Archive for the 'お召し' Category

白鷹の板締め絣お召し【立涌】新しく入荷

2020年11月24日 17時05分

白鷹というと織物が一番に出てきますが、その中でも最も名が知れ渡り、白鷹織の象徴ともいえるのが「板締め絣お召し」です。

着物通販の京都wabitasでも、これまで何度も取り扱ってきた山形を代表する伝統的工芸織物:白鷹板締め絣お召しの立涌柄が入ってきました。

■ 白鷹お召し板締絣手織り ≪米流立涌絣:白黒≫

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亀甲と蚊絣の小さな絣模様を使い、板締めで模様を構成する白鷹伝統製法から生まれた逸品織物です。

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糸を板で締めた状態に染料を流して板締め絣の糸が出来上がります。

本塩沢と白鷹お召の違い。 - じざいや的日常~きものがたり~着物が織りなす素敵な物語

白鷹御召 : 和を着る。楽しむ。はんなりのブログ

この糸を使い、お召し糸、生糸を順に手織りで打ち込むことにより、立涌模様が織り上がります。

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紋織とは違う方法で柄を織るという、正に伝統的工芸織物です。

この板締め絣お召しは、白鷹織の佐藤新一さんの工房で織りあげられた新品です。

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佐藤新一さんは、置賜紬:板締め絣(糸染)の伝統工芸士です。

白鷹お召しはこれまでもご紹介してきたように、生産量が限られているため、数年前でしたら1反織り上がるのに1ヶ月でしたが、ベテランの織子さんが一人、また一人と引退されているため、今では1反織り上がるのに1ヶ月半以上かかる場合があります。

強撚糸(お召し糸)を1本、絣糸を1本、生糸・・・・を手織りで少しずつ繰り返して1日10cm織れれば上出来です。

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そして出来上がった反物は、強撚糸による凹凸のシボがあり、軽くて着心地のいい置賜紬の名品となります。

板締めによる絣の糸つくりにはじまり、織り上がりまで手間暇かけて出来上がる白鷹お召しですが、その織り上がりは「きもの研究家:森田空美さん」をはじめ、着物好きな方誰もが認める名品です。

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白鷹お召しを織る機屋さんは、佐藤新一工房さんと、小松織物さんの二つしかありません。

京都wabitasは、どちらも応援していきたいと思います。

現在は、小松織物さんと佐藤新一工房さんの白鷹の板締め絣お召し全部合わせて4点ございます。(モチロン今後も入る予定です)

■ 白鷹お召し板締絣手織り ≪七宝:生成り(反物)≫

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■ 白鷹お召し板締絣手織り ≪米流市松絣:白黒(反物)≫

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■ 白鷹お召し板締絣手織り ≪米流蚊絣:黒地(反物)≫

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白鷹お召しをお探しの方は、着物通販京都wabitasのサイトもしくは、京都wabitasのショールームをご利用下さい。

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京都にあるショールームでは、白鷹お召しを直に触って確かめて頂くことができます。このほかサイトの商品も常設していますので、気楽にリラックスしてご覧頂くことができます。

京都へお越しの際には、是非京都ワビタスのショールームへお立ち寄りください。

着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)

男着物用正絹織物着尺「訳あり品」追加

2020年11月13日 17時28分

着物通販の京都wabitasでは、男着物の良さを今以上にもっと広めるため、品揃えを増やし続けています。

お召し・綾織り・紬を中心に織物から染物まで沢山の男着尺(反物)を集めてきました。

産地を山形(米沢~白鷹)、京都(丹後・西陣)、新潟(小千谷・五泉)に限定して、上質で粋な反物を創ってきました。

そんな数々の品を京都ワビタスの【男の着物】コーナーでご覧頂くことが出来ます。

最近新設した「訳あり品」コーナーには、高級お召しを中心に「少々難ありB反」を通常品よりも更に格安でお求め頂くことが出来ます。

只今なんと40点以上の正絹男着尺が「訳あり品」でご覧いただけます。今回も数点追加しておりますので、ご紹介致します。

■ 男着物【正絹お召し】「少々難あり」B反処分品 ≪米沢織紋お召し:鼠に黒≫

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米沢で織られたオシャレな紋お召しです。

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このおしゃれなお召しが下の画像を見て分かるように、タテにうっすら織筋があります。

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■ 男着物【正絹単衣着尺】「少々難あり」処分特価 ≪サッカー織ストライプ:黒≫

