■ 天然素材八寸全通無地帯(仕立て代込) ≪荢麻:天然色【夏物売り尽くし】≫ - 3001191¥110,000(税込)
¥77,000(税込)
山野に自生する、いらくさ科の多年生植物の茎を繊維にした天然糸(荢麻)で織りあげた、高級八寸の帯です。
夏着物や単衣着物、4月や5月の単衣前の着物に合わせて頂ける、天然繊維の古代調の帯です。
【仕立てについて】
本品は未仕立て状態です、ご注文後に手縫いによる篝仕立てに出します。
【織】
普通天然の苧麻の糸は硬いため手織りでないと織れないのですが、本品は米沢織の自動織機を使い、ゆっくり、ゆっくりと、通常の10倍以上の遅さの半自動織機で製織して出来上がりました。
織るスピードは、手織りよりも若干早い程度のスロー速度にすることで、手織り並みに綺麗にしっかりとした帯に仕上がっています。
苧麻の帯を自動織機で作るというのは、凄くリスクが高く採算が合わないのですが、生産者の努力によって手織りに全く見劣りしないハイグレードな作品に仕上がっています。
ハイリスクな織物なので、自動織機といえども生産量はごくわずかとなっています。
【価格】
手織りの帯としてなら安くて30万円、呉服屋さんの催事上代価格なら80万円以上で扱われている苧麻の帯が、自動織機でトライしたことにより、手織りよりもリーズナブルな価格で作りあげることができました。
【用途】
ここ近年、藤布や榀糸をはじめ天然糸の織物が着物通の方々から人気を集めています。最も適した使用時期は、5月後半~夏場~10月上旬の単衣・夏の時です。しかし、近年の異常気象により4月から締めて頂いても違和感なく使って頂ける帯です。
その時の気候に合わせて、紬などに合わせて着て頂けると素敵です。