陽の節供、のうちの一つ。節句の節は、時節の変わり目における行事の日の事をさしています。

ひな祭りの由来は、今もある流し雛のルーツに深く関わっています。平安時代に、古代中国の上巳節の風習で3月の初めの巳の日に紙で作った人形を、体に触れてけがれや災いを人形に移し川に流す風習が日本に伝わったのが流し雛の始まり。この風習が宮中で流行した人形遊びの「ひいな遊び」と結びつき江戸時代には川に流さずにひな人形を飾るスタイルに変化し現在にいたったとされています。

飾リ付けは、2月の中旬ごろから遅くとも一週間ぐらい前までが一般的です。この飾り付けが少しくせもので、地方によっては男雛と女雛が反対になるケースがあります。一般的には向かって左が男雛、右が女雛となりますが、関西では向かって右が男雛になります。それぞれ地方により違いがありますので、その地方の人形店などに聞けば間違いないと思います。ちなみに京都は関西スタイルの男雛が右にくるスタイルです。これには色々ないわれがあるそうで一説では昭和天皇の即位が時に京都御所でいつもは向かって左に座るのになぜか右側に座られた。という説からきたとも言われています。

ひな祭りが終わったら、片付けですが、昔からよく「早く片付けないと婚期が遅れる」なんて言い伝えもありますが、人形の為にも出来るだけ晴れた日を選んで片付ける方がいいそうです。4日が晴れていれば一番ですが、それ以外でも出来るだけ早く片付けてあげましょう。

また、子供達に質問されて困らないように菱餅がなぜ3色なのか…お教えしましょう。一番上の紅、これは「桃」を表しています。真中の白、これは「雪」です。下が緑、これは「草」を表しています。3月はちょうど春を迎え、桃が咲き、雪が残って、地面から草がはえる季節。そんな季節の情緒を表現していたのですね。

京都wabitas(ワビタス)

お水取り

2009年3月2日 9時01分

昨日、奈良の東大寺で「お水取り」の本行が始まりました。

「行衆」の方の為に、松明が焚かれるのですが、その火の粉を受けると一年間健康に過ごせると言われているそうです。

今月の14日まで続くそうです。

毎年感じることなのですが、この「お水取り」が始まると、それまで暖かくなりもう春が近いと思う心を一変させるほど、寒くなる京都なのです!

昨日はポカポカ陽気でしたが、今日はもう肌寒く感じます。

しかしこの「お水取り」が終わると、本当の春?が京都に訪れるといわれております。

「暑さ寒さも彼岸まで」と言われますが、少し早い春がもうすぐそこまで来ております。

京都wabitas(ワビタス)

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