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軽くて凹凸のシボのあるサッカー織の生地で作った反物のB反です。単衣着物に誂えて持っておいていただくと、その時期が来れば必ず重宝します。

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黒なので羽織にするのもアリです。そんなに目立たない織り難なので価値ありです。

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■ 男先練りお召し【シケ染】 ≪墨茶:挿し筋ありAB反≫

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丹後の生地を染めたシックで粋な染着尺です。

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シケ刷毛を使ったシケ引き友禅、引き染ぼかし、引き染無地など、手の込んだ染です。

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途中に織による経糸の挿し筋が薄っすらと出ているところがあります。

生地は壁格子を織った先練りお召しの生地です。先練りした特駒撚糸を使っているので、シャキっとした風合いです。

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この他には、男性には少しカラフルな色の男着尺のB反品も今回加わりました。

■ 男着物【正絹綾織着尺】「少々難あり」B反品  ≪金茶系の黄色≫

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落語家さんをはじめ、最近はこのような少し派手目な色も男性のユーザー様からご要望があります。

■ 男着物【正絹綾織着尺】「少々難あり」B反品  ≪玉虫グリーン≫

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■ 男着物【正絹お召し】「少々難あり」B反処分品 ≪米沢綾織お召し:青緑≫

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そして、この訳あり品コーナーには、夏物など薄物素材の着尺もございます。

■ 正絹薄物夏着尺:綾織り40cm幅(夏物) ≪米沢織少々難ありB反品格子≫

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このような米沢で織られた薄物の織物着尺です(生地幅は40cm)

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今回もこのような品々を含め数点追加しております。

モチロンこの訳ありの男着尺も、全てショールームにありますので、直に現品を見に行きたいという方は、ショールームへお越しください。

着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)

お召し:紅花の面影(米沢織の本お召し)

2020年11月12日 13時40分

お召しや紬など、織の産地:米沢で見つけた、ハイクオリティーで上品な紋お召しです。

■ 特選お召し着尺【米沢織】 ≪華紋「紅花の面影」≫ 

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オフホワイト地に淡い透明感あるブルーで模様を織った、光沢ありエレガントな高級紋お召しです。

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寒色を上品に使って無地感の上品な織り上がりです。

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紋お召しの特徴でもあるのですが、見る角度によって色彩が変わり素敵ですよ。

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この模様になっている柄ですが、山形の名産:紅花の花を上から見た時のイメージを図案にして紋紙を作り、紋織の織機で織っています。

本品は、緯糸にお召し糸(強撚糸:八丁撚糸)を使っているシボのある本お召しです。

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画像を見て分かるように凹凸のシボがあり、強撚糸を使っているのが分かります。

シボのある本お召しは、丈夫でシワになりにくいというのが特徴です。本品は紋織なので更にシワになりにくい上質の御召しでもあります。

また、凹凸があることから単衣の着物にされるという人もおられます。

そういう風にいうと単衣着物なのかと勘違いされる方がありますが、そうではなく袷にも着こなせますし、単衣にも着こなせるということです。

色無地着尺のように上品なお召しなので、お茶会の着物にも着こなして頂けますし、卒入学式の時に着物を着られるのであれば、おすすめの品です。

フォーマル的な帯を合わせればセミフォーマルな装いになりますし、カジュアルな帯を合わせれば、普段のお出かけ・観劇・お食事会などにも着こなせる万能キモノになりそうです。

もう1タイプ

■ 特選お召し着尺【米沢織】 ≪紅七宝「紅花の面影」≫

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同じ織の本御召し着尺ですが、模様と色が変わりました。

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このお召しの柄も紅花の柄をアレンジして織った作品です。

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先程は紅花を上から見たイメージでしたが、この着尺の柄は紅花を有職文様でもある七宝文様にアレンジしているそうです。

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七宝繋ぎの柄と同じように、紅花七宝柄の幾何学模様になった素敵な模様を、薄い若草色の糸で織りあげて、落ち着きある上品な着尺に完成しています。

こちらもお召し糸(強撚糸)を使っているので、生地にシボがあります。

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今回は新しく入荷した、紅花の花模様を使った山形ならではの2点の御召し着尺をご紹介させて頂きました。

お召しは織物の中で最も格の高い織物として扱われていますが、それは全ての御召しということではなく、本品のようにお召し糸で織りあげた本お召しのことをいいます。

織物の良さを体感するには、お召しが最適です。

京都ワビタスでは、女性・男性共に高級お召しを扱っています。

これからも本物の良さを追求して、いい品を常にリーズナブルな設定で揃えていきます。

本品は京都ワビタスお召しコーナーでご覧頂くことが出来ます。

着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)

男着物に「訳あり品」コーナーを新設

2020年11月6日 15時52分

着物通販サイト京都wabitasは常に男着物の品揃え・取り扱い日本一を目指しています。そのため丹後や米沢の機屋さんでモノ創りした商品が毎月のように入荷してきます。その中で、たまに入ってくるのですが、機屋さんが残しておられる「少々難あり」などの訳ありB反品も、同じように仕入れるようにしています。

反物の中に幾つか織りキズ、織り段、織筋に織汚れなどあるのですが、そのほとんどは仕立てしてしまうと分からないので、枚数が必要な方などには凄く重宝がられています。

そんな訳あり品ですが、出れば夏物・袷物関係なく全て頂くようにしているので、今までにも増して入ってくるようになりました。

なので、それなら「訳あり品」のコーナーを設けて、より見やすくしようということで、新しくコーナーを新設させて頂きました。

まずはワビタスの男物コーナーをご覧ください。(下記のタイトルをクリックすると見れます)

【男の着物、男長襦袢】

この中には、着尺コーナー、長襦袢コーナー、角帯、袴、羽織紐など全部で10コーナーあったのですが、それに一つ加えて≪男着物(着尺)訳あり品≫のコーナーを加えて全部で11のカテゴリーに分けさせて頂きました。

この中には、米沢で織った色々な男物お召しや綾織り、夏物素材に丹後で織ったジャガード織お召しなど、既に40品ほどがサイトでご覧いただけます。

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この他にもまだまだあります。

ワビタスはB反でなくても、普段からリーズナブルな価格で高級反物がお求め頂けますが、それのB反品となると更に格安でお求め頂くことができます。

男の着物は世間的にも高価で、オーナーさん等お金持ちの方しか買えないイメージがありますが、この訳あり品コーナーを利用して頂ければ、普通のサラリーマンの方はモチロン、若い方でも高級織物が、を自分で誂え着物として揃えることができます。

着物通販サイト京都wabitasでは、一人でも多くの方に正絹着物を着て頂いて、その良さを体感して頂きたく活動運営しています。

正絹着物をお探しの男性の方は、是非一度ご利用下さい。

また、ウェブサイトだけでなく、京都のショールームにお越し頂きましたら、サイトで着になる品を直に触って見て頂くことができますので、ショールームもご利用下さい。

着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)

白お召しのぼかし染着尺

2020年10月14日 17時29分

着物通販サイト京都wabitasの小紋コーナーでは、古典柄を染めてる「京友禅小紋」、モダンな柄など染めた「カジュアル小紋」、鮫小紋など無地っぽいタイプの「無地感の小紋」、牛首や小千谷など紬の生地を染めた「紬の小紋」、そして「色無地」、色無地より少しオシャレな「ぼかし染小紋」、これら6種類にカテゴリ分けして小紋(染の反物)を扱っています。

その中から、今回はお召しの生地(先練り白お召し)をボカシに染めた、先練お召しボカシ染着尺に新たに4点新しい色が加わりました。

色無地の延長ラインと言える上品な染物なので、お茶会をはじめ、入学式や改まったパーティーなどに着ていける着物として、重宝される人気の商品です。

今回も4柄の先練り白お召しの生地を、手ボカシの染屋さんに渡して染めて頂きました。

①先練り白お召し:麒麟菊文様

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この白生地を染めたのがこちら

■ 先練お召しボカシ染着尺 ≪麒麟菊唐草文様:モヤぼかし【藤濃淡にクリーム】≫

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二重の浮き織になっているのか、光沢が素晴らしく、染め色の発色が綺麗に仕上がっているのと、相変わらず凄くいい生地質です。

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お召しなので、普通の紋織の縮緬と違い、シャンとした張りがあり、着心地が間違いなくいいのが分かります。

②先練り白お召し:亀甲乱菊

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エレガントに輝く光沢感が素敵な生地を使ってます。色無地でも人気の生地を、綺麗で上品なブルーと若草色の濃淡ミックスのモヤボカシに染めました。

■ 先練お召しボカシ染着尺 ≪亀甲乱菊:流水ぼかし【青と若草緑のミックス】≫

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上品で綺麗な配色のハイクオリティな反物です。

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染が最低2反ロッドなので、この配色であと1反次の生地であと1反あります。

先練り白お召し:桐竹鳳凰紋

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格調高い桐竹鳳凰紋を細かな地紋で織った生地です。

■ 先練お召しボカシ染着尺 ≪桐竹鳳凰紋:流水ぼかし【青に若草】≫

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光沢が際立つエレガントな生地が綺麗な配色で染め上がってきました。

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ラストの1反もエレガントに光沢で地紋が浮かび上がってくる、素敵な地紋の生地です。

先練り白お召し:正倉院文様

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■ 先練お召しボカシ染着尺 ≪正倉院文様:流水ぼかし【藤濃淡にクリーム】≫

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光沢が売りの生地だけに、染色すると凄く染付がよく綺麗です

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この4反が新たに追加されました。

以前からのタイプと合わせると、少しバリエーションが増えてきました。

■ 先練お召しボカシ染着尺 ≪菱菊文様:夢幻ぼかし【青】≫

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■ 先練お召しボカシ染着尺 ≪正倉院文様:夢幻ぼかし【薄黄】≫

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■ 先練お召しボカシ染着尺 ≪菱菊文様:夢幻ぼかし【藤】≫

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ボカシの着物は、癖がなく綺麗な着姿になることから、重宝がられて毎年誂えて頂けるワビタスでも人気の品です。

これ1着持っておくと、あらゆるシーンに対応できるので、本当におすすめしたい反物です。

上品な色彩なので、単衣に誂える方もあります。

長着でも羽織モノでも、用途にあった誂え方で選んでいただければいいかと思います。

着物通販の京都wabitas(ワビタス)

 

 

白鷹お召し板締め絣の七宝が入荷

2020年9月28日 13時46分

お召しコーナーから白鷹お召し入荷のお知らせです。

今回入荷できたのは、白鷹の小松織物謹製のお召しで、以前も取り扱ってました七宝文様の板締め絣の手織りです。

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■ 白鷹お召し板締絣手織り≪七宝:生成り(反物)≫

「追加入荷」 (2020年9月27日)

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1年以上待ってようやく入荷してきた、貴重な1反です。

ご存じの方も多いと思いますが、この白鷹板締め絣お召しは、生産が1反織るのに今では1ヶ月では織り上がらない状況です。1日で10cm織れれば早い方ですが、それが出来るのはベテランの織子さんです。しかし、そのベテランの織子さんが少しずつ引退されはじめているため、新人さんも含めて現在の生産がされている状況です。

そんな置賜紬の伝統工芸でもある板締めによる糸染した絣糸で織る白鷹お召しは、お召し独特のシボがあり、着やすさはモチロン、着姿を見るとレトロ感溢れる素敵な着物として、着物通の方々に人気の逸品物です。

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高級織物なので、袷の着物としてもいいですが、単衣の着物にもおすすめです。

【白鷹お召の解説】

置賜紬の伝統工芸でもある板締め絣という技法は、手くくりでは不可能な、細かく正確な絣模様の糸を染めるのに、板締めによる染色で絣糸を作っています。2反分(約1,400本)の糸を、溝を彫りこんだ絣板の間に挟み重ねて、しっかりとボルトとナットで締めた上げた後、1時間にわたり染料をかけ続けて、絣糸が出来上がります。この絣糸と強撚糸(お召し糸)を交互に緯糸として打ち込むことで、白鷹お召し独特の柔らかい「鬼しぼ」を持った生地に織り上がります。

板締め絣の糸染ができることが、伝統工芸士の証です。糸染も大変ですが、今は説明したように、絣糸とお召糸を交互に打ち込み織りあげる作業が、1反織るのに1カ月半~2カ月かかってしまいます。今織って頂いてる織子さん達が、今後技術を向上させて生産量が少しでも上がれば、より多くの着物通な方に、この素晴らしいお召しを着物としてお召し頂くことができるので、頑張って頂きたいと共に、応援していきたいと思います。

お召しを揃える京都wabitasでは、今後も白鷹お召しをはじめ、いい御召しの反物を扱っていきたいと思います。

この貴重な白鷹板締め絣お召しは、10月1日~の「キモノ決算ファミリーセール」にも常設する予定です。

また、サイトにはお召しコーナーでご覧いただけます。

着物通販の京都wabitas(ワビタス)

 

 

丹後製お召しAB反のお知らせ

2020年9月25日 17時32分

京都ワビタスでは、米沢、白鷹、京都西陣、丹後の各織物産地で、先練り(先染)お召しや、白お召し(後染)を織って反物で揃えています。

主に男性用の反物となると、生地を広くして織らないといけないというリスクと、需要が少ないために、どの産地も生産数はごくわずかしかないです。

では、なぜワビタスの男着物のサイトには沢山の種類の御召しがあるかというと、殆どを誂えとして織ってもらい、その全ての在庫リスクを持っているからです。

問屋さんを介さず、産直で織って頂いてる分、原価を抑えられる代わりに、A反、AB反、B反など織って出来た全ての品を引き取るため、凄いリスクを負うことになるんです。

原価は同じでも、AB反やB反は「訳あり品」として扱い、よりリーズナブルな設定にしています。

今回ご紹介するお召しは、丹後の機屋さんで織って頂いたお召しです。

先練りお召しが2点、先練り白お召しを後染した染お召しが1点です。

■ 男着物お召し【反物】 ≪角通しモザイクAB反:黒に緑≫

◆お値打ち◆

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粋な紋お召しの男物42cm幅の反物です。

「訳あり」の箇所には、「織り合わせにより」ということで印が付いてますが、画像でみるのもモチロン、実際の現品を見ても全く何があるのか分からないような織ムラのようなものなので、正にAB反という言葉がピッタリあてはまります。

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全く分かりません

でも、商品の良さは新品なので変わりません。

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色は少しエメラルドグリーン系の色の格子をランダムな形に織ってあります。

もう1色も同じ柄を織っていますが、経糸を薄い色にしている薄色の紋お召しです。

■ 男着物お召し【反物】 ≪角通しモザイクAB反:生成りに薄紫≫

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これには「スレあり」と書かれて印が付いています。

しかし、このスレも全く目立たないため、画像に写し出すことは無理でした。というか肉眼でも見ても分からないです。

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上品な感じの男性キモノになりそうな、おしゃれなお召しです。

最後にもう1点は、先練りの白糸で織った白お召しの生地を、色無地に染め上げた染物です。

■ 男着物白お召し【無地染】 ≪格子AB反シルバーグレー≫

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元は白生地に錆糸のような織難がうっすらあったのですが、無地染したことによって、殆ど消えてしまった感じです。

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紋織の光沢感が凄く綺麗で上品なシルバーグレーの反物です。

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今回ご紹介の3点は、殆ど気にせずに仕立てることができるAB反のお値打ち品になります。

いい品ばかりなので、おすすめです。

着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)

 

 

男物お召し無地「挿し筋あり」

16時50分

男着物(着尺お召し)コーナーから価値あるお知らせです。

着物通販の京都wabitasが扱う男物正絹お召し(反物)の中でも、セミフォーマル向きな綾織りの無地お召しに、挿しによる織り筋が少し気になる色が1色だけありました。

こちらの商品です。

■ 男着物お召し(反物) ≪米沢綾織お召し:墨鼠「薄っすら挿し筋あり」◆売り尽くし◆≫

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素晴らしい商品ですが、墨色のこの色だけ難物ではないのですが、高級品だけに少し気になるため「訳あり」品に分類してお値打ち価格で販売させて頂くことにしました。

非常に細かく綾を織った艶のいい無地お召しです。

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お茶会や改まった席に出席される時用に着れる着物としておすすめです。

これくらい渋いシックな色、特に墨系の色を無地で織ると、どうしても多少の織り挿しの筋は出てしまうので、世間一般的にはOKとされていますが、お客様がお求め頂て仕立てした後に気づいたとなると問題になると思い、損を覚悟の価格にさせて頂きました。

細かいといっても綾織りにしているのは、少しでも挿し筋が目立たないようにしている、生産者の気遣いが感じられる品です。

長着(きもの)はモチロン、羽織にもおすすめです。

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現在(2020年9月25日)では、在庫は2点となっております。この2点が無くなればサイトからも消させて頂きます。

男性にとって最も素敵なシックな墨グレーの米沢織の無地お召しです。お着物を誂えようとお考えの方には、願ってもない価値ある商品です。

(2020年10月1日~10月31日までの1ヶ月「キモノ決算ファミリーセール」開催します。完全予約制となりますので、ご予約お待ちしております)

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男着物かすみ御召しを復刻

2020年9月18日 8時32分

京都ワビタスでは男性着物用に御召しを多数そろえるようにしてきました。

西陣織の御召し

丹後の御召し

米沢織の御召し

白鷹織の御召し

といった具合に、お召しは男性キモノには欠かせないアイテムとなりました。

そんな御召しの中でも、何年も前から扱っていた高級御召しで、すぐに出て無くなってしまった人気の御召しが、米沢の鈴源織物謹製かすみ御召しでした。

鈴源織物さんがなくなってからその後、ワビタスでは何としてもあの素晴らしい御召しを再現できないか、いろんな産地に行って織ってもらえないかお願いしてみたのですが、殆ど断られました。

理由は、見た目以上に難しいというのと、アイテムが男性用ということでした。

男物となるとどうしても「数が出ない」「長続きしない」「幅が広い」「無地感」という様々なデメリットが機屋さんにあるため、断られました。

どこの機屋さんも、自分の所の機場を継続するため生産性を組まれていて、新たに計画変更が出来ないのと、大きなリスクを抱えることができないのです。

このご時世なので、機屋さんの気持ちはよく分かります。

諦めていた時に、1社だけ米沢のメーカーさんが「やってやれないことはない」というようなことを言っていただきまして、かすみ御召し復刻にむけてスタートを切ることができました。

しかし、いざ色々と取り組んでもらっていくと、その織の難しさが色々とでてきました。

何よりも、サンプルでも何でも織らないと分からないということなので、規格を立ち上げてから「この方法で織ってみます」というように織ってみたら「ああでもない」、「こうでもない」ということで、いろいろと試行錯誤の繰り返しになりました。

試行錯誤しているため、試験織した反物が積み上がるばかりで、メーカーさん機屋さんからすると、本当にしんどいことばかりだったと思います。生産中にできたサンプルの在庫は全て保証して引き取るということで、こちらもリスクを持って挑みました。何度も米沢まで行って状況を聞きながら挑戦は続きました。

そんなことを約2年間繰り返ししていく中で、産地から再度織れた品を見てほしいという要請が入りました。その織上がりは、鈴源御召しとは100%同じという織上がりではなかったのですが、質感、表情などは凄くクオリティーの高い生地でした。まして、「この生地の方がいいのではないか」と思うほどでした。

カスミの光沢感は凄くきれいでした。「ようやくここまで来た」という高揚感と「ほっとした」という安心感が生れたのを、今も覚えています。

それでもまだ試験段階なので、この感じで正に見本を現品織で織ってもらうことにしました。それが織り上がったのが昨年末~今年の初めだったと思います。

夏・単衣用として織った品(絹上布)が出来上がったので先に発表しました。
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絹上布は特駒撚糸を使って透かしのある上質の織物に仕上がっています。

しかし、絹上布は特駒の糸を使ってシンプルに織れたので、言ったら御召しを織るのに比べると楽なんです。最大に難しい袷用の御召しは、使う糸本数も多いのと種類の使い分けが凄く重要になってきます。

こちらが一切妥協を許さないので、生産者側はたまったものではなかったと思います。これも全ていい商品を創り、ユーザー様のお役に立ちたいという想いが強いからです。

夏単衣モノを織りながら、併用しながら出来上がってきた御召しは素晴らしい反物でした。

■ 特選かすみ御召し男着尺 ≪粋なパープル≫

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鈴源御召しには無かった、粋な色合いの紫色です。ヨコに2色の色糸を使っているので、見る角度によってシックな紫に見えたり、ワイン掛かった紫に見えたりします。それに紋織でもないのに綺麗に光沢が出て高級感溢れる御召しとなりました。この光沢感こそがカスミの御召しの良さでもあります。

■ 特選かすみ御召し男着尺 ≪紺に金茶≫ 

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この他、紺、銀鼠、赤(ワイン)などが、最初のぶっつけ本番サンプルで織り上がってきた品です。

御召しは着こなし方によって、フォーマルにもカジュアルにも着こなせるため、現代では男性着物の中でも一番の代表的な商品です。その御召しにも様々な御召しがありますが、着物通販サイト京都wabitasでは、かすみ御召しを定番の中心商品にしていく予定です。

産地のメーカーさん、機屋さんが苦労してサンプル織りして頂いた品を元にして、再度これから色を決めて素晴らしい御召しを創作していきます。

既にベースになる経糸の色は3色用意済なので、あとは緯糸の色が決まれば織り始められます。

色出しが最大に難しいのですが、厳選に厳選を重ねながら最高にいい品に仕上げて、早くご提供させて頂けるように、もう少し汗をかいて頑張りたいと思います。

かすみ御召しは、男の着物として創作致しますが、シックな無地感の着物として男性・女性共におすすめできる反物です。

現在織り上がったお召しは、ショールームに常設中ですし、10月のキモノ決算ファミリーセールでもご覧いただけます。

着物通販サイト京都wabitas(ワビタス)

男の着物:単衣におすすめ絹上布「夏お召し」

2020年8月19日 9時44分

男着物の品揃え及び取り扱い一番店を目指す着物通販サイト京都wabitasですが、取り扱い商品の99%は正絹や本麻といった天然繊維の高級品です。ポリエステルの洗える着物は、ほんの一部しか扱っていません。

そんなワビタスの男着物コーナーには、袷や単衣のどちらにでも誂えることができる「お召し」や「綾織り」に「紬」などの織物を沢山揃えています。お値打ちな「訳あり」B反品も沢山あるので、若い男性のユーザー様も増えています。

そんな男性のお客様が一番悩まれるのが、9月~10月、5月~6月の着物や羽織です。

7月、8月の盛夏の季節には、普段着用に麻着物が一番出て、羽織は正絹の薄物が多いです。

問題は夏物ではなく、単衣の着物です。

お召しや紬を単衣着物として誂えればいいのですが、今年もそうですが夏が長期化しそうで、まだまだ暑さ厳しく、9月に残暑見舞いが出そうなくらいです。この状況は既に5年以上前から始まっているんです。

異常気象が当たり前になった現代では、昔からいわれる着物TPOが、もはや通用しなくなっています。

薄物キモノでも、紗のように透け感が強くなければ、9月はモチロン10月にも着こなせる時代になっていると思います。

ワビタスでも、男性の単衣着物用に夏着物・単衣着物兼用素材で織った反物の取り扱いを、年々増やしています。

そんな単衣着物におススメの反物を改めてご紹介させていただきます。

只今夏物のコーナーで取り扱い中の、「夏お召し」とも言える絹上布の逸品からです。

米沢織の鈴源織物謹製カスミお召しを復刻するために、色々と試行錯誤を繰り返している最中にできた、夏のカスミお召し:絹上布の反物からです。

春夏秋に着れる■ 絹上布・夏単衣着尺 ≪特選かすみ御召し薄物バージョン≫

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お召し機で織った生地は、しっかりとした生地なのに透かしが入って通気性を良くしてあるので、夏の着物、単衣の羽織、単衣着物として最適な生地質になっています。

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透け透けということではないので、単衣着物に丁度いい品です。

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無地感ですが、カスミ模様に細かくグラデーションが掛かったような織上がりが綺麗です。男物の幅で織っていますが、女性の方にも誂えて頂いてもOKな織物です。

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見た目は紬みたいに粋でおしゃれなカスミの織りになっていますが、紬のように纏わりつく感じが全く無くて、サラリとして滑りも良く、質感がいいので着心地は絶対にいいと思います。

これで1着誂えて持っておくと、5月~10月まで計6カ月間(半年)を通して着られるので、凄く重宝する着物になること間違いなしです。

今年の場合は梅雨が明けるのが遅れて、5月~7月は寒かったり暑かったりして全く気候の予測ができませんでした。梅雨が明けると猛暑日が連日つづいてお盆明け尚も真夏です。5月~6月は正絹着物、7月~8月の猛暑期間は麻着物、8月末~10月は正絹着物というような着回しをして頂いては如何でしょうか。

昔からのTPOでは、衣替えの6月と9月の2か月だけの短期間が単衣着物の出番でした。それが今では5月~10月の半年が薄物も含め単衣期間、11月~4月の半年間が袷の期間となりました。

異常気象による気候の変化に合わせて、TPOも変化しています。着物に対する考え方も変わってきていますので、それに対応できるように京都ワビタスでは商品開発しながら、ユーザーの皆様のお役にたてるような通販サイトを目指していきたいと思います。

特に男性キモノはどの産地も生産量が少ないため、今後も産地と一緒になって独自にモノづくりしていきたいと思います。

着物通販の京都wabitas(ワビタス)

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